9年間ナビゲーターを務めてきた先輩・三宅健からバトンを引き継いだSnow Manの佐久間大介(30)が出演するNHK Eテレ『みんなの手話』がスタート。
耳の聞こえない女の子が主人公の少女漫画を読んだことをきっかけに手話に興味を持つようになったと語る彼の番組撮影に密着しました!
NHK Eテレ『みんなの手話』新ナビゲーターに就任
'90年からスタートし、長く続く手話講座番組への出演。
「お話を聞いたときはビックリしました。ただ、自分で言うのもなんですが、僕が後輩の中でいちばん健くんと仲がいいと思っています!
健くんも僕が本当に好きなことをわかっていてくれている状態だからこそ、パスを出してくれたのかなと思いました」
オファーしてくれた番組スタッフに最初に聞いたことは“(髪色が)ピンクの僕でも大丈夫ですか?”だった。
「NHKさんの番組で(ピンク髪で)いいのかな?と心配だったんです。そうしたら“(番組のマスコットのような存在で、頭がピンク色のドラゴンの)シュドラとおそろいなので、逆にそれがいいんです”と言ってくださって。心が軽くなりました」
先輩の三宅からどんなアドバイスを受けたのか聞くと、
「“俺、9年やったから、おまえも頑張れよ!”と(笑)。9年続けられたら、あんなふうに自然に会話ができるようになるのかなと思っています。以前、健くんと一緒に舞台をやらせていただいたときに手話の話をしたことがあって。
“すごいとか、えらいと言われるために勉強しているんじゃない。純粋に手話で話がしたい、友達になりたいから続けている”と聞いたときに同じ気持ちだなと思ったことをおぼえています」
最初におぼえた手話は“うるさい”だった
少女漫画がきっかけで興味を持つようになった手話だが、昨年、グループのメンバー・目黒蓮が聴力を失った男性を演じたドラマ『silent』に出演したことで、さらに興味が高まっていった。
「いちばんにおぼえた手話は“うるさい”でした(笑)。ドラマの中でも大切にされていた言葉だったので」
番組には『silent』で夏帆が演じるろう者の友人を演じていた那須映里も出演している。
「那須さんとは、『silent』の話も少ししました。“手話を使っていた俳優さんがみんな自然で上手だった”と聞いて、自分のことのようにうれしかったですね。それから、“目黒”という手話も教えてもらいました(笑)」
ドラマ出演にあたって、熱心に手話を勉強していたという目黒と手話の練習をすることがあるか聞くと、
「練習は家でやっているので。でも、目黒に“悲しいってどうだっけ?”“怒ってるは?”みたいな感じで聞くことは、日常でよくあります。
そうするとすぐに答えてくれるので、頼りになりますね。“手話で内緒話ができるようになりたいね”って話していて。そういう存在が身近にいるのはうれしいです」
プライベートと仕事それぞれの目標は
週刊女性が撮影に入らせていただいたのは、3度目の収録。そうとは思えないほど、撮影の合間に共演者と楽しそうに手話で話をしている佐久間の姿があった。
「前回学んだ手話を使ったりして、少しずつ共演者の方と手話で話せるようになってきました。今日の収録は、いままででいちばん楽しかったですね。
初めての撮影の前に、手話は基本的に音声を発しながらやるものではないということを教えてもらいました。そして、顔の表現も含めて手話だということ。
それから、文法と同じくらい単語も大事だよと教えてもらったので、まずは単語を覚えていくことかなと思っています」
初心者としての立ち位置を大事にしながら収録に臨みたいと語る。
「プライベートでの目標は、友達とサウナに行ったときに手話で話ができるようになること。友達に手話を教えることで僕も復習になっていいんです。
仕事では、紅白歌合戦で手話通訳ができたらいいなと思って。紅白歌合戦は、いろいろな方が目指しているところ。そこで、自分が学んだことで力になれたらすごくいいなと思います」
Q.好きな手話は?
自己紹介の手話がいちばん好きかも。「はじめまして」が言えることは、とても大事なことだと思っているので。
あとは、やっぱり「ありがとう」と「こんにちは」です。相手に使われてもイヤな気持ちにならない言葉ですよね。
NHK Eテレ『みんなの手話』
毎週金曜 午前11時30分~。再放送:毎週水曜 午前0時~(火曜深夜)、毎週木曜 午前5時30分~
公式HP→https://www.nhk.or.jp/heart-net/syuwa/