「休業はウイルス性の病気になった……と人づてに聞きましたが、これだけ長期間になると、別の理由があるようにしか思えませんよね」
とあるテレビ局関係者がこう話すのは、神尾楓珠について。
「神尾さんは、2022年12月に行われた劇団☆新感線の舞台の最終公演から、芸能活動を休止しています。12月にあったボートレースのCM発表会を欠席し、年明けには音声ガイドなどを担当する予定だった美術展ナビゲーターも降板しています。事務所から何らかのアナウンスがあるわけでもなく、いったいどういう状況なのかわからないまま。ここ2年間は休みなく働き詰めで、“パンク”してしまったとも囁かれています」(スポーツ紙記者)
国宝級イケメンと呼ばれる神尾だが、若手の実力派俳優のひとりでもある。2015年にドラマデビューを果たしてから、役者として、“求められる存在”へと成長した。
過密だった神尾のスケジュール
「昨年3月にWOWOWのドラマ『青野くんに触りたいから死にたい』に出演したかと思ったら、4月期クールのフジテレビの連続ドラマ『ナンバMG5』とテレビ東京の『先生のおとりよせ』にも出演しました。続けて5月からは、神尾さん主演のNHKドラマ『17才の帝国』がスタート。バラエティー番組にもレギュラー出演し、かなりの過密スケジュールをこなしていました」(同・スポーツ紙記者)
神尾は2022年9月からも、日曜劇場『オールドルーキー』(TBS系)やドラマ『階段下のゴッホ』(TBS系)に出演。休業前の最後の仕事となった舞台も、同時期に公演がスタートしていた。
「天海祐希さんや古田新太さんらの大先輩が出演する舞台までは、責任をもってやり遂げたのでしょうが、それで気持ちが切れてしまったのかもしれませんね……」(前出・テレビ局関係者)
そう話し、今年に入ってもさまざまな仕事の予定があったのだと続ける。
「年末から2月にかけては、今夏に放送を予定していたWOWOWのドラマ撮影を予定していたようですけど、これも降板したと聞いています。代役を立てることもなく、ドラマはお蔵入りになるようですよ。今年9月から放送を予定している森七菜さん主演ドラマや来年スタートのNHK大河にもキャスティングされているようですが、大丈夫なのか……」
降板相次ぐ様子から、神尾の健康状態が心配されるが、こんな話が聞こえてきた。
「今年1月17日と18日にボートレースのCM撮影が行われたんですが、そこに神尾くんも参加していたんです。姿を見たときはビックリしました。えっ? 大丈夫なの? って。CM発表会も体調不良でお休みだと聞いていたし、いろいろ報道もされていますし……。仕事の場ですから、懸命に繕っていたのかもしれませんけど、意外と元気そうに見えましたよ」(ボートレース関係者)
1月中旬のCM撮影に参加していた
事実確認のため、ボートレース振興会に問い合わせると、
「神尾さんは1月17日と18日に行われたCM撮影に参加され、予定通り撮影を完了しています」
とのこと。
神尾が元気に仕事をしていたというなら一安心。ただ、ほかの仕事はキャンセルしても、CM撮影だけ参加するってどういうこと?
「CM出演は企業と期間を決めての契約になるのですが、契約内容に違反した場合には、多額の違約金が請求されます。ストーリー性のあるCMですから、出演3年目となる神尾くんが突然抜ければ、さまざまな影響がでるはず。個人的な都合での降板なら支払いはタレント本人がすることになりますし、神尾さんも莫大な“負債”を抱える事態は、さすがに避けたかったのだと思います」(広告代理店関係者)
2月5日に開催された「ヨコハマ映画祭」では、神尾が最優秀新人賞を受賞したが、そこに彼の姿はなかった。ファンが“ナマ楓珠”を見られる日はいつになるのか――。