ビートたけし

 4月21日にAmazonプライムビデオで配信がスタートした『風雲!たけし城 シーズン1』。‘80年代に社会現象を巻き起こし、世界各国でも根強い人気を誇る伝説の番組が34年ぶりに復活するとあり、話題を集めている。

制作は本家と同じくTBSが担当。『SASUKE』チームが関わっているとあり、本家を超える“無理ゲー”なゲームが挑戦者の前に立ちはだかります」(テレビ誌編集者)

 まさに『SASUKE』のような仕上がりになっているが、視聴者からは賛否の声があがっていて……。

第2ステージで100人の挑戦者が全滅

一般公募で集まった約100人の挑戦者が難攻不落のたけし城を攻め落とすべく、体当たりでゲームに挑むのですが、本家版でも人気の高かった第2️ステージの『龍神池』を誰1人クリアできずに挑戦者が全滅してしまったんです。

それでは番組が成立しないとあり、“敢闘賞”と称して健闘した17人がクリア扱いに。しかも敢闘賞に選ばれたメンバーも番組内では数人しか紹介されていなかったので、城主の1人である上田晋也さんですら“ちゃんと紹介しろよ”と苦笑するほどでした」(ネットニュース編集者)

 配信されているエピソード4までは城主ビートたけしが不在だったことも、一部視聴者からブーイングが出ることに。

本家版でも主役はあくまで挑戦者たちのため、たけしさんの登場シーンは決して多くはありませんでした。今回は “AIたけし”が登場してバナナマンや上田さんらとやりとりをしていますが、たけしさん本人ではなく松村邦洋さんが声真似をしているだけなので、違和感は拭えませんね」(前出・テレビ誌編集者)

 CMでは城主の格好をしたたけしの姿もあるだけに、今後登場することは間違いなさそうだが……。

ほかにも挑戦者をまとめる攻撃軍の隊長役を務めた木村昴さんも途中で一旦姿を消すのですが、これも木村さんのスケジュールの都合によるもの。木村さんが抜けた後は本家版で隊長を務めた谷隼人さんが出てくるため本家ファンには嬉しい演出となっていましたが、キャスティングで苦労した感が伝わってきます」(芸能プロ関係者)

 SNS上では、

たけしは不在で松村やし 芸人の尺長いし クリア出来ないゲームおおいし (誰もクリア出来なくても敢闘賞とかつづく) 少し残念な感じです

《amazonたけし城一緒に見てた人がさ、「これバカのSASUKEじゃん!!!バカのSASUKE!!!!」って大笑いしてたんだけど、ちげーよ!SASUKEが真面目なたけし城なんだよ!!!!

 と、さまざまな意見が飛び交っている状態だ。

『SASUKE』は『たけし城』がルーツと言われていますし、現代版にアレンジすると『SASUKE』っぽくなっても仕方ないですよね。たけしさんもFRIDAY襲撃事件の影響で謹慎していた期間があり、その期間中は『たけし城』も人形で対応していたので、“AIたけし”も現代版のオマージュと言えなくもない(笑)。

 令和版の収録は昨夏行われたため、たけしさんが不在だったのは濃厚接触など参加したくても出来ない事情があったのかもしれません」(制作会社関係者)

 期待値が高すぎた分ガッカリした視聴者も少なくなかったようだが、後半は“本丸”たけしの登場で本家に負けない盛り上がりを期待したい。