高嶋政伸と美元。2008年8月の挙式、披露宴で

 現在シンガポールに在住でモデルや女優として活動している美元(みをん)が、突如として日本の芸能界への復帰を宣言した。スポーツニッポンのwebサイト、スポニチアネックスの4月25日付記事で、今後の活動に向けた意気込みを語っている。日本の芸能事務所と業務提携し、現在復帰の準備を進めているのだという。

 美元は2014年にシンガポールに渡って以降もモデル、ウォーキング講師として活動していた。シンガポールはもちろん台湾などでモデル起用されたり、2019年にはミセス・シンガポールのグランプリに選ばれたのだという。日本で芸能活動を再開させることに踏み切った理由は、「娘(9歳)と母娘でモデルの仕事がしたい、日本語でお芝居がしたい」とのこと。

 美元といえばなんといっても高嶋政伸との結婚、離婚劇のインパクトが大きい。二人は2008年の交際開始からわずか1週間で高嶋がプロポーズし、交際5か月でのスピード婚に至った。ところが不思議なことに美元は結婚翌年の2009年8月から半年間、世界各国を巡る「一人旅」に出ている。旅を終えた直後の2010年5月に大喧嘩をしたことなどが原因で、高嶋は家を出て別居へ。

 別居後に離婚調停に入ることになるが、最終的には決裂し離婚裁判が開かれることになる。

「裁判に証拠として提出された二人の喧嘩を録音したテープが流出し政伸さん側のDV疑惑が持ち上がります。また政伸さん側が、月々の生活費に109万円を要求された事、調停中に美元さんが政伸さんの宿泊先ホテルにおしかけたことなどを裁判で証言し泥沼化します。また何より、2012年6月1日の二人が出廷した法廷で政伸さんが『芸能生活を投げ打ってでも離婚したい』とまで発言したのは衝撃でした」(当時この件を取材したスポーツ紙記者)

裁判に関しては東京家裁は離婚を認める判決を下したが、高嶋側が訴訟を取り下げ、結局協議離婚に至ったのだった。

 実業家の男性と再婚し、シンガポールに移住した美元は待望の女児を出産するなど、公私ともに充実した生活を送っていたが、騒動も風化したかけた2022年に突如としてブログで高嶋サイドの主張に対する反論を書き込んだ。

現在、悪役・怪演が大好評の高嶋政伸だがーー

 その内容は、「ハイブランド物を買ってもらったことはない」「生活費はもちろんコンビニの支払いも別」など、自分は浪費などしておらず、高嶋は金に細かかったというもの。極めつきは「家で使用するwifiも高嶋から別のものを契約させられた」との話だが、料金の折半ではなく回線を余分に契約するという節約なのかすら疑われるエピだ。

 ここで疑問に思うのは協議離婚時に口外禁止などの「約束」は交わされなかったのだろうかという事。離婚時には条件のすり合わせなどを行い離婚に至るわけだが、夫婦生活について第三者に口外しないように念押しすることが多い。

「美元さんが“新エピ”を書き込んだということはそのような約束はなかったのかもしれませんね。とすれば日本復帰後のバラエティなどでの“離婚ネタ”に否が応でも注目が集まってしまいます」(前出の記者)

'06年3月、BSフジの番組で家族そろって“イェーイ”ポーズを披露した高嶋ファミリー。高島忠夫さんは2019年に逝去

 離婚後、政伸も2015年に結婚し、2児を授かり、またそれまでの好青年イメージとは打って変わって悪役や怪演の役が増え、そちらの方向で充実の俳優生活を送っている。しかし今回の美元の復帰宣言は政伸にとっても、母の寿美花代、兄の高嶋政宏ら高嶋ファミリーにとっても寝耳に水の事態で、戦々恐々としているのではないだろうか。

 

 

高嶋政宏の結婚式に出席した故・高島忠夫さん、寿美花代、弟の高嶋政伸

 

若き日の高島忠夫・寿美花代夫妻

 

高嶋政宏とシルビア・グラブの結婚披露宴にて('05年)