《私としてはまったく夫の会社経営には関与しておらず、一切知り得ないことではございます》
1月20日、自身が代表を務める『山猫総合研究所』の公式サイトで“疑惑”についてコメントした、国際政治学者の三浦瑠麗氏。
夫のコンサルタント会社が詐欺容疑で家宅捜索
「1月19日、夫の三浦清志氏が経営する投資・コンサルタント会社『トライベイキャピタル』が、詐欺容疑で東京地検の家宅捜索を受けたことが報じられました。
報道によれば、同社は建設の見込みがないのに、“兵庫県での太陽光発電所の建設”という名目で出資を持ちかけ、約10億円を騙し取った疑いがあるとのこと。
瑠麗さんは公式サイトで“捜査に全面的に協力する”と綴りましたが、具体的な説明はいっさいされていません」(スポーツ紙記者)
一見、夫の会社が起こしたトラブルの巻き添えを食ったかのようにも見えるが、瑠麗氏が経営する会社と夫の会社は同じビルの同じフロアにあり、さらに彼女は過去、著書のなかで『トライベイ』の株式のおよそ半数を保持していることを示唆している。
また、政府の『成長戦略会議』やテレビ番組などで、太陽光発電事業を“猛プッシュ”していたことにも“夫の会社に利益が出るよう仕向けていたのでは?”といった疑いの目が向けられている。
コメントでは《夫を支えながら推移を見守りたいと思います》とも記しているが、『トライベイ』については、同社が出資する太陽光発電事業者が2019年、岩手県奥州市での発電所建設に際して地元住民とトラブルになっていたことも報じられている。
「上層部の判断」で次々と番組出演が見送りに
騒動を受け、瑠麗氏は1月26日、コメンテーターとして出演している情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)の出演を見合わせ、翌27日放送の『朝まで生テレビ』(テレビ朝日系)も急遽欠席。
この対応について、関係者はこう語る。
「彼女が欠席することを『めざまし8』の現場スタッフはギリギリまで知りませんでした。ニュースを扱う情報番組ですから、“出演者に関係しているからといって、話題になっている事件を避けるのはどうか”と、瑠麗さん本人に説明してもらうべきという意見もありました。
しかし、局員のプロデューサーや報道局、編成局のもっと上の人たちとの間で協議が行われ、見送りが決まったようです」(番組スタッフ)
フジテレビは瑠麗氏の出演見送りについて《総合的に判断した》と発表したが、キー局で情報番組の制作に携わったことがある構成作家はこう睨む。
「こういった騒動のケースでは、本人が出演を辞退することが多く、その場合、局としては《本人からの申し入れにより》と発表すればいいだけです。
といいますか、“本人申し入れ”としたほうが局としても責任が問われにくいため、なるべくその形で発表したい。それを《総合的に判断》としたということは、局側から三浦さんに出演休止を申し入れたのでしょう」
華麗な経歴を持つ三浦夫妻の優雅な私生活
東京大学大学院・法学政治学研究科を修了し、鋭いコメントを放つ論客としてテレビに引っ張りだこだった瑠麗氏。夫の清志氏も、出身は東京大学。教養学部を卒業後は外務省に入省し、2003年に当時大学4年生だった瑠麗氏と結婚。
2年で外務省を退職すると、『マッキンゼー・アンド・カンパニー』や『ベインキャピタル』などを経て、2014年に『トライベイ』を共同設立し、その後、代表取締役に就任。2010年には長女が誕生している。
華麗なる経歴を持つ三浦夫妻は、優雅な私生活の様子が知られていた。
「瑠麗さんは2020年11月、日本テレビ系『アナザースカイII』に出演し、避暑地として人気の長野県・軽井沢に所持している別荘を紹介していました。娘さんが3歳になる直前に“自由に走り回ることができる場所を”という思いから土地を購入して、ログハウスを建てたそうです。
番組では、北欧の家具などの高級な調度品が並んでいる様子も取り上げられました。また、彼女はSNSでもことあるごとに“シャンパン好き”を公言していましたね」(テレビ誌ライター)
2022年7月にはツイッターに、
《どんなに忙しくても、昼下がりにはちゃんと歩いてシャンパンを飲みにいくわたし、えらいわ》
と、シャンパングラスを手にして笑みを浮かべた写真を投稿している。
別荘周辺の店舗スタッフは「いいファミリーと思っていた」
そんな穏やかなセレブ生活から一転、“出演見送りドミノ”に陥った瑠璃氏は現在、どんな生活を送っているのだろうか。『週刊女性PRIME』は1月下旬、三浦夫妻の別荘がある軽井沢に向かった。
夏は避暑地として人気のこの地も、冬は厳しい寒さで人気もまばら。別荘の周囲には、雪が積もっている。《三浦》の表札がある夫妻の別荘は高台に位置し、周辺の山々の景色を見下ろすことができる。
近所にある、ふたりが行きつけだというレストランの店員に話を聞くと……。
「昨年の春から夏くらいには来ていましたが、最近は見ないですね。瑠麗さんも旦那さんもマナーはちゃんとしていますし、いつもお子さんと一緒で、傍目からはいいファミリーかと思っていました。騒動には驚いています……」
別荘から数キロメートルの距離にあるガーデニング用品店のスタッフは、こう話す。
「数年前から、暖かい季節には毎年来られていますよ。うちに来るときも、いつも家族3人一緒ですね。特に店員に質問することもなく、スムーズに商品を選んで購入されます。園芸は手慣れたファミリーという印象です」
瑠麗氏が『アナザースカイ』で紹介していた飲食店や書店などでも話を聞いたが、ここ最近は見かけていないという。
歯に衣着せぬ物言いで人気を博す一方、独特な言い回しが問題視されることもたびたびあった瑠璃氏。「我関せず」の姿勢から一転、その口から真実が語られる日は来るのか──。