左から赤楚衛二、山田裕貴、神尾楓珠

 今年1月の放送を最後に、MCを務めるバラエティ番組『#サスティな!』(フジテレビ系)の出演を休止していた、俳優の神尾楓珠。体調不良を理由に休養していたが、4月22日放送の同番組から活動を再開し、ファンを喜ばせた。しかしそのウラでは、「ここ最近、SNS上で『働かせすぎではないか』と心配されている俳優がいる」(芸能ライター)という。

村上虹郎はエヴァ舞台を降板

 『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)や『ナンバMG5』(フジテレビ系)といった人気ドラマに出演するなど、若手俳優の中でも注目を集めている神尾。映画や舞台、CMにも引っ張りだこだが、昨年12月に行われたボートレース2023年新CMの記者会見を欠席し、その後、美術展のオフィシャルナビゲーターを降板した。

 今年1月には、体調不調による「無期限休養」と報じられたが、神尾の事務所はこれを一部否定。体調不良については認めつつ、「今後も撮影の予定が入っている」と一時的な休止であると説明していた。

「売れっ子若手俳優が突然“消えた”ため、当時はネット上に心配の声が続出。神尾さんはあらゆる仕事をこなしていたものの、『事務所はさすがに働かせすぎ』『このスケジュールじゃ体調壊すのも無理はない』といった指摘も目立ちました。また、過去のインタビューで『目立つのが苦手で俳優業が向いているとは思わない』と語っていたこともあり、精神的な負担を心配する声も少なくなかったです」(前出・芸能ライター)

 そんな神尾が活動を再開し、ネット上には「おかえりなさい! 待ってたよ!」「楓珠くん復帰うれしい〜! でも無理しないでね」「大好きな俳優さんだから戻ってきてホッとした。また素敵なお芝居を見せてほしいな」といった温かい声が寄せられていた。

 一方、3月15日から「心身の不調」を理由に活動を休止しているのが、神尾と同世代の村上虹郎だ。

「虹郎さんは今年5月に開幕予定の舞台『エヴァンゲリオン・ビヨンド』に出演予定でしたが、3月に降板を発表。村上さんも神尾さんと同じくドラマに多数出演しているほか、今年4月と6月にはメインキャストとして登場する『東京リベンジャーズ』シリーズの映画が立て続けに公開されます。多忙を極める中に舞台出演が重なり、『心身の不調』を訴えたのかもしれませんね」(前出・芸能ライター)

意味深ツイートを連発した山田裕貴

 多忙な若手俳優が続々と活動を休止したことにより、ネット上では「これ以上働かせたら、活動に支障が出そう」と心配される人物が2人いる。現在、テレビドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)と『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』(TBS系)を“掛け持ち”している赤楚衛二がその一人だ。

「赤楚さんは2020年放送のドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系)で主演を務めブレークし、2022年度下期には朝ドラ『舞いあがれ!』に出演。今期はついに2本のドラマを掛け持ちするまでの人気俳優となりました。さらに、7月期にも連ドラ主演が内定しているとのウワサも。これは“働かせすぎ”を心配されても仕方がないスケジュールですね」(スポーツ紙記者)

 その赤楚以上に心配されているのが、『どうする家康』(NHK)、『特捜9』(テレビ朝日系)、そして『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』と3本を掛け持ち中の山田裕貴である。

村上虹郎

「山田さんはドラマ出演に加え、毎週月曜日には生放送ラジオ『オールナイトニッポンX(クロス)』でパーソナリティを務めています。誰が見ても厳しいスケジュールですが、山田さんが心配されているのは、体力面ではなく精神面のほう。

 というのも、以前から“病みツイート”を投稿しており、例えば昨年11月には深夜に『もうやだ』『理解者がいるか いないか』『僕らの生きてる意味は?』などと意味深な発言を連発。このツイートは翌朝に削除されていましたが、ファンからは『何があったのか心配』『山田さんを苦しめている原因はなんだろう?』などと衝撃を受ける声が上がっていました」(前出・スポーツ紙記者)

 また、今年3月にも突然「報われたい」とだけツイート。一体どういった意図で投稿したかは不明だが、やはり山田の心身を気にかけるファンの声が相次ぐこととなった。

 人気者に続々と仕事が舞い込むのは当然の流れとも言えるが、それで本人が追い込まれ、活動をストップしてしまっては本末転倒。事務所はまず、彼らのライフワークバランスを重んじる必要がありそうだ。

 

山田裕貴のツイート(本人のTwitterより)

 

山田裕貴のツイート(本人のTwitterより)

 

'19年ドラマ『特捜9』の出演者、田口浩正のライブに訪れた原沙知絵(左)と山田裕貴(右)

 

メロン熊から30歳誕生日の祝福を受ける山田裕貴('20年)