4月中旬から、ツイッターの“＃凍結祭り”が再び騒ぎになっている。
「“凍結”とは、ツイッターのアカウントが運営の判断で停止され、使用不可能になる状態のことです。アカウント主からの書き込みなどができないのはもちろんのこと、フォロワーからもそのアカウントの投稿を見ることができなくなります。“凍結祭り”というのは、突如多くの人がその“凍結”状態になってしまうことを指していて、直近では、今年の2月ごろにも瀕発していましたね」（ネットニュース編集者）
規約違反や利用者からの通報など、“凍結”理由はさまざまだが、今回の“凍結祭り”は理不尽な点があるという。
「4月ごろから続々とユーザーが凍結されているのですが、理由がわからないのです。規約違反もしていないような人が突然アカウントを止められるとあって、“自分も凍結されるかも”とSNS界隈は戦々恐々としています」（同・ネットニュース編集者）
そんな“祭り”のさなか、あるアイドルグループが“大ピンチ”なのだという。
ライブ直前でフォロワーを失い「告知できない…」
「『Asterisk＊zero』という女性4人組のグループが、4月17日にワンマンライブを行うにも関わらず、このタイミングでメンバー全員のアカウントが凍結してしまったんです……。ライブまであと数日しかないのに、フォロワーを失い、告知もできず困っているようなんです」（アイドルファンの男性）
メンバー全員が“凍結”とは一体どういうことなのか。このグループのプロデューサーに問い合わせると、
「もう笑うしかないですよ（笑）」
と取材に応じてくれた。
「『Asterisk＊zero』は、主にライブイベントで活動しているアイドル。ステージに立って歌やダンスを披露して、特典会を行いながら人気を高めようと努力しています。なので、日々ツイッターでイベント告知をしています。ほかにもファンと交流したり、たわいもないつぶやきから自分たちのことを知ってもらったり。ライブアイドルにとって、ツイッターはとても大事なツールなんです」（プロデューサー、以下同）
ジャンケンをすると消えていく…まるでデスゲーム
4月の“凍結祭り”は突然訪れたという。
「規約違反はしていないはずですし、今までそういう注意を受けたことすらありませんでした。なのに、4月10日に突然、弊社の別グループのアイドルのアカウントが“凍結”。不思議なこともあるなと思っていたら、翌日以降『Asterisk＊zero』メンバーのアカウントが毎日、ひとりずつ凍結。最終的に全てのメンバーのアカウントが使えなくなったんです。しかも“永久凍結”で原因は不明。異議申し立てをしましたが、アカウントが復活するまでに1か月前後はかかるようですし、そもそも復活できるのかも不明です。毎日、メンバーがファンに向けてじゃんけんをするという“じゃんけん動画”をアップしているのですが、その動画に登場した順にアカウントが凍結しているので、それも不思議です（笑）」
“じゃんけん”をした順に消えていく、デスゲームのようなお話。結果として、17日に控えたライブも思うように告知できない状況が続いている。
「コロナ禍で思うように活動ができず、正直、人気が停滞した時期もありました。活動4周年記念にようやく大きな会場でワンマンライブを開催できることになったのに、本当にやりきれませんよ。彼女たちがいろいろな企画を考えて、頑張って増やしてきた数千人のフォロワーも失うことになりました。アカウントを作り直しても、フォロワー全員が戻ってくれるわけではないですからね……」
今、告知の最後の砦はグループ公式アカウントだという。
「まだ公式アカウントは無事ですが、これも凍結されたらいよいよ大変なことになります。生き残れるといいんですけど（笑）」
アカウントが消えても、彼女たちが頑張ってきた事実は消えないはず！
■ライブに興味を持った方はこちらへ
公式ツイッター
https://twitter.com/Asterisk_zero_
Asterisk*zero 3rd ワンマンライブ「S・O・S－星存強奏－」チケット予約サイト
https://tiget.net/events/234743