メジャーデビューも果たし、オリコンデイリーチャート1位を獲得したこともある女性アイドルグループ『DEAR KISS』。
「'16年に結成され、メンバーの卒業や加入を繰り返し、現在は4人で活動しています。’16年に発売した初のミニアルバムでオリコンデイリーチャート1位に。'21年にはメジャーデビュー、その後も音楽情報バラエティー番組のエンディングテーマに選ばれるなどの活躍をしています」(アイドル誌編集者)
このアイドルグループに不穏な“事件”が起こっていた。
「昨年12月31日にメンバーのひとり伊山摩穂さんの卒業が突然発表されました。発表の10日前には、今年1月22日に生誕祭を行うことが告知されていたので、ファンを中心にいろいろな憶測を呼びました」(同アイドル誌編集者)
卒業当日、グループの公式ホームページには
《この度、伊山摩穂が本日付で卒業することになりました。急なお知らせとなり、ファンの皆さまや関係各所の皆さまにご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。今まで伊山摩穂の応援、沢山ありがとうございました。》
などの“味気ない”文章が記載されていたのみ。
詳しい卒業の理由は語られなかったが、2月11日、伊山が自身のTwitterを更新。グループを抜けた経緯について告白した。
キスをする形でコカインを…
その投稿によると、昨年12月24日に福岡遠征に行った際、メンバー3人とマネージャー、マネージャーの弟(以下A氏)の5人でクラブへ遊びに行くことに。そこで伊山はA氏と連絡先を交換するとすぐに、“2人でどこかに行こう”といった内容の連絡がきた。ホテルの部屋に戻ってからもその誘いは続き、最終的に伊山はA氏を部屋に招いたという。
そこでA氏は“コカインだ”という白い粉が入った袋を取り出し、鼻から吸引。“これだけで3万円する”“摩穂も一緒にやろう”などといってきたため断ったところ、なんとA氏は口にその粉を含み、キスをする形で伊山の口の中に入れてきた。伊山は唇の麻痺と舌のしびれを感じたという。翌日、伊山は両親に相談し、グループを抜けることを決断する。
所属事務所に事実確認するも回答なし
後日、伊山の父がA氏に事実確認をしたところ、A氏は当初否定していたが、何度もやり取りを重ねていくうちに、事実を認めて謝罪。
一方、A氏の兄であるマネージャーは、自分や事務所は関係がないという主張で謝罪はないようだ。伊山は警察にすでに相談をしているという。
この一連の騒動について、所属事務所のFIFTY−FIFTY株式会社に事実確認を求めたが、期日までに回答はなかった。また『DEAR KISS』の所属レーベルのビクターエンタテインメントに確認したところ
「恐れながら、メーカー側からご回答できる情報はございません」
との回答だった。
《責任感がなく、犯罪を犯している弟を擁護しているマネージャーが私は許せないです》
と怒りを露わにする伊山。一方、『DEAR KISS』は3月21日に日比谷公園音楽堂で新メンバーオーディションの最終審査を開催する。新メンバーを発表する前に、旧メンバーが告発した情報の真偽を、まずは明らかにすべきではないだろうか。