工藤静香と愛犬の散歩をするKoki,(2020年)

「まさか、いただけるとは思っていなかった。(製作)チームの顔を思い出し、ウルウルしてしまいました」

 木村拓哉、工藤静香夫妻の次女でモデルのKoki,(20)が、女優デビュー作で初主演のホラー映画『牛首村』で第65回『ブルーリボン賞』新人賞を受賞した。所属事務所の社長でもある母・静香がそばで見守るなか、笑顔でインタビューに応じている。

 ブルーリボン賞は東京映画記者会(在京スポーツ紙7紙の映画担当記者からなる)が選考し、各賞を決定する。1950年に創設された権威ある映画賞で、新人賞は監督を含む映画デビュー2年以内が対象とされている。

受賞は「父親の影響?」ネットの声

 インタビューでKoki,は撮影から帰る車のなかで母から報告を受けたと話し、「賞をいただいたの?」と2度も聞き返したというエピソードも披露。木村からは「よく頑張ったね。すごいね」と褒められたと話しているが、この快挙のニュースにネットユーザーは“逆の反応”をみせるのであった。

2022年1月、映画『牛首村』完成披露試写会に出席した主演のKoki,

《牛首村、BSでやっていて観たけど普通でブルーリボン賞新人賞受賞するほど上手いとは思わなかった 父親の影響でしょうかね賞決めも落ちたものだと思う》

《姉の場合もそうだけど、お母さんの強引な根回しはよく聞くけど。(旦那ちらつかせたとしても)彼女はそんなに影響力あるの? それともこの賞はまともなものだと思ってたけど違うのかな?》

《「在京スポーツ紙7社の担当記者による選出」なら、担当記者の名前と誰に何票投じられたかも報じてほしいよね》

 こういった批判めいたコメントがネットで多くの共感を呼んでいるのが現状だ。素直に受賞を祝福できないウラに過去に伝えられた工藤静香による、Koki,のプロデュースにまつわる疑惑があるのでは、と語るのは広告会社関係者。

他に受賞するに値する演技派がいなかった

デビューして間もなく、映画出演がなかったにも関わらず『ELLE CINEMA AWARDS 2018』で『エル・ガール ライジングスター賞』を受賞。演技経験の関係なしに、『エンタメ界において今年もっとも輝いており、これからの活躍を応援したい女性』に贈られる賞とのことだったのですが、“1本も出演作がないのに受賞”といった不思議な現象から、ネットからは批判の声が噴出した。

 当時から静香さんが“プロデューサー”として関係性のある各所に娘を売り込んでいるといった報道が多く出ていたこともあり、今回の『新人賞』に関してもネガティブな意見が噴出しているのではないでしょうか

『牛首村』は実在する北陸の有名心霊スポットを舞台に、不可解な現象に巻き込まれた女子高生を描いた作品で、Koki,は女子高生と彼女の失踪した双子の妹と1人2役を演じている。監督は『呪怨』などを手がけるジャパニーズ・ホラーの旗手・清水崇氏、興行収入は公開から1週間で興行収入3億円を突破した。

「彼女の演技力に関しては賛否両論といった感じでしたが当時、映画メディアの評価もデビュー作の割には上々な評価だったと思います。個人的にもそう思いました。ネットで受賞は“ヤラセ”だと非難したり、それに賛同の声をあげるなかには、作品自体を見ていない人も多いのでは?」(映画ライター)

 芸能ジャーナリストの佐々木博之氏が今回の受賞の背景について解説する。

ブルーリボン賞の新人賞に関しては演技力もさることながら、話題性も重視されていると思います。その点に関してKoki,さんは大きく貢献している。過去にも新人賞は2人選ばれたこともあるので、今年は“他に受賞するに値する演技派がいなかった”年ともいえる。

 また、工藤静香さんの“ゴリ押し”との声もありますが、無理をしてまで獲らせる賞であるかも疑問です。あるとしたら、彼女と懇意にしているスポーツ紙が“忖度”で票を入れたという可能性。ただ、それだけで受賞結果それ自体を動かせるとは考えづらいですね

 現在、彼女は2作目となるアイスランド映画『Touch(原題)』の撮影が大詰めを迎えている。誰もが納得する“演技力”をみせられるか──。

「肌の面積が多め。タイツを合わせると上品に」(弓桁さん)(本人インスタグラムより)

 

「デニムのワイドパンツのほうが無理がないかも。大人ヘルシーは匙加減がキモです」(本人インスタグラムより)

 

「可愛いミニドレスと大人の顔立ちが少しアンバランス。黒ストッキングを履いて」(弓桁さん)(本人インスタグラムより

 

「赤黒が強め。バブリーな雰囲気がよくお似合いです」(弓桁さん)(本人インスタグラムより)

 

「静香さんらしい衣装で素敵。これは正解だと思います」(弓桁さん)(本人インスタグラムより)

 

「紅白の衣装。ドラマチックなドレスなので盛らず、ノーアクセで大人の余裕を」(弓桁さん)(本人インスタグラムより)

 

「久々に見たムートンブーツで少し古い感じに。ローファーが合いそうです」(弓桁さん)(本人インスタグラムより)