「おまえ……。俺に借金してるよな。しかも結構な額をしてるよな……」
1月17日、元・雨上がり決死隊の宮迫博之は、お笑い芸人の三又又三に詰め寄る動画を公開した。
ことの発端は2023年の年始。松本人志や有吉弘行など大物芸人への“悪絡みキャラ”で知られる三又に、生活苦疑惑が浮上。近況を聞くため週刊女性が本人に取材したところ、
「現在、借金はありません」
と、答えていたが、実際は宮迫に現在進行形で借金をしていたようだ。
《週刊女性PRIMEさん、これはガチの嘘記事です》と題した動画で宮迫は、
「俺も嘘ってことで、テレビ業界から弾かれた人間でもありますから」
と、2019年に自身が関わった闇営業問題で、金銭を受け取っていないと虚偽の説明をしたことが大問題に発展した過去に触れつつ、三又に向けて、
「ほんまのこと言わなあかんやんか!」とお説教。床に正座させられた三又は「なにも言い返すことはございません」と嘘を認め、小さくなっていた。
振る舞いこそ“激おこ”な宮迫だが、三又を繰り返し“友人”と称していたことから、愛情も伝わってくる。
一方、週刊女性に対して堂々と嘘の発言をした三又。その真意を確かめるため、再取材を申し込むと、本人指定の居酒屋で記者とのサシ飲みを希望。お酒を交えて話を聞いてみると……。
“身内”からの借金はカウントしない
─宮迫さんの動画を拝見しました。どういうことですか?
「だってぇ……。“身内”からの借金は、普通カウントしないじゃないですか。ノーカンですよ」
前回のインタビューでは、記者の目をまっすぐ見ながら、お笑いへの情熱を語っていた三又だが、今回は一転して目をそらしつつ、開き直りの弁を展開。聞けば借金の主な使い道は普段の食費らしく、一度上げた食事レベルを下げられなくなり膨れ上がったという。
現在の借金総額について尋ねると、投資トラブルの渦中にあるTKO・木本武宏を引き合いに出し、
「木本に比べれば、僕の借金なんてかわいい額です。ほんとに」
と、結局明かさずじまい。続けて2軒目の店に移動すると、お酒が回りだしたのか、
「だいたい宮迫さんはお金あるんですから、いいじゃないですか。僕と宮迫さんは生涯付き合っていく仲なのに。小さいですよ。ダサいですよ」
などと、逆ギレとしか思えない不満を漏らしていた。
ひとしきりお酒を飲み、締めのラーメンも食べた三又に、今日のやりとりを記事にしたい旨を伝えると“もっと面白い話がある”と切り出す。
地元・岩手県花巻市の市長になりたい
「実は新年度から、とある大学の特別講師に招かれているんです。それに向けて、今は禁煙したり、本を読んだりと、いろいろ準備しているんですよ。記事の見出しは“三又、大学講師就任!”。これで決まりでしょう」
続けて将来の展望も熱弁。
「いつか自分が生まれ育った地元、岩手県花巻市の市議か市長になりたいんですよね。今じゃ寂れてしまっていて花巻のポテンシャルを活かせていませんから、僕がフェスを誘致したりして、昔みたいに盛り上げたいんです。実現したらもちろん大トリは僕がやりますよ」
2軒合わせて、会計は締めて約1万円。当然のごとく記者が支払うことになり再取材は終了。上機嫌の三又は、店を出てすぐに自分だけに200円のたい焼きを購入し、「今日は近くの知人の家に泊めてもらいます」と、タクシーに乗って去っていった……。
逞しさすら覚える破天荒な生き方は、三又が芸能界で生き残るための最強の武器かもしれない。