「明菜さんが、4月以降にファンクラブ会員向けにラジオ番組を予定しているんです。現在はファンクラブ会員のみが質問を応募できて、締め切りは3月15日。
ラジオ局からの放送という形ではないんでしょうけど、とっても楽しみしています」
そう長年の女性ファンが明かすのは、中森明菜の近況だ。
新事務所も立ち上げ、本格復帰が望まれる明菜
2017年から活動休止をしていた明菜。2022年8月に突如、新しく事務所を設立したことを報告。同年12月には新しい公式サイトも立ち上げて、新たなファンクラブも発足していた。
「ただ、それまで所属になっていた旧事務所が、明菜さんの“独立”を納得していないのか、ファンクラブの会員情報や権利関係の引き継ぎをいっさいしなかったようです」(音楽業界関係者)
それでも明菜は少しずつ、前進を続けていた。
「新しいファンクラブの会員向けサイトでは、明菜ちゃんの“生声”を聞くことができるんです。そのボイスメッセージでは“歩みはスローモーションだけど、ファンのみんなと交流できる場所を作っていきたい”って話していました。
直筆のメッセージも何度か公開されていて、一生懸命、ファンたちに向けて新しいことをしようとしてくれています」(前出・ファンの女性)
ファンとの交流も、メッセージから覗く“不安”
しかし、不安もある。
「2月に公開した直筆メッセージでは《元気になってどこにでも行けるようになりたい。皆さんにも会いたい。でも、何もできないかも……》と、弱気なメッセージもありました」(同・ファンの女性)
体調が思わしくないのだろうが、明菜がどうしてファンの前に姿を見せることができないのか、病気だとしたらどのような症状なのか、といった説明がされたことは、これまでない。
そこで、ついにファンから明菜に聞きたいことが聞けるというのが、冒頭のラジオだ。
いわゆるラジオ局から放送される番組ではなさそうだが、明菜はデビュー直後の80年代に『文化放送』や『ニッポン放送』でレギュラー番組を持っていたこともある。
「深夜放送で、リスナーたちから届くハガキを明菜さんが読み上げて、ファンたちに語りかけるようにトークをしていました。歌うときと違った明菜さんの一面がラジオにはあって、ファンは夢中になって聞いていました」(前出・音楽業界関係者)
明菜のファンクラブ会員向けサイトには、こんな記載もあるという。
「明菜ちゃんの長年の夢は《ラジオ番組を持つこと》であると書かれているんです。だからこそ、今回の企画が成功するように私たちファンが盛り上げていかなくちゃ」(前出・ファンの女性)
まずは“声だけ”の復帰を目指している明菜。少しずつ、歌姫としての復活も見据えているのだろう。
以前『週刊女性PRIME』が、旧事務所を離れた理由について新しい事務所に問い合わせると、
「中森自身としては、なんらかの形でファンとの交流をしたいという思いを長い間抱えており、前事務所では満足できなかったということです」
との回答だった。
復帰を待つファンのために、明菜は何を語るのか――。