大谷翔平選手らと共にWBC優勝に貢献した、野球日本代表「侍ジャパン」メンバーの『オリックス・バファローズ』宮城大弥(ひろや)投手。彼の妹である弥生さんが、大手芸能事務所『ホリプロ』に所属するという。
WBC大会中には、息子を応援する両親と共にたびたびメディアに登場しては“兄妹愛”エピソードを披露し、「可愛すぎる妹」「超絶美少女」などとネットを騒がせた弥生さん。最初に注目を浴びたのは2019年のドラフトだった。
「オリックスに1位指名された際のドラフト特番で、宮城投手、そしてご両親の喜びの声が伝えられたのですが、同席していたのが当時中学生だった弥生さんです。
プロ入りした兄と一緒に大阪に移り、高校に通いつつ演技やダンスを学んでいたと言います。この頃には女優になる将来を描いていたのでしょう」(スポーツ紙・野球担当記者)
すでにインスタグラムのフォロワー1万人を超えるインフルエンサーでもある弥生さん。さらなる夢を叶えるべく、すでに上京もしているようだ。
4月16日の『アッコにおまかせ!』(TBS系)では、ミュージカル『浜村渚の計算ノート』主演オーディションの模様が放送されたのだが、厳正なる書類選考を通過してオーディションに臨んだ5人の内の1人が彼女だった。
オーディション参加者はダンスが得意な14歳、ドラマ出演経験もある18歳、舞台経験者豊富な19歳、ミュージカル『レ・ミゼラブル』にも出演した実力者の13歳、そして《オーディション経験ゼロ》と紹介された17歳の弥生さん。
ダンス審査で“振り”を忘れるミス
「そして売り文句はやはり、“侍ジャパン宮城投手の妹”でしたね」とは、スカウト事情に詳しい芸能プロマネージャー。
5人による1次審査「ダンス」が始まる前から、不得意を自覚しているのか、「(私が)一番下」「楽しめたら」と早くも目に涙を溜めていた弥生さん。
実際、審査本番ではリズムに乗り切れず、さらには途中で振り付けを忘れてしまうなど、参加者の中では一番踊れていないように見えた。当の本人も審査後には「何もできなかった」「後悔がある」と、すでに不合格を覚悟した様子。
ダンス審査で落とされるのは1人で、通過した4人が2次審査「エチュード(創作一人芝居)」に進むことができる。合格者3人が発表されたのち、最後の1席を確保したのは弥生さん。皮肉にも、審査後に涙する彼女を慰めた1人が不合格を言い渡されることに。
「ミュージカル演出を務める審査員・植木護氏によると、“まだ原石”“チャレンジスピリッツを感じた”などと将来性を評価したようですが、“落ちると思ってた”と本音をこぼした当の本人が一番驚いているようでした。
そしてスタジオでV(TR)を見ていた、振りを忘れた彼女に“真剣にやらなきゃダメだよね”とダメ出ししていたアッコさん。予想外の審査結果に“えっ? えぇ〜!?”と最後まで納得いかない表情でした(苦笑)」(前出・芸能プロマネージャー、以下同)
今度は“ダンマリ”だった和田アキ子
翌週の4月23日に放送された2次審査「エチュード」でも、“存在感と将来性”と紹介された彼女は自身が考えた「K-POPアイドルの凄さを母親に伝える」演技を披露。こちらも合格を勝ち取る快進撃を見せ、次の3次審査「歌唱」に臨むのだった。
「演技審査の前には“ダンスできなかったもんね”とチクリとするアッコさんですが、前回とは違って審査結果も含めて“うんうん”と頷くだけにとどめていました。“ホリプロの後輩”になることを聞かされての反応だったのでしょうか。
私見ですが、お世辞にも芝居が達者とも思えませんでしたし、現時点で言えばオーディションでの忖度、また“侍ジャパン・宮城の妹”という七光りを疑われても仕方がないように思えます」
そもそもミュージカル『浜村渚の計算ノート』はTBSとホリプロの共同企画という背景があり、オーディション参加者のほとんどがホリプロ所属、また関連性があるだけに、弥生さんの事務所入りも既定路線だったのだろう。
「確かに沖縄出身らしく目鼻立ちがはっきりした美少女でスター性も感じるのは確かです。が、審査前にプレッシャーと不安で涙を流す場面もあったように、まだまだ芸能界とは程遠い普通のお嬢さんという印象です。
WBCの“話題性”を優先したいのはわかりますが、実力を伴わない露出過多は批判対象になりかねません。まずは女優として舞台に立てるだけのレッスンを積ませた方が、彼女の将来のためになると思うのですが……」
とんとん拍子で芸能人になっていく妹の姿を、兄・大弥はどう見ているのだろうか。