「初めて聞いたとき、“この役を僕がやるんや!?”って思いました。堯人は、すごく落ち着いているキャラクターですが、本来の僕はにぎやかで、きゃぴきゃぴした印象だと思うので(笑)」
主演のSnow Manの目黒蓮と“幼なじみ”役で初共演
小説とコミックでシリーズ累計発行部数が550万部を突破した同名の人気作品を映画化した『わたしの幸せな結婚』。大正ロマンを思わせる架空の時代を舞台にした話題作で、次代の帝位を継ぐ皇子・堯人を演じるのが、なにわ男子の大西流星。
塚原あゆ子監督からは、生田斗真が主演した映画『源氏物語 千年の謎』や、東山紀之の時代劇作品を見て勉強してきてほしいと言われた。
「(事務所の)先輩方の作品を見て、立ち振る舞いやセリフ回しを研究しました。おふたりとも、ただ立っているだけでも美しいし、身分が上の人だってわかるんです。
堯人は、ゆくゆくは帝となる人物なので、そういう高貴な雰囲気が出せるように勉強していきました。衣装の和装も僕にはすごく新鮮で、着替えると堯人のスイッチが入るというか。メイクもいつもより眉をキリッとさせて役を作っていきました」
Snow Manの目黒蓮が演じる、若くして陸軍の対異特殊部隊を率いる久堂清霞と、大西が演じる堯人は、立場が違うものの幼なじみの間柄。
「目黒くんとしっかり作品でご一緒させていただくのは、今回が初めてでした。実は、お互いに人見知りで、声をかけてもらえたら話ができるタイプ(苦笑)。
共演したシーンもワイワイする感じの場面ではなかったし、撮影の空き時間に話をするタイミングもなかったんです。でも、みっちー(なにわ男子の道枝駿佑)からは“すごく優しい方”って聞いていたし、人見知りなのも知っていたので、目黒くんは想像どおりの人でした(笑)。
座長として現場を引っ張っている感じがすごくしましたし、たたずまいもずっと清霞で。次に作品をご一緒したら、プライベートで一緒に遊ぶくらい距離を縮めたいと思います!」
映画の主題歌『タペストリー』を歌うSnow Manのメンバー、向井康二から連絡をもらったという。
「Snow Manのみなさんは、もう作品を見てくださったみたいで。ジーコ(向井)が“めっちゃ(役が)似合ってたで”って連絡をくれたり、音楽番組でお会いした佐久間(大介)くんから“よかったよ”と言ってもらえて、すごくうれしかったです」
残念ながらまだ作品を見ていない、なにわ男子のメンバーにも映画を見てほしいか聞くと、
「(照れながら)はい……。恥ずかしさはありますけど。でも、みっちーは予告映像で流れる堯人のセリフを覚えてくれて。それは、うれしいですよね」
透明になって、新幹線の車庫に行きたい!?
映画には、水や火などを操ることができる特殊な能力“異能”を持つ人物が登場する。もし、特別な能力を手にすることができるとしたら、どんな力が欲しいだろうか。
「絶対にダメだと思いますけど、新幹線に乗ったまま車庫までバレずに行ける“透明になれる能力”。僕、新幹線がすごく好きで、車内で1泊してみたいんです。3列がけのシートをひとりで使って、横になって寝たりして。あと、車掌室にも入ってみたいし、できるなら運転もしてみたい!(笑)」
今作は、冷酷だと噂される清霞と、家族から虐げられてきた美世(今田美桜)という孤独なふたりが政略結婚で出会い、いつしかお互いに特別な存在となっていくラブストーリー。タイトルにもある“結婚”を意識することがあるか聞くと、
「まだ、ぜんぜん(笑)。結婚願望は、ないです。もちろん、憧れはありますよ。例えば、家族と暮らす家の庭でシベリアン・ハスキーみたいな大きい犬を飼いたいとか(笑)。
映画の清霞と美世みたいな、すてきな出会いがあったらいいなと思います。途中、ふたりを見ていて胸が苦しくなる瞬間もありますけど、命をかけても会いたい相手がいるって、いいですよね」
【幸せな時間は?】
なんやろうな。僕、すごくコンサートが好きで、たくさんの方々の前でパフォーマンスをするのも好きだし、その映像を見るのも好き。
「こんなにも僕らを見てくださる方やメンバーがキラキラできるもんなんや」って感じる瞬間は、本当に幸せです。あっ、めっちゃアイドルの答えですね(笑)。
あとは、ショッピングも好き。目当てのものを忘れて、衝動買いしちゃったりすることもありますけど。
【春はお花見に!】
桜が大好きなんです。だから、春になったらお花見に行きたい。昼の桜もすてきですけど、ライトアップされた夜桜も好きですね。
みっちーとは冬、イルミネーションを見に行ったから、夜桜も一緒に見に行きたい。ふたりとも「わぁ~、すごい」「きれ~」しか言わないですけど(笑)。イルミネーションといえば、みっちーとの(血液型が)O型コンビで行くことが多いです。
映画『わたしの幸せな結婚』3月17日(金)公開