2月14日、世界各国の若者が船で旅をする交流事業『世界青年の船』の参加者23人と懇談された佳子さま。会場となったのは秋篠宮邸の北側に隣接する赤坂東邸だ。
「お代替わりに伴い、秋篠宮家に仕える職員の数やお住まいでの公務が増えることから、秋篠宮邸は'20年3月から'22年9月にかけて改修されました。その過程で、宮邸と渡り廊下でつながれたのが赤坂東邸です」(皇室担当記者)
“1人暮らし報道”で厳しい声が
新・秋篠宮邸の延べ面積は、2972平方メートル。仮住まい先の『御仮寓所』の建築費を合わせた総額は約40億円にも及び、一部では「高すぎる」との声も上がった。
新居への引っ越しを巡り、再び世間の注目を集めているのが、佳子さまの別居報道だ。
「新居はすでに公的な活動で使用されています。私室部分は3月末までの引っ越し完了をめどに、少しずつ荷物が運び出されているとか。ただ、佳子さまの引っ越し準備が依然として進まないことから、“佳子さまだけ御仮寓所に残り、ひとり暮らしをなさる”と、取り沙汰されているのです」(皇室ジャーナリスト)
御仮寓所は、秋篠宮家の引っ越し後、職員の事務室や収蔵庫として活用されるという。
「佳子さまが、引き続き御仮寓所に住まわれると報じられると、ネットを中心に批判が殺到。秋篠宮ご夫妻や悠仁さまと別々に暮らすとなれば、警備費や光熱費なども余分にかかりますから、“税金のムダ遣いでは”と厳しい視線が向けられています」(同・皇室ジャーナリスト)
ところが、ある宮内庁関係者は「あまりにもお気の毒な話」と嘆息する。
当初のご計画が破綻か
「佳子さまの引っ越し準備は、たしかに滞っていらっしゃいます。ただ、その理由は独立ではなく、昨秋から公務を立て続けにこなし、多忙を極めておられるから。ご一家はまだ完全に引っ越しを終えられたわけではなく、ご家族で食卓を囲まれることもございます。佳子さまがひとり暮らしを望まれているとは思えません」(宮内庁関係者、以下同)
冒頭のとおり2月14日に『世界青年の船』の参加者と懇談された佳子さまは、16日には『第54回現代女流書100人展』をご鑑賞。23日には天皇誕生日の一般参賀にもお出ましになっている。
「3月には、今年初めての地方公務として、茨城県を訪問される予定です。公務に臨む前には、多くの資料を読み込む必要がありますし、これまでのものを含め、すべての資料を新居へ持っていく作業が先延ばしになってしまうのは仕方のないことです」
佳子さまが公務に邁進される背景には、事情がある。
「眞子さんの結婚騒動以来、秋篠宮家は逆風にさらされ続けています。佳子さまは、次世代の皇室を担う悠仁さまのためにも少しでもマイナスイメージを取り除きたいとお考えのようです。結果として、ご自身の結婚が国民から歓迎されやすくなるなどのメリットもありますからね。
そのための積極的な公務だったにもかかわらず、引っ越しの遅滞が指摘され、しまいには“独立劇”とまで揶揄される事態に……。当初の計画が破綻しつつあることに、ご自身がいちばん戸惑われているのではないでしょうか」
焦燥感を抱かれる佳子さまに、刻一刻と転居のタイムリミットが迫っている。