福原遥がヒロインを務めたNHK朝ドラ『舞いあがれ！』が、3月31日に終了した。
「福原さんは‘09年3月から‘13年3月まで放送されたNHK Eテレの子供向け料理番組『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』で、主人・まいんちゃんを演じて、一躍注目を集めるように。その後も同局の科学教育番組『すイエんサー』のすイエんサーガールズとして活動するなど、まさに“NHKの申し子”と呼べるほど、NHKが大切に育ててきた女優ですね」（テレビ誌編集者）
朝ドラ後の初ドラマはTBS火曜ドラマ枠で主演
そんな彼女の朝ドラ後、初のドラマ出演情報を独占キャッチ！
「7月スタートのTBS火曜ドラマ枠で、主演を務めることが決まりました。具体的な内容は不明ですが、オリジナル作品だと聞いています」（広告代理店関係者）
前作の『ちむどんどん』ヒロインの黒島結菜は、朝ドラ終了直後に放送が開始した金曜ドラマ『クロサギ』に出演。‘21年10月に終了した朝ドラ『おかえりモネ』でヒロインを演じた清原果耶も、朝ドラ後初のドラマは火曜ドラマ枠で放送された『ファイトソング』だった。
メディア研究家・衣輪晋一さんは、朝ドラヒロインたちがTBS作品を選ぶ理由をこう分析する。
「オーディションで主演を勝ち取った実力がある朝ドラヒロインは、各局起用したいのが本音でしょう。そんな中、“ドラマのTBS”と言われている同局は、NHKのドラマスタッフも参考にするほど企画力に長けています。数多く届くオファーの中で、所属事務所がOKを出すぐらい魅力的な企画が多いことが、TBS作品に出演する朝ドラヒロインが続いている理由なのでは」
福原の女優としての魅力をこう絶賛する。
「なんと言ってもその透明感に尽きますね。『舞いあがれ！』ではヒロインでありながら、別の登場人物にスポットが当たるシーンでは良い意味で作品の“背景”になれるなど、“福原遥”ではなく役にとことんハマれるのが素晴らしいなと思いました」（衣輪さん）
またTBS火曜ドラマ枠で主演をすることに対して、こう期待を寄せる。
「同枠は実験的なテーマや作風の多いチャレンジ枠の面もあります。‘17年に放送された『カルテット』では、吉岡里帆さんが清々しいほどの悪女を演じて話題になったように、俳優の意外な魅力を引き出すケースも多い。福原さんはインドアなイメージがありますが、実は好きな京都に弾丸旅行をするぐらい行動派な一面も。福原さんのまだ世間に知られていない意外な魅力が開花することに期待したいですね」（衣輪さん）
TBSに福原が7月期の火曜ドラマ枠で主演を務めるのが事実か問い合わせたが、期日までに返答はなかった（※回答があり次第、追記する）。
『恋はつづくよどこまでも』や『私の家政夫ナギサさん』など、話題作も多い同枠だけに、ゴールデン帯民放初主演作品で女優として“舞いあがる”ことを期待したい。
