佳子さま 

 佳子さま(28)は2月16日、『第54回現代女流書100人展』を鑑賞された。ハーフトップのヘアスタイルから、髪を少し短くされたふんわりボブヘアにイメチェン。千鳥格子のモノトーンのワンピースにクラッチバッグとイヤリングの赤がポイントの装いで会場へ足を運ばれた。

美智子さまも過去にご覧

 約50分間にわたって作品を丁寧に見て回られて、桜をテーマにした書には「広がる空間がすごくきれいですね」と話されていた。

 佳子さまは2015年に成年皇族となられて初めて単独でのお出ましとなったのが同展で、それ以来2度目となる。

 同展は、1970(昭和45)年に女性書家の地位向上を目的に始まった。漢字、かな、近代詩文書、大字書、篆刻、刻字、前衛書の7部門にわたる現代書の多彩な表現や女性ならではの華やかな作品を紹介する。

 これまで女性皇族の方々が訪れ、美智子さま(88)は皇太子妃時代から11回、足を運ばれている。'19年の『第50回現代女流書100人展』では、かつて書の指導を受けた故・熊谷恒子さんの作品もあり「懐かしいですね」と話されていた。

愛子さまは3歳から書道を

 黒田清子さん(53)は、'02年と結婚を控えた'05年に訪れている。

 米ニューヨークで新生活を送っている小室眞子さん(31)は、'18年の結婚延期の発表直後に同展を鑑賞。小学1年から高校2年まで書道を教わった柳澤朱篁さんの作品に見入っていた。

 書道といえば、'05年に雅子さま(59)が3歳の愛子さまに手習いをされている書き初め写真が公開されている。

美智子さまは、'19年の同展で万葉集“みよしのの滝のしらなみ知らねども語りしつげば古おもほゆ”の一首を書にした作品をご鑑賞

「雅子さまは、母方の祖母・江頭寿々子さんが書をたしなんでいて、お小さいころから習っていたそうです。雅子さまの書の腕前は高いとお聞きしています。

 3歳くらいの愛子さまとご一緒に書道をなさった際には、墨でテーブルが汚れないようにビニールの上に新聞紙を敷いて、愛子さまもスモックなどをお召しになって楽しまれたそうです。(筆の)払いや留めといったことを細かく指導するというよりも楽しみながら書に触れる感じで、半紙から(文字が)はみ出すこともあったそうです」(皇室ジャーナリスト)

 雅子さまの影響を受けられた愛子さまは「宮内庁職員組合文化祭美術展」で書を発表されている。学習院初等科に入学された'08年は「犬」、'10年は「父」「母」、'12年は「成長」、中等科3年の'16年は「大志」などの書が展示された。

「書」は女性皇族に欠かせない、たしなみのひとつになっている。


撮影/JMPA