岩橋玄樹「アイラブユー」

「こんにちは、岩橋玄樹です!今日は盛り上がっていきましょう!」

岩橋玄樹「みなさんと僕の歌を共有できるのが幸せ」

 という声とともに登場した岩橋。

「自分自身を愛することの大切さ、そして自分自身を大切にして生きていこう」という想いが込められた昨年8月リリースの1stアルバム『How To Love』からの曲を中心に披露した。

「緊張しています」と言いつつも、1曲目のハードなダンスナンバーから堂々たるパフォーマンスで魅了。

 衣装のセットアップはポップ&カラフルな柄がとてもキュートで、そのうえ重低音が響き渡るハードナンバーではビジュアルとサウンドのギャップに、もうクラクラ!

『G・E・N・K・I』では「げんきコールお願いします!」と促し、会場が岩橋ワールドに染まった。

カラフルなGUCCIを身に纏う岩橋玄樹(撮影/伊藤和幸)

「みなさんの前で、歌ったり踊ったりできて幸せです。来てくれて本当にありがとう。

 たくさんのお客さんの前で楽曲を披露するのが久々で緊張していますが、素晴らしいみなさんと僕の歌を共有できるのが幸せです。

 Fairy(岩橋のファンの総称)のみなさん、これからも応援お願いします!」

 会場全体をしっかりと見渡しながら感謝を伝え、ラストナンバーは『Fortune Lady』。♪やっと見つけたよ 君を〜のサビで、盛り上がりはマックスに。

 最後は「ありがとうございましたー!」と深く一礼。そして、「アイラブユー」という言葉を残し、ステージを後にした。

ENHYPEN「メイク サム ノ〜イズ!」

 今フェスのトリを務めたのは、“グローバルK-POPライジングスター”ENHYPEN。会場のスクリーンにアーティスト名が浮かび上がると、一気に客席の盛り上がりはマックス最高潮に。

ENHYPEN(左から)JAKE、JAY、HEESEUNG、JUNGWON、SUNGHOON、NI-KI、SUNOO(撮影/伊藤和幸)

 1曲目は人気曲『Drunk-Dazed [Japanese Ver.]』。息の合った迫力満点の歌とダンスパフォーマンスは圧巻だ。

 そして、この曲が終わると元気よく手を振りながら、「こんばんは!ENHYPENです!」とあいさつし、メンバーがそれぞれ自己紹介。

 この日は開演直前、有明アリーナの上空にはチラッと雪が舞ったにもかかわらず、場内はまるで夏のような熱気に包まれた。

「今日は本当に暑いですね!みなさん1曲目はどうでしたか?会場のみなさんがとても熱いので、僕たちもとても熱くパフォーマンスできました」(JUNGWON)

「僕たちのパフォーマンスはカッコよかったですか?みなさんの声援のおかげでとてもリラックスできましたし、この後もうまくできそうです!」(HEESEUNG)

 今や飛ぶ鳥を落とす勢いのENHYPEN。昨年は初のワールドツアーで全世界12都市22公演を開催。

 日本では3都市6公演に加え、追加公演として今年1月21、22日に京セラドームにて初の単独ドーム公演を成し遂げたばかりの彼らだが、その勢いは止まらない。

ENHYPEN「会場のみなさんがとても熱いので!」

 この日はKROSS初の声出しOKの公演となり、

「みんなの声を集めて、エネルギーチェックをしてみましょう!」(JUNGWON)

「メイク サム ノ〜イズ!」(JAY、NI-KI)

 と、大きな声で観客に呼びかけると、たちまち会場中から熱い声援が送られた。

 鳴りやまないアンコールに応えて歌ったのは『SHOUT OUT』。力強く叫ぶ歌声が会場にとどろき、観客の心を熱く揺さぶった。

BLANK2Y「眠る前に思い出してもらえたら」

「こんばんは!ブランキーです」

BLANK2Y(左から)U、DK、SUNGJUN、LOUIS、MIKEY、SODAM、DONGHYUK(撮影/伊藤和幸)

 メンバーのマイキー(MIKEY)がトップバッターであいさつを送る。赤と黒を基調にした衣装でステージに登場したBLANK2Yは、昨年5月に韓国でデビューを果たした韓国人、日本人、中国人のメンバーで構成されているボーイズグループ。

 マイキーはグループで唯一の日本人メンバーであり、持ち味はパワフルでキレのある激しいパフォーマンス。

「僕たちのステージを見たファンのみなさんが、眠る前に僕たちのことを思い出してくれたらうれしい」

 と、ソダム(SODAM)がこの日のために覚えた日本語で話しかけると、今日いちばんの歓声が。R&B系のダンスナンバーや透き通る美声で聴かせるバラードは最高だ。

“がらんとした空間を開く鍵”BLANK2Yの見事なパフォーマンス

 グループ名の「BLANK2Y」は、「BLANK(空白、余白)」と「KEY(鍵、手がかり)」を合わせた造語。“がらんとした空間を開く鍵”という意味のとおり、見事なパフォーマンスで観客の心を開いた。

取材・文/いくしままき