「おいし~い!」
2月12日、ヒロミが更新したYouTube動画の中で、松本伊代の元気な声が響いた。この動画では、休養中の伊代が“手だけ”出演し、話題を呼んだのだ。
「伊代さんは、昨年11月に行われたバラエティー番組の収録中、企画用の落とし穴から落下した際に腰を負傷。腰椎の圧迫骨折と診断され、全治3か月と発表されています。約1か月の入院を経て、年末からは自宅での療養を始めているようですね」(テレビ誌ライター)
以前のように身体が動かず、悪戦苦闘する伊代を夫のヒロミが支えている。
「伊代さんが自宅に戻ってきてからは、ヒロミさんが完全サポートしているようですね。彼女の移動を支えたり、家の階段に手すりを設置したりと献身的。ファンからも“いい夫婦”と評判です」(同・テレビ誌ライター)
安静中の妻のために、ヒロミはたびたび料理をする様子も公開。
「12日に公開された動画では“ママが食べたいらしくて”と話し、初めての豚汁作りに挑戦していました。伊代さんができあがった料理を食べる様子も映っていましたが、映像で見えたのは鏡越しの手だけ。料理を褒める声こそ元気そうでしたが、ヒロミさんが“(伊代は)ずっと寝ている”と動画内で語ったこともあり、心配の声が上がっています」(ネットメディア編集者)
ふとした拍子にまた骨折してしまう可能性も
今回、伊代の身に起きた腰椎の圧迫骨折とはどんなものなのか。整形外科専門医である、とだ小林医院副院長の小林慎一郎医師に聞いた。
「背骨の腰部分の骨折のことです。背骨というのは、積み木のように骨が積み重なっていますよね。これが、外部からの衝撃など、さまざまな原因で背骨の上下がつぶれるように骨折することを圧迫骨折と称します。一般的には骨粗鬆症の方がなりやすく、伊代さんよりももう少し上の、60代から70代ほどの年齢の方に起こりやすいケガですね」
伊代が“寝たきり”というのは、症状を考えれば自然なことなのか。
「骨折した当初は動けないほどに腰が痛くなりますので、寝たきりとなってしまうこともあります。行う治療はシンプルで、基本的には硬いコルセットと痛み止めで様子を見ます。骨を治すには何より時間経過が必要ですから、慎重に経過を見ることが最も重要ですね」(小林医師)
時間経過で圧迫骨折は治るとはいえ、いざ完治となっても油断できないケースがあるという。
「一度背骨が折れた人は、骨折の再発生率が高いんです。というのも、腰椎の圧迫骨折は骨粗鬆症が原因で骨が折れてしまったという事例が多いので、ほかの背骨も折れやすくなっていることがほとんど。ふとした拍子にまた骨折してしまう可能性もあります」(小林医師)
伊代は'21年にも、ストレッチ中に胸椎を圧迫骨折してしまい、1か月間休養している。今回のケガとの因果関係も気になるところだが、一部では“1月に再入院した”という報道もあった。
「当初の発表どおり、“全治3か月”なら、2月末には完全復活しているはずです。でも、ヒロミさんの動画が2月に入ってからのものだとしたら、まだ“寝たきり”だというのはちょっと心配ですね」(スポーツ紙記者)
松本伊代を直撃、笑顔を向けて語った“経過”
回復の遅れが懸念されるなか、2月16日に投稿されたヒロミのYouTubeでは、伊代の経過が順調なことをうかがわせていた。
「動画では、2月の数日間、ハワイに滞在したことを明かしていました。伊代さんはさすがに同行していませんでしたが、体調について“ママはだいぶよくなってきて、自分でもいろいろなことができるようになってきた”と語っています。ハワイ旅行も、伊代さんに“行ってきなよ”とすすめてもらったとも明かしているので、ヒロミさんの手伝いがなくてもある程度のことはできるということなのでしょう」
とはいえ、本当にあと1週間ほどで完治するのだろうか。真相を確かめるため、2月中旬に都内の自宅を訪れると、お昼を少し過ぎたころ、伊代が姿を現した。
散歩へ行くのか手には杖を持っているものの、足取りは軽く、表情も明るい。声をかけると、記者に笑顔を向けながら対応してくれた。
─腰の具合はどうですか?
「おかげさまでよくなっています。着々と元気になってますよ!」
─散歩はよくしている?
「そうですね。頑張ってしています。お医者さんに“歩いてください”と言われているので、筋肉をつけようということで」
─杖はいつも持っている?
「家の中だと杖はついてないんですけど、外では一応という感じです」
─復帰はいつぐらいになりそうですか?
「時期についてはまだわからないんです。でも徐々に、少しずつ。まだ、おうちでゆっくりする必要がありますけど、今後考えていきます」
そう話しながら自宅周辺を5分ほど歩くと、家の中へ入っていった。
復帰に意欲的な様子が伝わってきたが、バラエティーなどでの“完全復活”は……。
「伊代さんに骨粗鬆症などがないか、あってもきちんと治療をしていることが前提にはなりますが、骨がくっついて体力が戻れば特に行動の制限はありません。通常のトーク番組などの出演には支障はありませんし、例えば“落とし穴”も、本人がやりたいということであれば、担当医にもよりますが可能ではないでしょうか」(小林医師)
改めて伊代の所属事務所に現在のケガの具合を問い合わせると、
「松本は現在、ライブなどでまたファンの皆さまの前に元気な姿を見せられるように、リハビリを頑張っております。杖に関しては、お医者さまから転倒防止のため、ひとりで外に出るときは持つようにと言われております」
とのことだった。
“センチメンタル”な表情ではなく、早く公の場で笑顔を見せてほしい。
小林慎一郎 『とだ小林医院』副院長、整形外科専門医、産業医。大学病院や関連病院で診療にあたり、年間200件以上の手術を手がけた実績を持つ
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【出演】
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【パーソナリティ】
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