離婚発表後にインスタグラムに投稿した篠田麻里子

《この度の件について、麻里子の言葉を信じることにしました》

 3月22日、元AKB48の人気メンバーでタレントの篠田麻里子が、ペットフード会社を経営するT氏と離婚したことを公表。発表された文書には、T氏による冒頭のコメントも寄せられていた。

「『麻里子の言葉を信じる』ということはつまり、“篠田の身は潔白だった”ということであり、不倫の疑いも完全に払拭されたということでしょう」(スポーツ紙記者)

「暴露されたくなければ金を払え」

 そもそも、篠田夫妻にまつわる一連の騒動の発端となったのは昨年8月の『女性セブン』による別居報道。'19年に結婚した3歳下のT氏が篠田の浮気を疑い、長女を連れて自宅を出ていってしまったと報じられたのだ。

「T氏が不倫相手として疑ったのは、旅行会社社長のS氏で、慰謝料を求める訴訟を起こしたとも報じられました。一方の篠田さんは、T氏が合意なく連れ去った長女の監護権を見直す調停を申し立て、昨年末に監護者として認められている。しかし、その直後に『文春オンライン』と『デイリー新潮』が、T氏の知人の証言をもとに篠田さんの不倫疑惑を詳報しました。

 T氏が彼女の“不貞の証拠”だと主張する篠田とS氏のLINE内容や生理管理アプリの画像、昨年6月に篠田がT氏から不倫を問い詰められる音声データの書き起こしまで……。
さらに、篠田さんが自殺をほのめかすくだりもある音声データの一部は、有名インフルエンサーによってネット上で拡散されてしまったのです」(同・スポーツ紙記者)

 不倫疑惑が大騒動となり、昨年末に篠田は自身のインスタグラムで《私が不倫したという事実はありません》と、異例の声明を発信する事態に。

 そんな中、『週刊女性』は今年1月、篠田の親族に独自取材を敢行。明かされたのは、T氏からの法外な金銭要求や、モラルハラスメントじみた言動に関する衝撃的な実態だった。

「昨年12月、離婚の条件としてT氏がメールで麻里子に求めてきた慰謝料は8000万円。そこには『麻里子の芸能活動やママ事業を守るわけですから』『この件が公になった際麻里子が与える(※受ける)影響や将来得られる収入、周りからの信頼を考えても打倒(※妥当)な金額』など、脅しとも取れるような文言が複数書かれていました。

 麻里子は完全に『暴露されたくなければ金を払え』という脅迫だと感じていた。そして、T氏のこうした要求を突っぱねるたびに、麻里子に対するプライバシー侵害、つまり一連の暴露が行われていきました」(篠田の親族)

 この親族は、T氏を“やり手の実業家”だと聞いていたものの、実際はほとんど収入はなく、生活費の9割は篠田が負担していたという。

「麻里子は離婚調停で初めてT氏の年収を知ったのですが、新卒のサラリーマンより少しいい程度の金額だったと。彼が経営しているペットフード会社の開業時に1000万円ほどの資金提供をしていますが、当然、未返済のまま」(同・篠田の親族)

目的は「子どもではなくカネ」

 結婚生活では口癖のように「俺、カネないよ」と篠田におねだりまでしていたというT氏だが、一方でモラハラのような言動も繰り返していた。

「家計の負担をしないだけではなく、篠田さんの記念日にも贈り物をしない。そのくせ、自分では篠田さんにブランド品を買ってもらったり、『一粒万倍日だから』とプレゼントをねだったり。異様なほどにケチで、長女の習い事ひとつとっても『どうせ無駄だよ』『向いてないからやめろ』と渋るし、篠田さんの出産時には無痛分娩や個室料について『そんなん必要ないでしょ』と言い放ったそうです。

 どう見ても“逆玉”なのに、篠田さんに対して『麻里子は俺がいないと何もできない』『経営ってわかる?』と見下したり、芸能活動にも否定的で『笑ってるだけでお金もらえていいよね』とも」(夫婦を知る関係者)

 夫婦ゲンカがヒートアップすると、突然スマホで篠田を撮影し始めることまで……。

結婚を祝われた2人。篠田麻里子の左にいるのが夫のT氏(親族提供)

Tさんは『これが流出したら、どうなるかわかっているのか?』と脅してきたとか。別居直前には、過去に篠田さんが使っていた解約済みのスマートフォンが、録音状態のままで寝室に仕掛けられていた。『自分の悪口を言われていると思ったので仕掛けた』と白状したそうですが、異常な行動です。篠田さんの交際関係にも嫉妬深く、共演しただけの俳優との男女関係を疑ったことも。スマホの覗き見は日常茶飯事だったと聞いています」(別の知人)

 不確実な物証をもとに篠田の不倫を疑い、複数の週刊誌やインフルエンサーを駆使して、篠田のプライバシーを暴露し続けてきたT氏。法外に高額な慰謝料を請求するほどに強気だった彼も、今年に入ってから窮地に立たされた。

「結果的に、報じられてしまった8000万円の“脅迫メール”が命取りに。離婚後に子どもとの生活を取り戻そうとした篠田さんに対して、T氏は状況を利用して多額の金銭請求をしており、メディア側も彼の側に立つと脅迫行為に加担することになるため、報じることをやめたのです。彼の目的が『子どもではなくカネ』だと気づかれてしまったのでしょう」(前出・スポーツ紙記者)

元夫が20代女性と夜に消えた!

 「麻里子の言葉を信じる」と、T氏の“完全降伏”の形に落ち着いたものの、実は篠田と婚姻関係にあった時期である今年の1月中旬、T氏に“女性の影”があったことを『週刊女性』は確認している。

 この日のT氏は夜11時過ぎ、2人の女性とともに会社の事務所を出て最寄り駅へ。するとT氏は駅前の牛丼店、1人の女性は改札に入り、もう1人の女性は自宅が徒歩圏内にあるのか、別の方向へ歩いていくなど、3人は駅前でそれぞれ別れたのだった。

 しかし、T氏は牛丼をテイクアウトすると駅の改札には入らず、先ほど別れた“泉里香”似の女性が歩いていった方向へダッシュ! 走って追いついてきたT氏に驚くことなく受け入れた女性。見知った道のりなのだろうか、慣れた様子で、とあるマンションのエントランスへと消えていった─。

「この女性はTさんが経営する会社の関係者のようで、まだ20代です。Tさんは、篠田さんと別居してからは実家にも帰っていなかったといいますから、この女性のところでお世話になっていたのかもしれませんね。しかし、離婚が成立していなかった段階ですので“裏切り行為”と受け取られかねませんが……」(T氏を知る人物)

篠田麻里子に対して元夫が送った8000万円要求メール

 T氏の会社を通じて、「親権や養育費について」「主張していた篠田の不倫疑惑は、事実誤認だったのか」「マンションに連れ立った女性との関係」に関する質問状を送るも期限までに回答はなかった。

 ともあれ一連の騒動が終幕したことで、篠田とT氏がそれぞれ新しいスタートを切ることを願うばかりである。

 

 

1月中旬の深夜、まだ篠田と婚姻関係にあったT氏が泉里香に似た20代女性と合流
1月中旬の深夜、まだ篠田と婚姻関係にあったT氏が泉里香に似た20代女性と親しい様子で連れ添ってマンションに消えていった

 

篠田麻里子の夫・A氏が経営するペットフード会社のHPより抜粋

 

11歳のころの篠田麻里子。すでに現在の面影が垣間見える(親族提供)