国際政治学者の三浦瑠麗氏（42）の夫で投資・コンサルタント会社「トライベイキャピタル」代表取締役の三浦清志容疑者が、4億2000万円を横領したとして業務上横領の疑いで3月7日に逮捕されたことが明らかになった。
同社は今年1月に刑事告訴され、東京地検特捜部の家宅捜索を受けていた。ありもしない太陽光発電所の建設という名目で出資を持ちかけ、約10億円をだまし取ったとされている。
家宅捜索を受けて以降、『めざまし8』(フジテレビ)や『朝まで生テレビ』(テレビ朝日)への出演を見合わせるなど、各方面に影響が及んでいる瑠麗氏。果たしてその心境やいかに──。
「ご主人の逮捕について、一言いただけますか？」
7日の朝9時ごろ、三浦瑠璃の愛車と思われるBMWで、清志容疑者の会社が入ったビルに到着した。すでにカメラ10台、総勢20人ほどの報道陣が待ち構えていた。入り口は2人の警備員配備され、厳戒態勢。そして午後3時ごろ、秘書と思われる女性が先導して、三浦がビルの中から立体地下駐車場に現れた。
全身は鮮やかなグリーンのワンピースと派手なファッションに身を包んでいた。その表情は口が開くほどの笑顔。記者からは、
「ご主人の逮捕について、一言いただけますか？」
「逮捕についてどのようにお考えですか？」
と質問が飛んだがそのまま目も合わせず無視を決め込み、乗車。去っていくのであった。
車に入ってからマスクを着用
「素顔のまま報道陣の前で笑みを浮かべていた三浦さんですが、車の中に乗り込んだあとにマスクを着用した。これってわざわざ顔を撮ってほしくてノーマスクでカメラの前に現れたということですよね……あえてキャラクターを崩さぬよう余裕を演じてみせたつもりでしょうか」（現場にいたカメラマン）
時を同じくして瑠麗氏は、自身が代表を務めるシンクタンク「山猫総合研究所」のウェブサイトを更新。夫の逮捕を受けてのコメントを掲載した。
《一部報道におきまして、私の夫である三浦清志が逮捕されたという事実を知りました。引き続き、捜査に全面的に協力する所存です。家族として、夫を支えながら推移を見守りたいと思います》
清志容疑者が告訴、家宅捜索が入った際も、同サイトで《私としては全く夫の会社経営には関与しておらず、一切知り得ない》としたうえで、《捜査に全面的に協力する所存です。夫を支えながら推移を見守りたい》と今回と似たようなコメントを発表していた。不敵な笑みを浮かべていた彼女の今後は──。芸能ジャーナリストの佐々木博之氏に話を聞くと、
「清志容疑者が逮捕されてしまった以上、大手メディアはもう彼女を使うことはないと思います。事実上の“テレビ界追放”なのではないでしょうか。夫婦で互いの株を保有していたり、オフィスが同じ場所にあったり、しきりに太陽光発電を推奨する発言をしていたことなどから、“無関係”を貫いても世間からすればグレーゾーン。現在、出演を見合わせている番組も充分回っていますし、無理に彼女を起用してクレームを受ける必要はないでしょう」
それでは今後、“ポスト三浦瑠麗”のポジションにつくのは誰なのだろうか。
「すでに情報番組などで重宝されている山口真由氏ではないでしょうか。元財務官僚で弁護士資格も持つ瑠麗氏と同じ東大卒の聡明な女性です。法学部を首席で卒業、経歴も華やか。かねてからテレビマンの間では“薄い裏付けでコメントをすることもある” 瑠麗氏と比較して、“取材もしっかりしている”と評判が良いそう。女性コメンテーターの知識人枠は今後、動きがありそうですね」（同・佐々木氏）
報道陣に浮かべた笑みの真意は──。
