《電気代たっか!!!恐怖に近い感情を持ってしまいました》
と投稿したのはタレントの上原さくら(45)。1月19日の自身のブログによると昨年の1月は、1万円足らずだった電気代の請求額が今年は5万円に膨れ上がったというのだ。このような投稿をしているのは上原だけではない。山形県在住の平田さん(仮名・46)は、1月12日、悲愴なツイートをし、SNS上で話題を呼んだ。
電気代が高すぎる!各地から悲鳴
《1月の東北電力の電気料金が、な、なんと、101,822円でした。なんですか?この金額!? 昨年同月は、57,497円。それでも高いと思ってたのに、倍ですよ》
このツイートは驚きとともに拡散され、リプライには共感の声が多く集まった。
平田さんは夫と中学2年生の息子の3人家族。オール電化の一戸建てに暮らしている。今年1月分の明細を見たときの心境を聞いた。
「初めは何かの間違いだと思いましたよ。漏電でもしたのか、機械の故障や事故とかハプニング、ミスでその料金になったと思いましたが、そうではなく……。明細を確認しましたところ、使用電力量が昨年とさほど変わっていないのにもかかわらず金額が倍になっていた。もう呆然としました」
電気の使用状況を聞くと、
「わが家はオール電化なので使用電力量は3000キロワットと他のお宅に比べれば多いでしょうね。ですが昨年の同月はほぼ同じ使用電力量で5万7497円。倍に膨れ上がっているんです。
6台の蓄熱式暖房器とエアコンを利用しており、蓄熱式暖房器は深夜機器割引で使っていました。ところが昨年の3月からその割引が説明もなく終了していたんです」
割引がないので、今は蓄熱式暖房器は使用していないという。
平田さんの元には全国から多くの声が集まっている。
「蓄熱式床暖房を使わずエアコンだけでも7〜8万円の請求が来ている方も。
ツイッターのリプライには、8万円が16万円に跳ね上がった方や、私のように倍額請求されて驚いている人の声が多く届いています」
これから大寒波が来るというのに、電気を思うように使えないのは苦しいところ。この冬をどう乗り越えればいいのか。
1000人の女性に聞いた電気代節約術
1000人の女性にアンケートをしたところ、最も多かった回答は、
「こまめに電気を消す、スイッチを切る、コンセントを抜く」というもの。「逆に教えてください」という回答も多く見られた。ランキングからは漏れたが、ためになりそうな(?)回答を紹介。
「照明をLEDに換える」(31)、「しょうがを多く摂取して身体を温める」(44)、「カーペットをやめて低反発マットレスの上に薄い布団とベッドパットを敷いて冷気を感じないようにする」(57)、「早寝早起きで電気を使う時間を減らす」(30)、「厚着をする」(50)、「なるべく家族みんな一緒の部屋にいる」(45)、「太陽光発電を利用する」(48)。
多くの人たちが節電に励む中、電力会社はどう考えているのだろうか。前出の平田さんは、
「問い合わせをしているのですがナビダイヤルで延々と待たされてつながらない。
待っている間にも料金はかかるし、もっとすんなり問い合わせができる仕組みをつくってほしい。料金変更の説明がWebで自分で調べないとわからないことも、おかしいと思います」
と訴えた。
東京電力は23日、3割の電気料金の値上げを経済産業省に申請した。寒さ対策とともに自己防衛が求められる。
1000人の女性に聞いた私の節電方法
1位 コンセントを抜く、こまめに電気を消す 396票
2位 湯たんぽやカイロを利用する 121票
3位 エアコンの温度設定を低くする 78票
※ネット調査会社Freeasyにて1月24日に20代から70代までの女性を対象にアンケートを行った