「華原さんと元夫は、昨年2022年5月18日をもって、正式に離婚しております」
2月15日、華原朋美が代理人弁護士を通じて、離婚していたことを書面で発表した。
「元夫の大野友洋氏が社長を務める芸能プロダクション『伝元』との契約も昨年12月31日付で解消していたことも同時に発表しました。昨年12月に発売された『週刊文春』では、華原さんは離婚と退社の意向を示しており、元夫に絶縁宣言も。所属事務所を離れたということで、公私ともにパートナーとしてやっていけないという彼女の気持ちが伝わってきます」(ワイドショースタッフ)
小室哲哉のプロデュースで、平成を代表する歌姫として'90年代後半に大ブレイクを果たした華原。しかし交際していた小室との破局後は、度々奇行が報じられるようになり、休養を繰り返すなどトラブルメーカーとして知られるように。
「'19年8月には外資系企業に勤める一般男性との第1子を出産したものの、未婚の母になることを選択しました。その後、長年所属していた芸能プロダクションを自らの申し出で退社。'19年に出演したイベントの仕事を通じて知り合った元夫が経営する会社に所属し、'21年8月に彼からのプロポーズを受けて結婚したんです。ラブラブな結婚会見を行うなど、当時は幸せそのものだったのですが……」(イベント会社関係者)
見抜けなかった元夫の嘘
そんな2人の関係に亀裂が入るきっかけとなったのが、昨年5月に『週刊文春』で報じられた、元夫が前妻に行っていたDV疑惑だ。
「大野氏は華原さんには初婚だと伝えていたのですが、実は7歳年下の女性と結婚歴があり、3人のお子さんがいることが明らかになりました。さらに前妻には骨が変形するほどの暴力を振るっていたという証言も掲載されたんです。当時、華原さんは自ら記者に電話をかけ“(夫に)子どもは1人もいません。今まで結婚したこともありません。どうぞ調べてください”と伝えるほど、元夫のことを信じ、かばっていました」(スポーツ紙記者)
しかし報道から4日後の5月14日、華原は自身のYouTubeで、『週刊文春』の報道が事実だったことを認める動画を公開することに(現在は削除済み)。
「“プロポーズを受けた際に戸籍謄本を見せられ初婚だと伝えられた。私は騙されて結婚してしまった”とコメント。“子どもがいることを知っていたら、結婚はしていなかった”と本音を漏らし、元夫の嘘を見抜けなかったことを後悔していました」(ネットニュース編集者)
今回の発表によると、この動画の公開から4日後に離婚していた華原だが、関係者からは戸惑いの声も。
「離婚したとされる日の後にも、SNSでは大野氏とイチャつく写真をアップしたり、仕事現場でも仲よく談笑する姿が目撃されています。離婚していたことを『週刊文春』に報じられた際も、記者の直撃に“していたら一緒にいないでしょうよ”と否定していましたからね。彼女は定期的にメンタルが安定しない時期があるのですが、そのモードに入ると発言が二転三転することも珍しくないんです。だから離婚したという発言に関しても、周囲は“離婚したくなるぐらい、元夫の隠し事が許せなかったのかな”ぐらいで、本気にしている人は少なかったです」(前出・イベント会社関係者)
代理人を務める弁護士に離婚理由を聞いてみた
華原は元夫の嘘発覚以降、極度の人間不信に陥っているようだ。
「文春の報道以降は、“夫に騙された。もう誰も信用できない”と、両親や兄弟にすら心を開けなくなったようです。離婚後は仕事をこなしながら女手ひとつで子どもを育てているのですが、保育士のことも信頼できなくなってしまったようで、仕事のない日は子どもを保育園に行かせず、2人で家にひきこもっているような状況です」(華原の知人)
誰にも相談できず、1人で悩みを抱えていた華原。しかし子どもを育てるためにも仕事をこなさないといけないため、新たなビジネスパートナーを探していた時期もあったという。
「華原さんほどの知名度と実力があれば、仕事はいくらでもありますからね。ある事務所が華原さんの受け入れ先として手を上げて、イベント出演の提案をしたそうですが、以前同じようなイベントに出たときよりも低いギャランティーを提示されたそうです。“また私を騙そうとしている”と、不信感を募らせてしまったそうで、結局、所属する話はなくなったみたいですね。コロナ禍で以前よりギャラが下がっているケースも多いのですが、“信じていた元夫に騙されていた”というトラウマは、彼女の心に大きな傷を与えたようです」(芸能プロ関係者)
華原と離婚した理由などを聞こうと、大野氏に何度か電話をかけたが、つながることはなかった。
現在、彼女の代理人を務める弁護士に離婚を発表した経緯などを聞いた。
「今後、前向きに仕事に取り組んでいきたいという一点につきます」
離婚の理由については、
「『週刊文春』で報じられた内容が大きいですね。華原さんも知らなかったことが、メディアで報じられたわけですから。一般論としても、夫婦間で嘘があれば、信頼関係は失われます」(代理人弁護士、以下同)
所属事務所を退社した理由は、金銭トラブルだという。
「前事務所に未払いのギャラがあったことで、契約を解消しました」
今後は、元夫の会社に所属する前に設立していた個人事務所『オフィス華原』で活動を続けていく。
「現状ではマネージャーはつけずに、華原さん1人で仕事を続けます。キャリアと知名度がある方なので、外部のスタッフで華原さんの活動をサポートしてくれる方はいるそうです。どこかの事務所に所属したり、業務提携を結ぶ予定はありません」
と、今後は仕事面でも1人で活動していくようだ。彼女の代表曲『I BELIEVE』の歌詞どおり、離婚や所属事務所の退社という選択は、“これからの未来へ向かう戦い”なのかもしれない。