「またどこかでお会いしましょう!」
2月26日、神戸のとあるライブハウスは異様な熱気に包まれていた。盛り上がりの渦中にいたのは元TOKIOの長瀬智也。この日、人前で歌を披露したのだ。
「長瀬さんが運営に関わっているアパレルブランド『C』の記念イベントというかたちで『KODE TALKERS』というバンドのライブが開催されたんです。場所は東京と神戸の2か所でしたが、事前の告知にも、発行されたチケットにも長瀬さんの名前はなし。大っぴらな宣伝はしていなかったようです。ファンの一部は“長瀬さんが出るのでは”と察してチケットを購入していたみたいですが、長瀬さんはほとんど“シークレット”扱いでした」(音楽誌ライター)
長瀬は'21年3月にジャニーズ事務所を退所。公の場で歌を披露するのは、元メンバーの山口達也さんがTOKIOを脱退した'18年から数えれば約5年ぶりだった。
「退所時に“裏方としてゼロから新しい仕事の形を作り上げていく”と発表したとおり、活動としてはアパレルブランド運営がメイン。俳優や歌手としての芸能活動はほとんど行っていませんでした。インスタグラムでは時折近況をアップしていましたが、趣味の釣りやバイクに関する投稿ばかりで、表舞台への復帰を告知することはありませんでしたね」(同・音楽誌ライター)
アパレル店舗の近隣住民によると、長瀬は積極的にショップ運営を行っているそうだ。
「たまにお店に顔を出しているのを見かけますよ。イメージどおりとてもフランクな方で、近隣のお店でも買い物をしつつお客さんにも挨拶したりとか」(近隣住民)
ギターの“恩師”の姿も
そんな長瀬の久しぶりの表舞台は、ファンの目にどう映ったのだろうか。神戸のライブに参加した女性が語る。
「そこまで大きな会場ではありませんでしたが、階段にもお客さんが立っているほどパンパンでしたよ。人数は350人から400人ほどでしょうか。基本的には企画元であるアパレルブランドのファンであろう男性客が多かったですが、女性の姿もチラホラありました」
開演時間になると、長瀬を含めたメンバーが現れ、ライブはスタート。
「TOKIO時代よりも、かなり髪が伸びていましたね。金髪のメッシュが入っていて、ヒゲも長め。“みんな、よくこんな謎のイベントチケット買うよね(笑)”とお客さんをイジっていましたよ。
歌った曲はすべてオリジナルで、TOKIO時代と方向性は変わっていませんでした。盛り上がる曲もしっとりとした曲もありました。聴いていて“やっぱり長瀬さんはずっと変わらないな”と思いましたね」(同・ファンの女性)
長瀬は終始、楽しそうだったという。
「演奏中は長瀬さんがまわりを引っ張っているように見えましたが、全体的には誰がリーダーという感じでもなかったですね。メンバーの中には長瀬さんのギターの“恩師”といわれている久保田光太郎さんの姿も。長瀬さんよりも年上の方なので、可愛がられているような感じにも見えました」(同・ファンの女性)
曲間のMCでは、気になる今後の活動予定についても明かしていた。
CDや配信で音源をリリースも匂わせて
「開催が東京と神戸の2か所だけだったので、遠方からのファンも何人かいたみたいですね。長瀬さんの“みんなどこから来たの?”という問いに対して、はるばる北海道から来たと声をあげる人も。長瀬さんはそれを聞いて“北海道かあ。いいね、小さな箱(ライブハウス)を回りたい!”と、北海道遠征の意欲も見せていましたよ。ほかにも、“いろいろ準備はしてる”“家でも曲をゆっくり聴いてほしい”と、近々CDや配信で音源をリリースすることも匂わせていて……。端々に“今回限りのバンドじゃないんだな”ということが伝わってきました。表での活動が今よりも活発化することがわかってうれしかったですね」(同・ファンの女性)
語っていた今後の予定について、詳細は決まっているのか。ライブ終了後、ライブハウスから出てきた長瀬を直撃した。
─長瀬さん、週刊女性です!
「あっ、はい!」(名刺を見て笑みを見せる)
質問に入ろうとすると、すかさずスタッフが現れ、壁のようにガード。CDデビューは具体的にいつごろになるのか、デビューはやはりこのメンバーなのか、俳優復帰の予定もあるのかと聞いてみたが、スタッフに「一般人ですので、すみません!」と完全に遮られてしまった。長瀬は申し訳なさそうに会釈しながら車に乗り込むと、打ち上げに向かっていったのだった。
「帰りは出待ちのファンも多くいて、厳戒態勢でしたね。ライブハウスから出てきた長瀬さんは、メンバーやスタッフに囲まれていて、ファンに写真を求められても、スタッフが“一般人なので、すみません!”と止めていました。長瀬さんはそのたびに“ごめんね……”と謝っていましたね」(前出・ファンの女性)
とはいえ、直接会えるチャンスは今後もあるはずだという。
「長瀬さんが参加している『KODE TALKERS』は、2月末にインスタグラムのアカウントを開設しました。スタジオでの練習風景などもすでにアップしており、活動意欲が見て取れますし、東京でのライブでも“春先に盤を出したい”とも言っていたそうですから、俳優としての活動をするかどうかは不透明ですが、まずは趣味でもあるバンド活動で表舞台に戻ってくるのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
かつてTOKIOのボーカルとして《その船を漕いでゆけ お前の手で漕いでゆけ》と歌ったとおり、自分の手で未来を切り開いていく。
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【出演】
金丸デスク(副編集長)
【パーソナリティ】
木村彩乃(フリーアナウンサー)
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