2019年5月、原田龍二の不倫謝罪会見を取材する上路雪江リポーター、左手には結婚指輪が

 4月17日に『Smart FLASH』で報じられた、『ゴゴスマ〜GO GO!Smile!〜』(CBCテレビ・TBS系)リポーターとして活躍する上路雪江氏のW不倫疑惑。

 元岩手めんこいテレビアナウンサー時代に結婚、第1子を授かったのちにフリー転身した上路氏が、同じく妻子持ちのフリーのテレビディレクター男性と横浜・中華街デートを楽しんだというもの。

 同誌によると、有名中華料理店で食事を堪能した2人は手を繋ぎ、そのままシティホテルにチェックイン。約6時間半を過ごすと、名残惜しそうにそれぞれの帰路に向かうまでが詳細に記されていた。

 ところが彼女の所属事務所は“男女の仲”を否定。ホテルに入ったのは“近くのトイレの場所を確認するため”であってチェックインはしていない、としたのだ。

 同じく芸能人の会見取材をする同業リポーターは、「ならば堂々と番組出演すればいいと思うのですが」と案じる。

 4月から『ゴゴスマ』リポーターとして、主に水曜日と金曜日を担当している上路氏。ところが報道後の4月19日、そして21日ともに出演することはなかった。

番組内でも彼女の不倫疑惑を一切触れませんでしたし、“雲隠れ”状態の上路さん、そして番組もワイドショーの仕事を“放棄”しているように思います。

 もちろん様々なしがらみがあるのは理解できますが、ほとぼりが冷めるのを待っているのなら逆効果。今後に番組で不倫騒動を取り上げた時、はたまた彼女自身がリポーターとして会見に立ち会った時は、“あなたはどうなの?”と毎回批判されますよ」(同・リポーター)

イチローの引退会見で質問した上路氏

 かつて2019年5月に原田龍二、そして2020年12月にはアンジャッシュ・渡部建と、不倫謝罪会見では厳しい追求をすることもあった上路氏。その物怖じしない取材姿勢は、とある大物スポーツ選手にも切り込んでいた。

「野球界のレジェンド・イチローの引退会見ですね」とは、プロ野球選手取材に携わるキー局スポーツ部のディレクター。

 2019年3月、28年間の現役生活からの引退を表明した元メジャーリーガー・イチロー選手。その記者会見が同年3月21日、シアトル・マリナーズとオークランド・アスレチックスの試合後に行なわれた。

 東京ドームでの開催だっただけに、テレビや新聞の野球担当記者に加えて、普段はスポーツ取材には縁がない情報番組やワイドショーのスタッフも集まったのだが、当時『ビビット』(TBS系)リポーターを務めていた上路氏も会見に参加。

「現役時代のイチローといえば記者泣かせで知られていて、番記者でも本音を聞き出すことは難しく、また理屈が通らない質問には逆質問をしたりと取材現場ではいつもピリッとした雰囲気に包まれていました。

 晩年こそメディア対応も柔軟になったイチローですが、上路さんの質問で顔を曇らせた時はヒヤヒヤしましたよ」(同・ディレクター)

 張り詰めたような空気と静寂に包まれた中で行なわれた会見で、自ら挙手して「引退を決めた時期」について質問する上路氏に、「時期とかではなく毎日クビになる思いでプレーしていた」との主旨を独特の言い回しで答えたイチロー。

イチローを笑顔にさせた質問

 続けて「引退を意識した瞬間」を聞き出そうとする彼女に、「質問なんでしたっけ?」と聞き返すなどさらに静まり返る会場。それでも8回で退いた際に、ダグアウトで迎えていたチームメイト・菊池雄星投手が泣いていたことを質問ーー。

「号泣中の号泣でした!あいつ!びっくりしましたよ。それ見てこっちは笑けましたけどね」

 思い出し笑いをしながら茶目っ気たっぷりに振り返るイチロー。それまでの重苦しかった雰囲気を一変させる、さすがのリポーター技術を見せた上路氏。そして、

(菊池投手と)抱擁されていた時にどんな会話を交わされたのかを知りたいな〜、とあのシーンを見て思ったんですが」

 ここが勝負とばかりに、畳み掛けるように菊池投手とのエピソードを深掘りしようとしたのだが……、

「いや、それはプライベートなんで、ね。それを雄星がお伝えするのは構わないんですけども、それは僕がお伝えすることではないですね」

 表情から笑みがスッと消えたイチロー。なおも「秘密、ということでしょうか?」と食い下がる上路氏の方を見据えて、

そんな人間は絶対信頼されない

「それはそうでしょう。だって2人の会話だから。しかも僕から声をかけているので。それをここで僕が“こんなことを言いましたよ”って(プライベートを話すのは)バカですよね。絶対信頼されないもんね、そんな人間は。うん、それはダメです

 表情を曇らせながら、少々トゲのある言葉をもって拒否したイチロー。さすがの上路氏も「すごくお人柄がわかるお答えでありがとうございました」と引き下がり、芸能会見を思わせるような質問を終えたのだった。

「時に畑違いのアナウンサーやリポーターが、アスリートに頓珍漢な質問をして呆れられるのはままあること。それでもイチローの“圧力”に屈せず仕事を全うしようとした強メンタルと、彼の笑顔を引き出したのは見事でした。

 それだけに自身の口から誤解を解くなり釈明するなりした方がいい。それこそ記者会見を開いて追及される側の気持ちに立てば、さらに芸能リポーターとしてのキャリアアップにつながるのでは?」(前出・ディレクター)

 上路氏が次にマイクを手にするのは取材する側か、それともされる側か。

 

2019年5月、原田龍二の不倫謝罪会見を取材する上路雪江リポーター

 

2020年12月、アンジャッシュ渡部建の不倫謝罪会見に立ち会う上路雪江リポーター(左から3人目)

 

1999年12月、神戸市内のホテルで結婚会見を開いたイチローと元TBSアナの(旧姓:福島)弓子夫人

 

1999年12月、神戸市内のホテルで結婚会見を開いたイチローと元TBSアナの(旧姓:福島)弓子夫人