「A5ランクの神戸牛が売りの高級ステーキ専門店で、岸部一徳さんが女性と楽しそうに食事をしていました。照明は暗めのシックな内装の店で、目の前でお肉を焼いてくれます」
1月末に、店に居合わせた女性の目撃情報だ。最初は家族かと思ったが、聞こえてくる会話から、どうも違う。
「女性は40代ぐらいで、岸部さんと並んで座り、“修三さん”と呼んでいました。岸部さんの本名ですよね。ワインリストを眺めて“コレ、飲みたい”と高めなワインをおねだりすると、岸部さんは“はいはい、好きなのを飲みましょうねー”と、うれしそうに答えていました。おふたりは月1ペースで来ており、常連客に聞いたら、女性は一緒に住んでいるカノジョだそうです」(前出・女性)
“同棲”している場所は、東京・杉並区内の駅前にあるビルの一室だという。ただ、その周辺で聞き込みをすると、
「岸部さんなら、数年前まで年下の女性とお住まいでした。今は別の場所に引っ越したんじゃないですかね」(近所の住民)
目撃談は数年前のものばかり。しかし、近くの人気コロッケ店ではこんな話が。
「岸部さんなら4日前に1人で来たよ。ひいきのお寿司屋さんもあったけど“最近は忙しくて行けないんだ”と言ってました。今はこのあたりには住んでいないんじゃないかな」(コロッケ店の店長)
岸部は同じ杉並区内のマンションに妻と住んでいたが、10年ほど前に出ている。
妻とは10年以上も別居している
「2011年に岸部さんの奥さんによる“ご近所トラブル”が報じられました。同じマンションの住人を奥さんがクルマで当て逃げしたとして、500万円の慰謝料を請求されたんです。岸部さんは訴訟相手と顔を合わせるのが嫌だからと別居しましたが、裁判が終わった後もマンションには戻りませんでした。もともと夫婦ゲンカが激しいことは近所で有名だったようです」(ワイドショースタッフ)
“同棲ビル”は、妻を残したマンションから車で15分ほど。
「岸部さんは都内にいくつかマンションの部屋を持っていて、自分の娘にも貸しています。ご自身は、文京区の分譲マンションに住んでいるはずです」(テレビ局関係者)
2月上旬、自宅マンションから出てきた岸部を直撃した。
─今はこのマンションに住んでいる?
「そうだよ」
─交際中の女性と一緒ではない?
「1人だよ。だいたいオレのこと何歳だと思ってるの? 76歳だよ。そんな元気ない」
─杉並区の駅前にあるビルにも部屋を持っている?
「あそこは会社で借りている。打ち合わせ用だよ。住んではいない」
─先月は高級ステーキ専門店で女性とデートしていた?
「たくさんいる女友達の1人だよ。食事なんて、いろんな人と行くし、ここに住んでいるのはオレ1人だよ。だいたいオレにそんな元気ないから。コソコソしないで聞いてきてよ。何でも答えるからさ」
年齢についての自虐を交えながら、同棲はしていないと話す岸部。ステーキ店で一緒だった女性は友達だと強調する。しかし、ふたりで旅行に出かけたという証言も飛び出した。
「岸部さんに、仕事で鹿児島に行く用事があったんです。ふたりで現地に飛び、仕事が終わってから、鹿児島旅行を楽しんだそうですよ」(岸部の知人)
女性と肩を寄せ合って仲良さげに
3月中旬、鹿児島旅行から帰ってきた岸部が羽田空港の到着ロビーに現れたのは、午後7時30分。黒のバケットハットをかぶり、黒縁の眼鏡をかけて、黒のブルゾンにデニム姿。手には黒のキャリーケースを引いている。
その後ろからついてきたのが40代とおぼしき女性。眼鏡を頭にのせ、ベージュのトレンチコートを羽織り、肩にはシャネルのチェーンバッグ。常に肩を寄せ合い、仲よさそうだ。新宿行きのバスに乗車し、並んで座る。新宿駅に到着すると、別々のタクシーに乗って帰っていった。
「その女性とは15年ぐらいお付き合いしているんじゃないかな。“お友達”ではないと思いますよ。女優の朝加真由美さんの紹介で知り合ったはず。杉並区のマンションを岸部さんに借りてもらって、そこで会っているようですね」(前出・知人)
3月26日に放送されたフジテレビ系『ボクらの時代』で、岸部は元気でいられる秘訣を「好きな人に会うこと」と語っていた。その言葉どおり、好きな女性と仕事先でも会って、旅行していたのか。再度、自宅マンションで直撃した。
─やっぱり交際している女性がいますよね?
「なんだよ。事務所通して」
2度目の直撃取材とあって、声を荒らげることなく無表情で答えた。
─鹿児島に仕事で行って、仕事が終わったら女性と旅行を楽しんでいた?
「事務所が話すから」
「仕方ないじゃん。友達なんだから」
─前に聞いたときは、女友達と言っていた。
「友達だよ」
あくまで友達だと主張。しかし、男女ふたりの旅行は、友達以上の関係ではないのか。
「そりゃ、いろんな人と、いろんなところに行きますよ」
─15年、交際している?
「友達としてね」
─ふたりきりで旅行しても恋人ではない?
「ないよ。仕方ないじゃん。友達なんだから」
ふたりで旅行したことについては否定しない。「好きな人に会う」という元気の秘訣も確認した。
「それは、そういう人たちと仕事とかをするのが楽しいってこと。事務所を通してよ。答えることは答えるから。友達としか言いようがないし、だからといって、付き合ってるわけじゃないから」
妻と別居を続ける理由についても聞いてみた。
「奥さんのことは話が別だよ。もういいでしょ」
そう言い残すと、タクシーに乗り込んで立ち去った。
事務所は交際に「関知していない」
所属事務所に事実関係を問い合わせたところ、
「その女性のことは、岸部より紹介を受けて、存じております。スタッフも一緒に食事の席に着いたこともあります。ただし、男女の関係かどうかについては、こちらの関知するところではありません」
プライベートが充実しているおかげなのか、岸部は仕事面でも絶好調。
「3月27日にドラマ『罠の戦争』が最終回を迎えました。岸部さんは政界を裏で牛耳る与党の幹事長を演じ、不気味な迫力が話題になりましたね」(テレビ誌ライター)
ミュージシャンとしても、大舞台が控えている。
「6月25日に、沢田研二さんがバースデーライブを開催します。瞳みのるさん、森本太郎さんとともに、岸部さんも『ザ・タイガース』のオリジナルメンバーとして参加。久々に一堂に会するわけですから、期待が高まります」(音楽誌ライター)
76歳でも、このバイタリティー。女性との旅行で英気を養い、これからも元気な姿を見せてくれるだろう。