さすがの長友佑都も今回ばかりは「ブラボー!」とは言えなさそうだーー。
サッカー元日本代表・長友佑都の妻・平愛梨の実弟で、『都民ファーストの会』所属の東京都議会議員・平慶翔氏にまさかのスキャンダルが発覚した。
『デイリー新潮』が配信した4月19日の記事によると、同級生の妻と2人の子どもを持ちながらも不倫をしていたという慶翔氏。その相手というのが、同性愛者専門の出会い系アプリで知り合った20代の男性・A氏とのこと。
自民党・下村博文衆議院議員の公設第一秘書を経て、2017年の東京都議会議員選挙で都民ファーストの会から出馬。姉に愛梨、妹に平祐奈を持つだけにルックスは織り込み済みで、さらに義兄は世界的プレーヤー・長友佑都と抜群の知名度を誇った慶翔氏。
新人ながらも板橋区民の支持を得て、3位となる3万6000票を獲得して当選。2021年の都議選でも千代田区に鞍替えしながらもトップ当選を果たし、都ファの議席獲得に大きく貢献した。
そんな若き“都ファの顔”として、小池百合子都知事の信頼も厚いであろう慶翔氏。しかし、人知れない“裏の顔”を隠していようで。
政治家としての“疑惑”も告発された
選挙特番にも携わるキー局報道部ディレクターの解説。
「新潮によると、A氏との交際は2020年からおよそ3年間続き、出会い系では偽名を使用していたようですが、次第に素性を明かしていったという慶翔議員。
ところが、次第に議員による“モラハラ”が始まり、さらにA氏へ暴力を振るっていたとも。奥さんとはうまくいっていなかったのか、“俺の代わりに嫁を殺してきてくれ”などと尋常ではない発言もあったとも」
ここまでの話であれば個人間のトラブルに過ぎないのだが、慶翔氏からは偽名による秘書活動を依頼され、また偽名で提出されたという政治資金収支報告書の存在もA氏によって証言されている。
もしも事実ならば、“秘書活動”が選挙時であった場合には公選法違反、また報告書に関しては政治資金規正法違反を問われる可能性もあるだけに、公人として議場で追求される恐れもありそうだ。
「慶翔議員はA氏との関係を認めつつも“不倫とは考えていない”と主張。なんでも現時点では奥さんと離婚が成立しているとのことで、“嫁を殺してくれ”発言などの一部を否定しています。
しかし、A氏への暴力行為の有無、また政治家としての罪が立証された場合、その任命責任は小池都知事のみならず、姉の愛梨さん、そして長友選手にも問われるかもしれませんね。何せ、姉夫婦が慶翔議員を当選させたといっても過言ではないのですから」(前出・ディレクター)
心から平慶翔をリスペクトしている
初当選を果たした2017年、事務所開きに駆けつけたのは愛梨。1度は姉の応援を断ったという慶翔氏だが、
「(姉の愛梨から)“弟の晴れ舞台だから”といわれてしまって。兄(長友)からも“頑張って”といわれています。素直に、姉と兄ですから」と“兄弟愛”をアピール。
2021年の出陣式には、長友選手もマイクを手に夫婦でサプライズ登場。義弟の肩をガッシリと抱き寄せて「僕の大事な弟」と紹介すると、
「家族だからとかじゃなくて、こんなに誠実で実直で人のために一生懸命行動できる人はいない。本当に僕は心から平慶翔をリスペクトしている。皆さん、平慶翔を応援してやってください!」
聴衆に熱く語りかける義兄の隣で、感激の涙を流す“誠実で実直”な慶翔氏の姿があった。
現在はJリーグ『FC東京』に所属し、4月15日の『セレッソ大阪』戦では今シーズン初めて出場機会がなかった長友選手。そして4月に臨月を迎えたことを報告し、間も無く第4子の出産を控えている愛梨。
そこへ来ての弟の複雑なスキャンダルは、「ブラボー!」と全力で祝福できる状況にはならなそうだ。