いよいよ今夜、野球日本代表「侍ジャパン」が第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)初戦となる中国戦を迎える。
日本代表の栗山英樹監督は、「大事なスタートを大谷でいく」と、初戦の先発マウンドにエンゼルスの大谷翔平投手を送ることを宣言。さらに「投げて打ってもらいます」と、初戦から“投打二刀流”で起用することを明らかにした。試合前からファンの期待は高まっている。
世界の大谷翔平の実力
大谷といえば、MLB組も含めた侍ジャパンが全員揃って初めての強化試合となった3月6日の阪神戦で、いきなり驚愕の2本塁打を放ち一人別格であることを見せつけたばかり。プライベートジェットで帰国という世界的スーパースターらしいスケール感のある華やかな登場を皮切りに、その一挙手一投足がファンやメディアの注目を集めている。
そんななか、大谷が素の“やんちゃ”ぶりをのぞかせる行動の数々も話題になった。
まずは、日本代表に合流した3日のこと。中日との壮行試合が行われるバンテリンドームでの練習中、大谷が侍ジャパンの白井一幸ヘッドコーチに体当たりをかます一幕があった。
「外野から走って引き上げる際、大谷が通り道にいた白井コーチにタックルするようぶつかったんです。白井氏は大谷にとって日本ハム時代のコーチ。その後嬉しそうにじゃれ合うように挨拶していました」(スポーツ紙記者)
さながら大型犬が飼い主に飛びつくかのごとく、突然の体当たりに驚いた白井コーチだったが、その後は再会を喜び2人で談笑。大谷独特の愛情たっぷりの挨拶行動は、この日の各局のニュース番組で放送された。
「白井コーチは地元テレビのインタビューにこの時のことを、『軽自動車にダンプカーが当たったような衝撃だった』と語っていました」(放送関係者)
二人の良好な仲は伺えるが、白井氏は日本ハムの大先輩。いくらメジャーリーグで大成功を収めた大谷とはいえ、先輩後輩の礼儀にうるさい昭和の感覚だとちょっと見てヒヤヒヤしてしまうのだがーー。
甲斐拓也のミスを楽しそうに笑う大谷翔平
翌日4日には、同球場で行われた中日との壮行試合中、侍ジャパンの甲斐拓也捕手が先発・佐々木朗希選手が投げた自己最速の165キロの球をキャッチミスするシーンがあった。これに対し、ベンチで見ていた大谷が甲斐のミスした時のリアクションを真似しながら笑っている場面が中継で放送された。常々チームの一体感を大事にしていると語る大谷がベンチで楽しそうな笑顔を見せる場面は非常に多い。
また、7日の強化試合でスタメン出場した大谷が四球で出塁した際には、白井一行塁審にまさかの“イジり”をするようなシーンもあった。
「この日の一塁塁審は、日本ハム時代から顔見知りの白井一行氏だったのですが、大谷が白井塁審に対して胸を小突いて挨拶をしたんです」(スポーツ紙記者)
これには一塁にいた侍ジャパンの清水雅治ベースコーチも苦笑い。というのも、昨年4月にロッテ・佐々木朗希投手のボール判定をめぐり、試合中に球審の白井氏がマウンドの佐々木に詰め寄ったという前代未聞の騒動を冷やかした行動だと思われるからだ。
「大谷にとって佐々木は岩手の後輩。さながら、『白井さん、去年は佐々木に何してくれてんですか』というところでしょうか。なんだかイタズラっ子が見せるような行動ですよね。聖人君子のような扱いをされていることが最近は多いですが、意外とこういう子供っぽい一面もあるのが大谷選手なんです」(同スポーツ紙記者)
当の白井塁審も笑うしかなかっただろう。
中日マスコット・ドアラへ塩対応
さらに、SNSでも話題となったのが、中日のマスコット・ドアラへの2日連続の「塩対応」だ。
「3日の壮行試合開始前に、選手紹介のアナウンスでグラウンドに登場した大谷は、ハイタッチしようと手を伸ばしたドアラをスルーして隣の白井コーチとハイタッチしました。振り返って笑顔を見せた様子から、意図的にスルーしたことがわかります」(スポーツ紙記者)
ドアラは鼻に指を立てるポーズをし、大谷を指差して「あいつは天狗になった」とアピールしていた。
さらに翌4日は、ドアラは今度は侍ジャパンの列に並び、準備万端で待ち構えてハイタッチを要求するも大谷はスルーだった。「なんで?」というリアクションに、隣の白井コーチも大爆笑だ。
2日連続で大谷とハイタッチできなかったドアラに、SNSでは「今日も安定の塩対応」「スルーされてウケる」「大谷とドアラのやりとり面白すぎる」というコメントが踊った。
侍ジャパン初戦を前に、「いつも通りの自分らしいプレーをしたいと思う」と意気込みを語った大谷だが、グラウンド内外で見せた“やんちゃ”っぷりは我々にとっても意外だったーー。
大谷さんのMLB級タックル被害を受ける🤣🤣🤣#侍ジャパン#侍JAPAN pic.twitter.com/X7xwfchm4m
— ㌰㌰どらちゃん㌐㌧ (@Capital_DDD_DCT) March 3, 2023