日本時間の3月31日、メジャーリーグの'23年レギュラーシーズンが開幕した。
「1週間前にWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を終えたばかり。日本を優勝に導く大活躍をし、MVPに輝いたロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平選手に注目が集まっていますね」(スポーツ紙記者)
開幕戦でも活躍を見せたが……
そんな大谷は開幕戦のオークランド・アスレチックス戦で3番・投手の二刀流で先発。打者としては1安打。登板した6回まで10奪三振の無失点で抑え、勝利投手の権利を得ていたが……。
「後続の投手が8回に逆転されて1−2でエンゼルスが敗北。典型的な“なおエ”ですね」(同・スポーツ紙記者)
“なおエ”とは “なお、エンゼルスは敗れました”の略。大谷選手が活躍するもエンゼルスが負けた試合を報道する際に、このような言い回しが目立つことからファンの間で広まった。
「昨シーズンの大谷選手は打者としては34本塁打95打点、打率.273。投手としても15勝9敗、防御率2.33と、どちらも文句なしの大活躍。それにも関わらずエンゼルスは73勝89敗でリーグ3位ですからね。必然的に“なおエ”な試合は多い傾向にあります」(同・スポーツ紙記者)
野球はチームプレー。個人の活躍のみでは勝利に結びつかないとはいえ、ファンからすれば不満を漏らしたくなるのも無理はない。
現地ファンも「かわいそう……」
「'22年6月22日のロイヤルズ戦で、大谷選手は9回に同点3ランを含め2本塁打。日本人メジャーリーガー最多の1試合8打点の活躍を見せるも延長の末に敗戦。'22年7月9日のオリオールズ戦でも、本塁打など3安打を放つも、9回裏に抑えの投手が打ち込まれて、逆転サヨナラ負け……。昨年のエンゼルスはケガで離脱する選手も多かったけど、いくらなんでも負けすぎですよ!」(現地のエンゼルスファン)
開幕戦終了後、ネット上のファンの間では、
《今年早々になおエじゃんか!》
《大谷さん、なおエでかわいそう……》
など多数の書き込みが見受けられた。
今年は“大谷選手が活躍かつ、エンゼルスが勝利”で“かつエ”が流行ることに期待!