懸賞達人の“当選のヒケツ”はハガキの書き方だけじゃない!当てまくっている人がやっているのが「懸賞手帳」をつけること。当選記録はもちろん、応募の記録、ウィッシュリストなど日記感覚で楽しみながら記入するのがコツ!
3割を超える当選率を誇り、8年間の懸賞生活で得た当選品の総額は1500万円相当! 懸賞達人主婦としてメディアにも登場しているわこさん。
企業との相性や応募数を手帳で管理
懸賞記録をつけ始めたのは、懸賞を始めて3年目くらいから。毎月の応募数と当選数を把握したいと思ったのがきっかけだった。以降、応募方法、締め切り、賞品などを一覧にした応募記録と、キャンペーン名や当選品などをまとめた当選記録を手書きでA4ノートにつけている。
「記録をつけると、まず当選数などが目に見えてわかるので、モチベーションアップにつながります。さらに、継続した記録を分析することで、“この企業のキャンペーンは狙い目”“この懸賞はネットよりハガキのほうが当たりやすい”といった応募のテクニックもつかめてきました」(わこさん、以下同)
応募数は、月ごとに集計して増減を把握。
「毎月同じくらいの数の応募を頑張ろうと心がけるようになりました。そうすると、毎月、安定した当選数を記録できるようにもなりました」
手帳に記入することでモチベアップし当選率も上がった!
懸賞記録ノートのほかに、普段から使っている手帳にも懸賞情報を記載。マンスリーカレンダーに各懸賞の締め切りを書いている。
「“締め切りまであと○日”が一目瞭然なので、うっかり応募を逃すということがありません。また、コンサートなどのイベントが賞品の懸賞に応募したときは、当選する前から当たったつもりで“○○イベント”と、仮の予定を書き込んでいます(笑)。書くだけでワクワクしますよ」
懸賞初心者でも、ぜひ記録を残したほうがいいと話す。
「まずはノートを1冊用意して、毎月の応募数と当選数をざっくりでいいので記録するところから始めるのがおすすめ。細かく記録するのは、慣れてからでもいいと思います。続けることで傾向と対策がわかるだけでなく、モチベーションも上がりますよ」
【わこさんが記録しているのは】
・応募記録
・当選記録
・応募スケジュール
・当選スケジュール
【わこさんのこだわり】
「必要な情報だけに絞って記録。締め切り日をしっかり把握し、応募数を管理して、当たるコツを分析。当選数の安定を目指しています」
「1つの懸賞で複数個当てる“ダブル・トリプル当選”を狙うためにも、応募の記録は欠かせません」
と話すのは、ハガキ応募を中心に毎月約150もの懸賞に応募している主婦のサキイロさん。
無印ノートをカスタマイズして当選を狙う!
1つの懸賞に同じ名前で複数応募しても重複当選はできないため、家族や親戚などの名前で応募をし、複数当選を目指している。
「誰の名前で応募したかを記録することで、うっかり同名での重複応募がなくなり、効率よく複数当選に挑戦できます。当選品が数種類ある場合は、種類ごとに応募名義を変えます。もちろん、本命の賞品には自分の名前を優先的に書いています(笑)」(サキイロさん、以下同)
懸賞の記録を書くのは、無印良品のルーズリーフ。5年前から毎年同じシリーズを買いそろえ、1年ごとにファイル分けしている。シンプルでスッキリと保管できるのもお気に入りの理由だ。
過去の応募名義を把握し、連続当選につなげる
記録するのは、主に応募記録と当選記録。応募記録は、締め切り月ごとにまとめる。
「月末が締め切りの懸賞が多いので、月末が近づくと“まだ間に合う懸賞はないか”と一覧を見直して、応募数を増やしています」
また、自分の応募傾向のチェックにも役立つと話す。
「全国規模のものより、地元スーパーなどが主催している懸賞のほうが当たりやすい。当選率を上げるため、ローカルな懸賞にもバランスよく応募しているか振り返ります」
当選記録も当てるコツをつかむヒントに。毎年開催されるキャンペーンで、倍率の高い豪華賞品を当てた翌年、当選記録を確認して前年とは違う名義で応募。豪華賞品に2年連続で当選するという快挙も手繰り寄せた。
「記録から、最近はネット応募が当たりやすいことも判明。そこでネット応募に力を入れたら、当選率がアップ!」
【サキイロさんが記録しているのは】
・応募記録
・月別応募数
・当選記録
【サキイロさんのこだわり】
「1つの懸賞で同名の重複当選はほぼ不可能。応募名義を記録し、名前のかぶりなく複数応募。効率よく複数当選を狙います」
“応募の締め切りを見逃さない”ために、見やすい応募記録を心がけているpekoさん。
書きやすさ見やすさにこだわり
まず、応募したいと思う懸賞を見つけたら、締め切り月ごとに分けて情報を記入。そこから、締め切りを見落としやすい月末以外の締め切り日が設定されている懸賞をマーキング。
さらに、指定のスーパーでの買い物が必要となる懸賞を店舗ごとに色分けをするなど、スムーズに応募ができる工夫をして情報整理を行っている。
「専用の応募ハガキがある懸賞かどうかもひと目でわかるように記載しています」(pekoさん、以下同)
使っているのは、pekoさんオリジナルのルーズリーフ。見やすさを重視して自身で考案した表枠が印刷されている。もともとは罫線のみ印刷された市販のルーズリーフを使っていたが、応募&当選記録は続けることが大切と考え、手間なく記入ができるよう、思い切って専門業者に印刷を依頼した。
「過去の応募記録があれば、毎年行われているキャンペーンの時期などがわかり、早めに応募の準備が可能。記録の積み重ねは役に立ちます」
記録することで効率よく買い物リストを作成
さらに、応募記録を確認しながら、懸賞に必要な買い物メモを作成することも大事なルーティンだ。商品名や“対象商品含む〇〇円のレシート”といった応募条件、締め切りなどをメモし、効率よく応募の準備を行っている。
そうして手繰り寄せた当選品は、しっかりと当選記録として一覧化。きちんと残すことで“相性のよい懸賞”を発見できるのがメリットだ。
「“ここのスーパーの懸賞は5回中4回当選している”など、過去の記録を見て分析できます。実績から当たりやすい懸賞を選んで優先的に応募することができますよ!」
【pekoさんが記録しているのは】
・応募記録
・当選記録
【pekoさんのこだわり】
「懸賞は締め切りを逃すとすべてが無駄に。色分け、マーク付けなどをして、大切なことがすぐ把握できるように情報管理をしています」
懸賞を始めた10年前から応募記録をつけているみほぷーさん。“懸賞ダイアリー”と名づけられた手帳には、応募&当選の記録がかわいらしく記載されている。
手帳をダブル使いして買い物も応募も漏れなく!
こだわっているのは、読み返して“懸賞って楽しい”という気持ちになれるかどうか。特に、当選記録には、当選品の写真とともに、届いたときのうれしい気持ちなどを日記として残すようにしている。
「当たりを引き寄せるには、応募し続けるしかありません。スランプなどで落ち込んだときに見返して、また楽しく応募を続けられる糧にしたいので、当選日記にはプラスの感情しか残さないと決めています」(みほぷーさん、以下同)
懸賞で当てたいものをまとめたウィッシュリストもモチベーションアップに一役買っている。
応募方法の幅を広げ当選率アップを狙う
一方、楽しげな当選記録を支えているのが緻密な応募記録。ハガキやネットで応募すると同時に、キャンペーン名、賞品、応募方法などを記入するのがルーティンだ。
「1か月ごとでまとめて、応募数が少ないときは“来月はもっと頑張ろう”と思う原動力になっています。また、応募方法の幅を広げたほうが当選率は上がると思っているので、同じ懸賞で1口目がハガキなら2口目はネット応募にするなど、記録を見て調整できるのもメリットです」
懸賞ノートとは別に、懸賞情報を管理するための持ち歩き用手帳も用意している。
「応募のための買い物リストや締め切り、応募条件などを簡単に書いていて、それを見ながら買い物をするようにしています。
手書きが好きなので、記録はすべてアナログですが、デジタルで管理するのも見やすくて集計しやすいのでおすすめ。自分が記録しやすく、懸賞へのやる気を高めてくれるノート作りを模索してみてください!」
【みほぷーさんが記録しているのは】
・応募記録
・当選記録&日記
・1年の応募&当選まとめ
・ウィッシュリスト
・当選旅行日記
【みほぷーさんのこだわり】
「当選を引き寄せるには運と前向きな気持ちが大切。ハズれたことや、がっかりした気持ちは残さず、ポジティブで楽しい気持ちだけを記録」
取材・文/河端直子