稲垣吾郎(49)※撮影/廣瀬靖士撮影協力/バックグラウンドファクトリー

 2年前の初演はコロナ禍でほぼ中止になった舞台『サンソン -ルイ16世の首を刎ねた男-』が待望の再演。「再演というか“再始動”。」と語ってくれた稲垣吾郎に芝居やプライベートの質問をぶつけてみた─。

「半袖とか正直苦手でした。今は抵抗なく着られます」

稲垣吾郎舞台『サンソン -ルイ16世の首を刎ねた男-』が再始動

 舞台『サンソン -ルイ16世の首を刎ねた男-』が始まりました。2年前の初演はコロナ禍でほぼ中止になったので、待望の再演ですね!

はい。再演というか“再始動”。あのときは僕らだけじゃなくて、世の中すべてが影響を受けた。何も感じなかった人はいないし、何もストップさせられなかった人はいなかった。止まっていた時間をエネルギーにかえて、さらに深い芝居をお見せすることができると思います。

 18世紀フランスの話ですが、僕自身も深く心に切り刻まれる、記憶に残るような作品です。こういう人物が実在したことを作品として届けることによって、未来への道標になるといいなあって」

──NHK Eテレ『趣味の園芸』の新シリーズ「稲垣吾郎 グリーンサムへの12か月」も始まりました。

「グリーンの達人を目指して初心に返ってまたイチから。これから先も園芸生活、ボタニカルライフを楽しんでいくために、学びの時間になれるといいなと思って。歴史のある番組に呼んでいただいてとても光栄に思っていますし、やっぱり季節柄、植物とかをやりたくなる。何よりもこの気候ですよね。めっきり春めいて、あたたかい気候というのが行動力をかきたててくれます」

──やっぱり気持ちも、服装も軽やかになりますよね。

「それはあります。以前はあまり肌を見せないとか、何かを身にまとう安心感が好きでしたね。今は着心地がよくてもきっちり見える服がいっぱいある。プライベートでももう薄着に対して抵抗はありませんよ。映画『窓辺にて』とかは夏の装いで、半袖とか着てね。(撮影した)夏の思い出になりました。

 でも僕、衣装は厚着のほうが多い気がしますね。『ばるぼら』ではエロス的な表現で肌も見せましたけど、わりかし着込むことが多いです。きっちり制服を着るとか、ソムリエの格好とか。僕自身にそういうイメージがあるのかもしれませんね」

この春にサヨナラしたいもの、始めたいこと

「断捨離というかモノを整理したいですね。買い物も好きなので、本とかCDとか洋服とか、物質的なものは増える一方。ミニマリストじゃないけど、シンプルに必要最低限のもので生きていきたいなって。でも10年くらい言い続けてできてないってことは、本当はそう思ってないのかもしれないね(笑)」

──始めたいことは?

「趣味のゴルフは再開したいな。海外に行く人も増えてきて、友達でもそういう話で盛り上がっています。いつもお土産話を聞くばっかりなので、ちょっと国外に出たいなって思ったり。あと、そろそろ炊飯器を替えてもいいかも。10年近く使っているんだけど、評判のいいメーカーを聞いたので(笑)」

Information

稲垣吾郎舞台『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』大阪公演 5月12日~14日、松本公演 5月20日、21日

稲垣吾郎出演NHK Eテレ『趣味の園芸』の新シリーズ「稲垣吾郎 グリーンサムへの12か月」スタート!