2月14日、乃木坂46の公式サイトに掲載されたのは、メンバーへのつきまとい行為に関する注意喚起だ。
「事務所や各放送局、ライブ会場だけでなく、リハーサルのスタジオなどでもつきまとい行為が発生しているそうです。その行動の悪質さがあまりに目に余るため、該当の人物や車種などを警察に届けて相談しているということです」(アイドルライター)
メンバーの好意を無駄にするファン
これを受け、ファンたちは日々の活動を案じているようだ。
《メンバーや周囲の方々の安心・安全第一で何卒お願いします》
《運営さんどうかメンバーを守ってあげてください》
しかし、その翌日の2月15日、姉妹グループの櫻坂46の身に危険が迫っていたようだ。
「この日は、櫻坂46の5thシングル『桜月』のリリース日でした。ニューシングルのリリース日にはメンバーが渋谷の『TSUTAYA』を訪れて、パネルにサインをしたり、コメントカードを書くのが恒例。あくまでファンサービスの一環なのですが、メンバーの好意を無駄にするファンがたくさんいたんです」(櫻坂46のファン、以下同)
いったい何が起こったのか。
「メンバーが来ることを予測して、入り待ち・出待ちをしていたのです。それも、かなりの人数で、お店の出入り口がほとんど通れなくなるほど。出入り口は2か所あり、どちらから出てくるかわからないため走って移動するなど、一般客や通行人にも迷惑になりそうな行動が目立っていました」
グループのイメージを落としかねない
店内からメンバーたちが出てくる直前には……。
「メンバーを乗せるであろうバスの周りにファンが集結し、目の前の道を塞いでいました。その後スタッフが誘導し、通路は確保されていましたが、店内からメンバーが出てくると近くで見ようとしたのかまた道を塞ぎ、通れなくなっていました」
そこで、渋谷のライブカメラの映像を確認すると、人だかりやスタッフの誘導、メンバーらしき人が小走りでバスに乗り込む様子などが確認できた。別の坂道グループのファンも続ける。
「メンバーがいない時間にサインパネルを見に行ったのですが、近くにいたファンが“私も出待ちすればよかった”などと話していました。推しに会いたい一心なのかもしれませんが、一歩間違えばメンバーの身に危険が及びますし、一般客にも迷惑がかかり、グループのイメージを落としかねないので、マナーは守ってほしいですよね」
櫻坂46のファンは、昨夏の『W-KEYAKI FES.2022』でも、近隣の飲食店への無断駐車などでマナーが問題になったばかり。
「坂道グループのファンは、乃木坂、日向坂、櫻坂とグループを横断して応援している人も多いので、乃木坂46の注意喚起を目にしていた人も多いはず。それなのにこういった事態が起きてしまうのは悲しいですね」(同・前)
メンバーのケガがなかったであろうことは、不幸中の幸いか――。