第1弾は初ドームツアーのBlu-ray&DVD『King & Prince First DOME TOUR 2022 ~Mr.~』。続く第2弾は、初週売り上げでミリオンを突破したダブルAサイドシングル『Life goes on / We are young』。
そして、4か月連続リリースの第3弾、昨年のアリーナツアーの映像を収めたBlu-ray&DVD『King & Prince ARENA TOUR 2022 ~Made in~』を3月22日にリリースするKing & Prince。
アリーナツアーを通じて「ひとりじゃなくて良かった」
――アリーナツアーで印象に残っていることは?
高橋海人(以下、高橋)「ちょうどシングル『ツキヨミ/彩り』のリリースタイミングと重なって、みんなで一緒にミュージックビデオを見たよね」
平野紫耀(以下、平野)「そうそう。『ツキヨミ』の振り入れを(公演の)本番前とか、終わってからやったりもして」
高橋「横浜アリーナでやった!」
岸優太(以下、岸)「朝早くに(テレビ出演の)撮影をしたこともあった。紫耀はちょうどドラマ(主演した『クロサギ』)の撮影中で」
平野「ツアーとドラマの撮影が重なったときは、大変だったな」
神宮寺勇太(以下、神宮寺)「個人的に、すごく印象に残っているのが、バックステージで食べたスープカレー。本当に美味しかったんだよね(笑)。各地域でスタッフの方がいろいろなものを用意してくださるのですが、特に北海道のスープカレーが美味しかったな」
平野「北海道公演といえば機材から火が出てしまって。あのときは5人でフォローし合いながら、お客さんを心配させないようにトークでつないで。
最終的に、会場にいた方々には外に避難していただいて振り替え公演をやらせてもらいました。ほんとにあのときは、ステージにひとりじゃなくて良かったなと思った」
――公演の中止が決定するまでみなさんでトークをしたり、会場の方々に声をかけられたことで大きな混乱はなかったそうですね。
平野「そうですね。ただ、それまでも、ステージに出てとっさにしゃべるみたいなことが何度かあったので、その経験が活きたのかなと思います。1時間ぐらいしゃべっていたので」
高橋「ほんと、活かされたね」
――トークといえば、コンサートの演出をされる神宮寺さんが、コントコーナーは絶対に岸さんをメインにした内容にしたいと、頼んでいたらしいですね。
岸「そう言ってもらえて、本当にうれしかったです。ただ、どこまでできるのかわからなかったので。メンバーに助けてもらえて、ありがたかったですね。
少しでも面白くなるように、いろいろと意見を出してくれたおかげで、よりブラッシュアップできました。先ほどの紫耀と同じで、やはりひとりでは無理だなというのはすごく感じました」
まさかの特別な曲“かぶり”に「最悪!」
――4月19日には、初のベストアルバム『Mr.5』がリリースされます。みなさんにとって特別な曲を選ぶとしたら?
神宮寺「特別といえば、デビュー曲の『シンデレラガール』ですかね」
永瀬廉(以下、永瀬)「“デレラ”ね(笑)。いっしょ!」
神宮寺「僕らの中での業界用語みたいな感じで、『シンデレラガール』のことを“デレラ”って呼んでるんです(笑)」
岸「僕は、“リトクリ”『Little Christmas』ですね。すごくいいクリスマスソングっていうのもありますが、クリスマスじゃなくても聴きたくなる、季節関係なくいい曲。最高です!」
高橋「僕も“リトクリ”」
岸「一緒だ!!」
高橋「あたたかいバラードってよく聴きますけど、ちょっと寂しげな曲調で、ね?」
岸「そう」
平野「いやもう最悪!」
岸・高橋「なになに?」
平野「なんでふたりとも……。俺も“リトクリ”なんだけど」
岸・高橋「わはは(笑)」
平野「ずっと言いたかったんですけど、『Little Christmas』が大好きで。あの曲でいろいろな歌番組に出演させてもらいたいくらい好きなんです。
ミディアムバラードというか、ちょっと哀愁もありながら、冬の人肌恋しい感じがこんなにも曲で表現されるのかって。
すごくいい!あとは『僕のワルツ』も好きです。かわいいから。あの曲も哀愁がありながら、少し寂しいような。そういう曲調が好きみたいです」
年末年始の“ソバ”に思い出
――アリーナツアーの映像や、ベストアルバムが発売される3月、4月といえば、環境が変わる人が多くいる時期。改めて、これまでの活動を振り返り、強く記憶に残っていることを教えてください。
平野「大変だったという意味で、僕はJr.時代に立たせていただいた舞台(『JOHNNY'S World』と『JOHNNY'S IsLAND』)」
永瀬・神宮寺「一緒!」
永瀬「6年くらいやらせてもらったのかな」
平野「年末年始の公演のときは、お正月らしいお正月を過ごすことができなくて」
神宮寺「公演数が多いこともあって、体力的にも、精神的にも余裕がなくて。たま~に頼む出前のソバとかがうれしかった(笑)」
高橋「同じように、Jr.時代に立たせてもらった“サマステ(ライブ『SUMMER STATION』)”も。1日3公演あって」
岸「あったね!」
高橋「当時はいまより若かったけど、それでも体力的に大変だった」
神宮寺「でも、終わって少したつと、いい思い出になるんだよね(笑)。うれしかったことの一番は、King & Princeのファーストコンサート。自分たちのファンの人たちしか前にいないっていう、あの特別な空間を初めて経験した日は忘れられない」
神宮寺以外の4人「(うなずく)」
岸「取材で行かせていただいたハワイも楽しかった。プライベートな時間ももらえて」
神宮寺「ハワイは、楽しい思い出だよね。みんなで海に入ったり」
永瀬「そうだった!」
岸「空気もよくて。買い物に行ったり、ホテルの中でゆっくりしたり、遊んだり、美味しいもの食べたり。ほんと楽しかった」
高橋「楽しいものから、大変だったものまで、いろいろな経験をさせてもらったけど、みんなと一緒だから頑張れたと思う」
永瀬「遅い時間帯の撮影なんかでは、誰かがふざけはじめて。そうすると笑いが起こるから、楽しみながら最後まで続けられる」
神宮寺「そうだよね。そういえば、撮影の合間に焼き肉を食べに行ったよね(笑)」
永瀬「あった、あった! あれは、楽しかった」
――最後にド直球の質問を。みなさんにとってKing & Princeとは?
平野「そうだなあ、もう家族みたいな感じ……というか、家族と一緒です。だって僕にとって、いて当たり前の存在だし、お互い信じ合えるし、頼りになるから」
岸「そう、ファミリー的な感じですね。僕らがデビューするときに“デビューは一生を誓うような、結婚と同じ意味”って言ったんですけど、それも家族っていう意味ですから」
永瀬「なんだろ……。いろいろな意味で、一緒にいて面白い人たちかな(笑)」
高橋「うーん、難しいですね。1回家に持ち帰ってちゃんと考えたい質問です(笑)。でも、青春かな。みんなで一緒にいる時間全部が青春だなぁ、って感じます」
神宮寺「僕は、この言葉しかないです。“好き”です!!(笑)」
キンプリメンバーに1問1答!(1/2)
Q1:「まだ若い!」と思うことと、「大人になったなぁ」と思うことは?
平野「年齢を重ねていくとともに昔よりお菓子をそんなに食べなくなりました。以前は「毎日、毎分、食べても飽きない!」みたいな感じでしたが、確実に量が減りましたね。
若いと思うのは、野生動物を見るとワクワクして興奮しちゃうこと。これって、本能なんですかね? 猫でも犬でも鳥でも、見ると捕まえたくなっちゃいます(笑)」
永瀬「ノリは、まだまだ若いんじゃないかな。お仕事じゃなくてプライベートの僕も、まだ若いはずです(笑)。大人になったと感じるのは、顔つき。自分でも年齢とともに変わってきたと思いますね」
高橋「楽しいと思ったことは、一生やり続けられる! そこは、まだ子どもだなって思います(笑)。楽しいことは集中力が続くし、同じことを続けても飽きないんですよ。最近はゲームをずっとやり続けています(笑)。
大人になったと思うのは、車を運転できるようになったこと。遠出もできるようになったし」
岸「ジッとしていられない。何だろ、元気があり余ってるんですかね(笑)。つい、いろいろ動いちゃうのは、若い……というか子どもなのかな?
大人になったと思うのは、役所での手続きが自分でできるようになったこと。ちょっと面倒だなと思ってしまう手続きもひとりでしています」
神宮寺「子どものころからずっと好きな車やバイクを見たり、その話をしているときは、少年に戻れる気がします。大人になったと思うのは……、フットワーク(笑)。重くはなってないけど、次の日の仕事のことを考えて慎重に行動するようになりましたね」
Q2:シングル『Life goes on』の歌詞に“一体何が正解だなんて 誰もわからない”とありますが、何かを決断するときに大切にしていることや、自分にとっての人生訓のようなものはありますか?
平野「直感。もちろん多少の理由や理屈もあるけど、最後は7:3くらいで直感。この直感って、今までの人生の中でだいたい外れたことはないから、自分を信じることができます。人生訓みたいなものはないけれど、常に楽しいことをしようと思っていますよ」
永瀬「僕、昔から勘と直感を大切にしています。だから、自分の心の動きをちゃんと気にしよう、おろそかにしないようにと気をつけていますね」
高橋「何かを決めるとき、みんなでしっかり話し合うのが大事だなと思っています。自分では思いつかないような、自分の中にはなかった意見を聞くとハッとするから。そういういろいろな意見を参考にしながらバランスよく決めていく感じです」
岸「考えて、考えて、考えまくる。僕、けっこう慎重派です。最後は、現実的に考えて自分にとっていいと思ったほうを選ぶようにしています。生きるうえで大切にしているのは、結局、人と人だから、人間関係じゃないかと思います。誠意をもって接したいです」
神宮寺「大切にしているのは、後悔をしないこと。何かを決断しようとするとき、そのことをずっと前から考え続けていると思うんです。長く考え続けてきたからこそ、決断するときはスパッといけるのかなと思います」
キンプリメンバーに1問1答!(1/2)
Q3:最近、メンバーから愛を感じたことを教えてください。
平野「今日、特に何でもない日ですが、海人がプレゼントをくれたんですよ。僕が好きなアメコミのフィギュアを。愛を感じました」
永瀬「少し前に誕生日プレゼントをもらったことかな(1月23日が誕生日)。僕が欲しいって言ったスーツケースをもらったときに、メンバーから愛されてるなぁって感じました」
高橋「うーん、何だろうなあ。岸くんがさっき笑わせてくれたこと! 岸くんといると楽しい気持ちになれる(笑)」
岸「海人が新しいワイヤレスイヤホンを買ったので、今まで使っていたものをくれました! 僕、なくしちゃってたんですよね。ヘッドホンは紫耀からもらったものを使っているので、その日の気分でつけ替えてます」
神宮寺「岸くんに自動販売機でコーヒーをおごってもらいました! 本当に、つい最近。おとといのことかな(笑)。岸くんありがとう!」
Q4:もし1つだけもらえるなら、誰のどんな能力?
平野「岸くんみたいな長い指が欲しい。能力じゃないけど(笑)。大きな手でバスケットボールを片手でつかみたいです。僕、手が小さめだからできなくて」
永瀬「メンバーにいるかな? ショートスリーパーな人。いたらうらやましい。睡眠時間が短くても元気に動ける人になりたいですね」
高橋「紫耀の筋力と運動神経が欲しい。身体能力が高くて何でもできちゃうからすごいと思う」
岸「紫耀のDNA! トータルバランスでやっぱり紫耀のDNAを持ってたら最強でしょ! いろいろ(持っている能力が)すごいから」
神宮寺「誰も持っていない能力だけど(笑)、透明人間になりたい。透明になって……あとは、想像にお任せします(笑)」
Q5:この春、一歩を踏み出す人へのエールをお願いします。
平野「頑張ってね~! 楽しいことがたくさん待っていると思うから。最初だけ緊張すると思うけど、そこを乗り越えれば楽しいことばっかりだから、へこたれないでね!!」
永瀬「なんかあったら俺のこと頼っておいで」
高橋「新しい生活が始まって緊張とか不安とかあると思うけど、そばにいるから乗り切れると思うよ。頑張ろうね」
岸「頑張りすぎずに頑張ってください! もし、何かあったらいつでも愚痴を聞きに行くからお部屋をきれいにしといてね(笑)。お部屋がもしきれいじゃなかったら、僕も片づけ手伝います!」
神宮寺「頑張ってね。そして、これからもずっとよろしくね! 」
初回限定盤:【Blu-ray】7480円、【DVD】6930円
通常盤:【Blu-ray】6380円、【DVD】5830円
文/熊谷真由子、高橋もも子