4月2日、秋篠宮家の次女・佳子さまは、女子公式野球選抜大会の決勝戦をご覧になるため、東京ドームを訪問された。
「同大会の観戦は、皇室では初めてのこと。なんでも、主催の全日本女子野球連盟は、佳子さまを“指名”されたそうです。佳子さまが着席されるとスクリーンにお姿が放送され、選手や観客らに笑顔で両手を振られていました。WBCでMVPを獲得した大谷翔平選手の母校である岩手県の花巻東高校と、兵庫県の神戸弘陵学園高校の試合中、好プレーが出るたびに、たびたび拍手を送られていましたよ」(皇室担当記者)
「私もダンスが好きです」
佳子さまといえば、小学生のころからフィギュアスケートを嗜むなど、スポーツへの興味関心がお強い。中でも、全身を使ったパフォーマンス競技にひと一倍、思い入れがお強いと言われている。
先月中旬には、茨城県水戸市の『偕楽園』で行われた植樹式典に出席されるため、同県を日帰り訪問。それに伴い、近隣にある『県立水戸聾学校』にも立ち寄られたのだが、その場面でも“ダンス愛”が垣間見えたという。
「体育館では高等部の普通科、産業工芸科、被服科の3学科と中等部の4グループに分かれて、それぞれ佳子さまの前で、卓球部やダンスチームなどの活動成果を発表しました。
自身で制作したドレスを着用した高等部2年で被服科の齊藤蓮さんに対しては『素敵ですね』『型紙は自分でデザインをしたのですか』と質問されていました。
普通科のダンスに関する発表では、佳子さまが『私もダンスが好きです。これからも頑張ってください』と激励の声がけまで。やはり、ダンスに対する思いがひと一倍強いのだと感じましたね」(同・皇室担当記者)
佳子さまは、高校時代の学園祭で有志のメンバーを募り、“キレキレでセクシー”なダンスを披露されたことが話題になったことがある。進学先の学習院大学でも、ダンスサークルに入られることが有力視されていたのだが……。
「人気ダンスサークルの『N』に体験入部するも、警備面の問題から正式入部は諦められました。その後に編入した『国際基督教大学(ICU)』でも、学内で最大規模のダンスサークル『S』に入部を希望し、主催のイベントに顔を出されたこともあるそうですが、結局こちらのサークルも断念されました。大学在学中も極秘にダンスレッスンに取り組まれていたのですが、日本ではお立場上、公にダンスを楽しまれることが、長らく実現できなかったのです」(秋篠宮家関係者)
そんな中、佳子さまは2017年にイギリスの『リーズ大学』へ短期留学された際、ダンス関連の勉学にも励まれていた。
「『パフォーマンス文化産業学科』で舞台芸術を学ばれたのです。ダンススタジオが入っている大学公認の劇場施設やダンスシアターの制作、舞台芸術に関するビジネス論も学ばれました。
同じ学部には有名歌手のプロデューサーやダンスの振り付け師、俳優などの“パフォーマー”も多く輩出しています。根っからのパフォーマンサーである佳子さまは『大学卒業後はダンス関連の団体に就職されるのでは』といった声も上がるほどでした」(同・前)
ダンスが心の拠りどころに
実は、日本の大学でダンスサークルに入部されなかったものの、プライベートで民間のダンススクールに入会されていたのだ。
イギリスから帰国後の2019年の10月、東京・町田市の市民ホールで開かれたダンス大会で、佳子さまが“弾けるダンス”を披露された場面を『週刊女性』はキャッチしている。
当日はおへそが出るぐらい丈の短いトップスに黒のイージーパンツ。サイドを編み込んだ髪型でアイドルのような笑顔を見せながら、キレのあるダンスを披露されていた。スローテンポのジャズを優雅に、リズミカルなヒップホップのビートに乗り、猫のかぶりものをつけながらミュージカル調のステージも……。
「素人目から見ても、佳子さまのダンスはハイレベル。特に表現力がずば抜けていて、かなり努力していないと到達できない領域だと思います。足元にはテーピングが施されており、練習に打ち込んだ形跡があったので、学業の合間を縫ってたくさん練習されていたのでしょう。短めのトップスから見える腹筋も、引き締まっておられましたよ。皇族としてではなく、1人のダンサーとして、のびのびとその空間を楽しまれていた印象です」(ダンスサークル関係者)
近年、秋篠宮家に対する世間からの逆風が強まり続ける中で、ひときわ公務に邁進されているのが佳子さま。お忙しくされている中でも、ダンスが心の拠りどころでいらっしゃるのかもしれない。
「イギリス留学へ出発する前日もダンススクールのレッスンに参加されたそうで、思い入れが相当お強いのだと拝察いたします。コロナ禍に入ってからはスクールに通うことも、大会に出場することもできなかったのですが、スクールの仲間たちとは連絡を取り合ったり、ダンス動画を見て踊られる機会もあると聞いています。佳子さまのライフワークとして、ダンスはとても大きな部分を占めていらっしゃるのは間違いありません」(前出・秋篠宮家関係者)
また大勢の前で、いちパフォーマンサーとして思いきりダンスを披露できる日がくることを佳子さまも心待ちにされていることだろう。