3月22日、アメリカのマイアミの地で行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、3大会ぶりの優勝を果たした侍ジャパン。チームの中心となったのは、言うまでもなく、大会MVPを獲得した大谷翔平だ。
大バズりしたのに関係者はヒヤヒヤ
「大谷選手が参戦を表明したことで、WBCの注目度はグッと上がりましたよね。大会開幕後も二刀流で無双して、決勝では抑えで登板し、胴上げ投手に。漫画の主人公にも例えられるほどの活躍で、改めて格の違いを見せつけました」(スポーツ紙記者)
そんな大谷の動向をメディアとファンはしきりに追い続け、試合内外での一挙手一投足が取り沙汰された。
「最近、頻繁に投稿するようになったインスタグラムも注目の的です。2月16日の投稿に映り込んでいた、ロッカーに置いてあった、KOSEの『コスメデコルテ』の美容液『リポソーム アドバンスト リペアセラム』が、SNSで大バズり。大谷選手の美肌の秘訣だと話題になりました」(同・スポーツ紙記者)
これまで、KOSEの別商品の広告を担当していたため、愛用には納得という声も多かったが……。
「3月15日には、この美容液の広告モデルを大谷選手が務めることが発表されました。だから、商品を持ち歩いていたんでしょう。情報解禁1か月前に大きな話題となってしまったので、広告関係者は内心“これ以上バズるな……”とヒヤヒヤしていたそうですよ」(広告代理店関係者)
水原通訳が広告オファーを断る?
来季のスポンサー収入は合計26億円ともいわれている大谷。WBCをネット配信していたAmazon Primeでも、イニング間のCMの大半が大谷出演のものだった。
「前人未到の成績を残しながら、人格者でもある大谷選手には、膨大なオファーが寄せられているといいます。これらは実質的に、専属通訳の水原一平さんが可否を判断しているそうですよ。一平さんの“ステージママ”っぷりに、頭を悩ませる声も聞こえてきます」(同・広告代理店関係者)
大谷と共に渡米し、その成功を支え続けた陰の立役者として名高い一平さん。今回のWBCでもチームに同行し、栗山英樹監督やラーズ・ヌートバーの通訳を担当するなど、多大なる貢献を果たした。
ファンからもエンゼルスの同僚からも人気の高い一平さんだが、出すぎた振る舞いをしているのだろうか。スポーツライターの梅田香子さんに話を聞いた。
「基本的に、大谷選手のエージェントが広告の契約を担当していて、水原さんはあくまで専属通訳です。ただ、大量の広告オファーがある一方、本人は野球以外のことに興味がなく、広告出演に積極的なタイプではありません。それを理解している水原さんが間に入って断っているので、不満を持つクライアントもいるのでしょう」
大谷を理解する一平さんには、“ママ”ではなく“女房役”という言葉がふさわしい。
梅田香子 スポーツライターとして、野球以外にもフィギュアスケートやバスケットボールなど多くのスポーツに精通。現在はアメリカに在住し、大リーグを中心に取材活動を行う