《私、三宅健は2023年5月2日をもちまして、ジャニーズ事務所を退所する運びとなりました。》
2021年11月に解散した『V6』の元メンバー・三宅健が、ジャニーズ事務所を退所することを発表した(以下、《》内は事務所公式サイトで発表された三宅のコメント)。
2月21日、三宅は事務所公式サイトだけでなく自身のTwitterでも退所を報告。V6のデビューは1995年11月1日。また解散は2021年11月1日。三宅のTwitterの投稿は11時1分と、“1101”の縁のある数字でファンに直接伝えていた。
《ファンの皆様には、多くの温かい応援や笑顔、勇気を頂きました。初めてファンレターを頂いた日のことは忘れることはできません。》
支えてくれたファンに対し、そうコメントしていた三宅。そんな彼からファンに対し、ジャニーズの三宅健として“最後のプレゼント”となる仕事が行われた。
「先日、三宅さんのファンクラブの会報の撮影が行われました。ジャニーズが管轄するファンクラブとしては最後のものとなります」(芸能プロ関係者)
新しい自分と出会いたい
2021年11月のV6解散発表の翌日に立ち上がった三宅個人のファンクラブ。現在は3月31日まで新規入会が可能という状況だ。退所によりジャニーズとしてのファンクラブは閉鎖される。
“不定期発行”とはいえ、発足から1年ほども発行されない状況が続いた会報。三宅は退所後、しばらくの充電期間を置くとしている。現状、この会報は彼が直接ファンに届ける“ラスト”の仕事となる。
「会報に掲載されるグラビア用の撮影だったのですが、終盤に差し掛かったころ、ジャニーズでのファンに向けた最後の仕事だったからなのか、いろいろと想いが巡ったのか、三宅さんは感極まって涙を流したそうですよ」(前出・芸能プロ関係者)
《ジャニーズであること、アイドルであることをずっと誇りに思ってやってきました。
年齢を重ねこれまでの経験を胸に、新しい自分と出会いたいと思うようになり、一から様々なことに挑戦していく次のステージへ向かうため、このような決断に至りました。》(三宅)
充電の期間、そしてその後の活動内容は現状明らかになっていない。しかし、この会報の撮影で彼の“今後”が見え隠れしていた。
アイドルよりもアーティスト路線へ
「撮影スタッフはこれまで三宅さんの仕事に携わった人たちから変更され、新しい顔ぶれも。おそらく今後を見据え、三宅さん自身の希望が強く反映されたのではないでしょうか。撮影自体もジャニーズらしいというか、アイドルらしいものではなかったようです。三宅さんはギャラリーをたびたび訪れたりと、アートは趣味の1つ。自身の撮影でもそんな要素を取り入れたかったのかもしれません。
撮影当日のスタッフもアイドル系ではなく、アーティスト関係の仕事がメインの人たちが起用されています。“ジャニーズであること、アイドルであることをずっと誇り”にしてきたという三宅さんですが、今後は“アイドル”的ではない仕事をメインにしていくのではないでしょうか」(同・芸能プロ関係者)
三宅のこだわりが詰まったものになりそうな最後の会報。こだわりすぎてファンクラブ発足当初のように、発行が遅れに遅れる、というようなことがないといいが……。しかし、それも“アーティスト”的?