佳子さま(28)は“10年に1度の寒波”に見舞われた先週、ご公務などで3度お出ましになった。23日、東京・青山学院講堂で3年ぶりに開催された『第45回聴覚障害児を育てたお母さんをたたえる会』に出席し、手話を交えて挨拶された。
秋篠宮ご夫妻と花の展覧会へ
25日は、姉の眞子さんから引き継いだ『日本テニス協会』の名誉総裁として同協会の創立100周年記念式典にご臨席。
お言葉の際には、テニスの面白さを誰でも味わえるようにラケットやルールがアレンジされた『テニピン』に触れるとともに、自ら手作りしたラケットを披露されるひと幕も。『テニピン』は手のひらにはめたスポンジや段ボールのラケットで、スポンジのボールを打ち合うゲーム。
式典終了後には、引退を発表した車いすテニスの国枝慎吾さんに「試合を見て応援していました。今後はどうされるのですか」などと予定にはなかったお声がけを。
23日、25日の両日は梅の花がモチーフのイヤリングをご着用。カラーコーディネートしたワンピースと相まって“華”を添えられた装いに。
27日は、秋篠宮ご夫妻と一緒に『第71回関東東海花の展覧会』の会場を訪れ、ご観覧。国内最大規模の伝統ある花の展覧会だが、コロナ禍の影響を受けて3年ぶりに開催された。
関東東海地域の1都11県の花の生産者が育てた切り花や鉢物、およそ2000点が展示され、色とりどりの花々をご両親とともに楽しまれた。
佳子さまのスタイルに、ファッションジャーナリストの日置千弓さんはこう語る。
「以前はピンクやパステル系の色で女の子っぽい印象でしたが、総レースや赤の色は大人の女性らしさを際立たせていると思います。
ボートネックやレースのカットワークから覗く肌見せも女性らしい。七分袖は手話の時の腕の動きがきれいに見えて、その場にふさわしいだけでなく、短めの袖は華奢な手首が女性らしさを強調します。また、レースなど薄物素材でシーズンレスな装いは、ひと足早い春の訪れを感じさせます」
さりげなく“自分らしさ”を
日本テニス協会創立100周年記念式典は、昨年10月の『いちご一会とちぎ国体』閉会式ご出席の洋服を着回し。今年の一般参賀は深紅のドレスを着用された。
「赤はパワーを秘めた色で元気が出ないときにいいともいわれますが、若い女性が着られるときは女性らしさ、華やかさを無意識のうちにより発揮したいときに選ぶ色でもあります。赤は、女性が着用したときの色で男性が好むNo.1のカラーという統計もあります。佳子さまは恋をされているのでは? と想像致します(笑)」(日置さん、以下同)
花の展覧会では、配慮とともに佳子さまの自己主張を感じさせる装いという。
「セットアップが淡いベージュの紀子さまのお隣に似つかわしい柔らかいイエローの総レースのワンピースと白のボレロ。色合いを柔らかいものにして“花とぶつからない”“花を引き立てる”ように花への配慮も感じられます。
その一方で個性的なイヤリングが印象的です。凝った細工で、真珠を使いながらもパンクなテイストも入っていて、ダンスをされていた佳子さまのご心情に合うのかなと思います。洋服は紀子さまに合わせていても、さりげなく“自分らしさ”“今っぽさ”を主張されているように思います。“装いは自分で選ぶ”“自分の気持ちに沿う服を選ぶ”。そんな佳子さまの姿勢が感じられます」