「風水において玄関が重要視されてきたのは、仕事や情報の出入り口だったからです。今では仕事の依頼や重要な情報などの多くがスマホから入ってくるようになりました。
さらにスマホには、個人情報や人間関係など身のまわりのことがすべて入っています。スマホはいわば、自分自身でもあります」
割れたスマホ画面は自分をダメにする
そう話すのは、“スマホ風水”を提唱する占い師の富士川碧砂さんだ。
現代ではスマホこそが、運気やエネルギーの出入り口であり、自分にいちばん影響を与える最重要アイテムだという。では、スマホとどう付き合うと開運につながるのだろう?
「風水で家の中を整えるのと同じように、スマホを整えることが大切です。まず、スマホの浄化、邪気よけのためにマイナスの情報はすべて削除し、プラスの情報だけをどんどん入れるようにしましょう。
私たちがいつもスマホを持っている手のひらの真ん中には“気”の出入り口になっている「労宮」というツボがあります。
スマホで人のSNSを見て嫌な気持ちになったり、ネガティブな情報ばかり見ているとスマホに邪気がたまり、自分に悪影響を与えてしまいます」
実は私たちの考えや行動に強い影響を与えているのが、意識の95%を占めているという「潜在意識」。この意識領域をスマホ風水でより良いものに書き換えることで、自然と理想の自分になれるという。
「潜在意識の書き換えに重要なのが何度も繰り返し接すること。スマホは日に何十回、何百回と目にするので、自己暗示効果が絶大!
スマホケースや待ち受け画面で願望成就を印象づけたり、人の名前やフォルダー名に願望を入れるスマホ風水で、なりたい自分を潜在意識にすり込みましょう。
私自身、自分の写真を毎日撮って客観視する“自撮りダイエット”や、カレンダーにダイエット成功の前祝いを書き込むスマホ風水で、4か月で17kgの減量に成功しました」
絶対にNGなのが割れたスマホ画面を放置すること。
「自分は“割れたスマホを持っているような人間”“修理しようともしない人間”と日々すり込むことになり、自分自身を粗末に扱うことにつながります。スマホは自分の分身と思って大切に扱いましょう」
誰でも簡単に取り入れられる「スマホ風水」。とっておきの開運の仕掛けを紹介するので、まずは1つからでも取り入れてみて!
スマホ風水「開運の仕掛け7」
1. 開運スマホケースにチェンジ
毎日何回も目にするスマホケースには、計り知れないほどの自己暗示力があるので、何も考えずに適当に選んでいたらもったいない! 自分の願いを反映させたケースで開運を引き寄せて。
色でいうと金運UPには、「ゴールド」と「イエロー」。「パープル」も仕事運を引き上げて収入アップにつながる。2023年のラッキーカラーである「グリーン」もオススメ。また、キラキラしたデザインや丸い形のチャームも金運を呼び込むポイントに。
オススメ開運柄
【うさぎ・桜】
今年の干支の『うさぎ』は、「飛躍」「再生」を象徴するラッキーモチーフ。また『桜』の「さ」は稲、「くら」は磐座(いわくら)を表し、神が宿るところという意味。どちらも開運パワーが絶大。
【ハート】
ハート形は猪目(いのめ)と呼ばれる文様でイノシシの目を意味している。古来、獣の眼力で魔よけのために使われ、悪いものを追い出したり浄化・邪気払いの効果が。
【金魚・鳥】
金魚は「金余=金が余る」と同じ音であることから金運UPの象徴。鳥は群れをなすことから人間関係をスムーズに。いい情報をもたらして幸運や金運を運ぶといわれる。
2. 自分の願いを待ち受け画面に
待ち受け画面もスマホケース同様、日に何回も目にするもの。願いごとをより具体的に表す画像をセットするのがオススメ。
例えば、将来乗りたい車の画像、住みたい家や街の画像、行ってみたい夢の旅行先の風景などを選ぶ。また、鳳凰など縁起の良いモチーフや、実りの象徴であるフルーツ、桃・みかん・ぶどうの画像も金運アップにつながる。
ちなみに……
富士川さんの最強の開運待ち受け画像はコチラ!
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3. 人の名前は“お願いアドレス”に
アドレス帳に登録している人の名前を「自分の願いや希望」を表す名前に変更しよう。例えば、「私を心から愛している夫」「いつも可愛がってくれる姑」「私を助けてくれる同僚」など。
そうすると、その人から連絡があったときに、その名前を見るたびに自動的に潜在意識が書き換えられる。これはやりとりを頻繁にする人であればあるほど効果的。
また、仲良くしたい人の名前の前にはハートマーク、仕事やお金を運んでくれる人の名前の前にはドルマークなど、名前を考えるのが面倒なときは絵文字をつけてもOK。
4. アプリはお金の用途別に仕分けを
画面に増えがちなアプリのアイコンも、願望ごとにフォルダーを分け、願望を込めた名前をつけることで運気が上昇。お金に関してのアプリであれば、「増やす」「使う」「貯める」と目的別に分ける。
例えば、銀行などお金を貯めるアプリをまとめたフォルダーは「金運アップ」、ショッピングサイトなどのお金が出ていくアプリのフォルダーは「節約成功」、ポイントアプリのフォルダーは「高ポイント」など。
ショッピングサイトのフォルダーは、すぐ目につかないようにホーム画面の3枚目などにすると目にする機会が減り節約効果がアップ。
5. 暗証番号はラッキー数字かゴロ合わせに
言霊と同じように数にも魂が宿っていてエネルギーがある。これを数霊といい、暗証番号を足して運のいい数字は、【15】苦労しないでお金が入る、【24】金運No.1、【31】仕事で収入UP。もっとオススメなのが数字を言葉に置き換えるゴロ合わせに設定すること。
【563939】ゴールドザクザク、【36360181】みるみるお金いっぱいなど。大切なのは番号を打つたびに、この言葉を必ず心の中で唱えること。繰り返し自分の中に刻み込むことで、金運を呼び寄せることにつながる。
6. スマホ内のマイナス情報を削除して浄化・邪気よけ
スマホの浄化にいちばん効果的なのが、マイナスの情報の削除。昔付き合っていた人が忘れられないという人は、だいたいスマホの中にその人の写真が残っていたりする。
元彼だけでなく、うまくいかない人間関係のやりとりはすべて削除を。メールやLINE、電話の履歴。アドレス帳に入っている不要なお店や人の情報も、幸運が入るスペースの邪魔に。
何かの証拠として取っておかなければいけない場合はパソコンにデータを移行してスマホから削除を。
7. “予祝カレンダー”で自己暗示
“予祝”というのは、日本に昔からある開運法で、願いがすでに叶ったことにして、前祝いをすること。スマホのカレンダーに自分の願いが叶う日を設定し、1週間前からカウントダウン。〇月〇日までにお金が入る、仕事が決まる、5kgやせるなど。
設定した日に「祝100万円貯金。おめでとう自分!」などとカレンダーに書き込む。実際に叶わなかった場合は日にちを再設定すればOK。前祝いのプラスの言葉やエネルギーが幸運を呼ぶ。
(取材・文/鈴木恵理子)