4月23日にスタートするTBS系『日曜劇場』のドラマ『ラストマン―全盲の捜査官―』。主演の福山雅治が演じる全盲のFBI捜査官と、大泉洋が演じる“孤高の刑事”がコンビを組み、難事件に挑んでいくというオリジナルストーリー。
“日曜劇場ブランド”のイメージ低下に危機感
「大泉さんは、普段から福山さんのことを“先生”と呼ぶほど慕っており、プライベートでも食事に行ったりする仲のよさはファンの間では有名な話。そんなふたりが、'10年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』以来の共演とあって、注目されています」(スポーツ紙記者)
福山は、'19年4月クール放送の『集団左遷!!』、大泉は同年7月クールの『ノーサイドゲーム』以来の日曜劇場への出演となる。
ドラマの脇を固めるのは、King & Prince永瀬蓮、吉田羊、上川隆也ら、人気と実力のある俳優陣たち。だが、このキャスティングにはTBSの事情があるようで……。
「TBSにとって『日曜劇場』は看板枠ですが、直近2作の『アトムの童』と『Get Ready!』は、ともに平均世帯視聴率が10%を下回りました。今は“視聴率だけが作品への反響を示す指標ではない”という認識が広まっていますが、それでも過去の作品と比べて視聴率が低く、あまり話題にもならなかった。
“日曜劇場ブランド”のイメージ低下に危機感を覚えているようです。なので『ラストマン』のキャスティングからは巻き返したいという強い意図が感じられます」(テレビ番組制作会社関係者)
大役を任された現場には、さぞ緊張感が漂っているのだろうか……。
4月初旬、本誌は『ラストマン』のロケ現場を目撃。東京郊外にある一軒家で撮影が行われており、早朝からキャスト陣が集結。主演の福山はいなかったものの、大泉、永瀬、吉田、さらに松尾諭らの姿が。
「そうとうお疲れ?」の様子だった永瀬廉
この日の撮影は、犯人を逮捕するシーン。一軒家の周りには大勢のスタッフが見張り立つ厳戒態勢。だが、撮影自体は終始、和やかだったという。
「大泉さんは、やっぱりムードメーカーで、撮影の合間に松尾さんと何かを話しては大爆笑。吉田さんも会話に混ざってグルメ話で盛り上がっていました。シリアスな刑事ドラマの撮影とは思えないほど楽しそうでしたよ」(近所の住民)
和気あいあいの現場で、ひとり浮いて見えたというのは、日曜劇場に初出演となる永瀬。
「ベテランの先輩方に緊張していたのか、あまり会話には加わっていませんでした。大きなあくびを何度もしていて、とにかく眠たそうで。アイドルだけでなく、最近は俳優としても立て続けに出演していますから、そうとうお疲れなのでしょう。それでも先輩たちの演技には必死についていっていました」(現場スタッフのひとり)
『ラストマン』の由来は“事件を必ず終わらせる最後の切り札”。日曜劇場の不振を終わらせる切り札となるか?