'20年末での嵐のグループ活動休止に伴い、“自由な生活がしたい”と、芸能活動をストップしている大野智。
表舞台に姿を見せない大野に、昨夏から“副業”の報道が相次いでいる。そのどれもが、活動休止前から好きだと公言していた“南の島”でのビジネスだ。
大野は資金を出してるだけ?
「初めに報じられたのは、宮古島でイタリアンレストランを開く計画でした。地元の魚介を使った店にしたいと考えていたそうです。しかし、噂が広まりすぎたためか、この計画は頓挫。俳優の中村昌也さんを店長とするバーへと形を変え、2月上旬にオープンしました」(スポーツ紙記者)
ビジネスの規模は拡大して……。
「宮古島の1200坪もの広大な土地で、巨大リゾートホテルを開業する計画があるそうです。すでに、宮古島の保健所にも宿泊施設としての届けも出しています。急ピッチで建設が進められており、今年2月に竣工予定だと報じられていました」(同・スポーツ紙記者)
『週刊女性』は、3月末にリゾートホテルの建設状況について現地の島民に話を聞いたが、“大野くんのホテルができる”という噂は立っているものの、その詳細について知る者はいなかった。これらのビジネスは、すべてある会社の名義で行われているという。
「大野さんと旧知の仲で、テレビ番組の制作会社役員であるA氏と、《ペンション経営》や《釣り具の製造、販売》《マリンスポーツの営業及び商品レンタル》などを目的として、'16年に立ち上げた会社です」(大野の知人、以下同)
しかし、登記事項証明書を確認すると、会社名こそ大野とA氏の名前を掛け合わせているようだが、取締役にあるのはA氏の名前のみだ。表向きには、大野は関わっていないようにも見える。
「実質的にビジネスを行っているのはA氏で、大野さんは資金を出しているだけ、というのが実情のようです。リゾートホテルの計画も、大野さんはもともとダイビングショップを開きたかったのに、いつの間にか話が変わっていたそう。大野さんは困惑しているようですよ」
この会社で行われているビジネスは、実はこれだけではない。
「会社名義で、不動産オーナーにもなっているんです。東京都下にある木造2階建てのアパートを丸ごと一棟、購入しています」
アパートの目の前に駅ができる?
そのアパートは、JRや私鉄が乗り入れるターミナル駅から、2キロほど離れた大通り沿いにある。外壁は真っ黒に塗られており、部屋数は10室ほど。このアパートを売却した不動産業者に話を聞くと、
「更地に建物を建てて、投資家に売っただけですよ」
と、大野が関わっていることはまったく知らなかったという。ただ、投資にはもってこいの物件だそう。
「駅から距離がありますが、バス停が目の前。坂道が多いエリアですが、ここは坂を歩かずに駅まで行けるので人気があります。すべて1LDKの部屋で、利回りは都心の物件よりいいはずです」(同・不動産業者)
近隣住民からはこんな声も。
「このあたりは将来、モノレールが通る予定で、周囲の家は計画道路になっています。市は早く進めたいそうですが、立ち退きはこれからなので工事はまだ先ですが……。アパートの目の前に駅ができると、噂になっています」
価値が上がると見越して購入していたのであれば、その鑑識眼は確かなように思える。しかし、リゾートホテル計画を望んでいなかった大野が、同意したうえでのビジネスなのだろうか。
4月中旬、リゾートホテルや不動産ビジネスなどの真相を聞くべく、都内にあるA氏の自宅を訪ねた。
嵐復活のキーマンを直撃
昼の12時を少し過ぎるころ、車で帰宅してきたA氏に声をかけた。すると、直撃に戸惑うこともなく、落ち着いた様子で取材に応じた。
─宮古島のリゾートホテルはどうなった?
「せっかく来ていただきましたが、それについては答えられないです」
─大野は同意していないのでは?
「自分はいくら悪く書かれてもいいのですが、彼には迷惑をかけられないので……」
─大野はお金を出しているだけ?
「いろいろと複雑でして……」
─アパート経営について伺っても?
「それもちょっと……」
と、答えるのみだった。終始、大野をかばっているA氏。とはいえ、あくまで大野の本業は“嵐”であるはず。今年の11月3日で、デビュー25周年イヤーに突入する嵐は、アニバーサリーでの再結成が期待されている。
─A氏とのビジネスがそれを阻んでいるのでは?
「それはまったくないです。彼は、こちらの会社のことで手を動かしていないですから。有名人ですし、表立っての行動はできないんです」
嵐の復活には“副業”は影響しないと話すA氏。
「いい記事にしてくださいね」
そう言い残して、自宅へと入っていった。A氏とのビジネスは“嵐より大切”なのだろうか。