「OK、横浜アリーナ!」
岩崎大昇の叫びが会場に響き渡る。次世代を牽引するジャニーズJr.内の6人組ユニット・美 少年が、全国3か所を回る初の単独全国アリーナツアーを完走。その一会場、横浜アリーナでフレッシュな魅力を振りまいた。
単独全国アリーナツアーでのびのびの「美 少年」
オリジナルナンバー『Sing It』で幕を開けると、デニム地にキラキラをふんだんにちりばめた衣装をまとった6人がゴンドラに乗って天井から登場。那須雄登の「俺たちが神奈川で一番美少年でしょー」や、藤井直樹の「楽しむ準備できてるの?」、佐藤龍我の「美 少年を幸せにする準備はできてるのかい」など、思い思いに煽るたびにペンライトが大きく揺れる。
みんなで騒げる曲が欲しいと作ってもらったアップテンポでキャッチーな新曲『BigWave!!!!!!』では、メンバーも楽しそうにジャンプ&ダンス!!前半が終わるとMCへ。彼らにとって声出しが解禁されてから初めてのコンサートだっただけに、浮所飛貴「まだイケるでしょー!?」に、会場が「イェーイ!」と返すラリーで盛り上がる。
後半、初のオリジナル曲にしてライブ定番の『Cosmic Melody』をキュートに歌い、同名主演ドラマのエンディング曲だった『ザ・ハイスクール ヒーローズ』では自転車で会場を駆けまわり元気いっぱい。ククールなダンスナンバー『Super Boys』に続き、ヘドバンも飛び出すハードな『Boom SHAKALAKA』では、正統派王子様系アイドルといわれる彼らのワイルドなパフォーマンスを堪能でき、いい意味でギャップに驚かされた。多彩なステージで楽しませてくれた美 少年のさらなる飛躍に期待が高まる♪
MCでは『春は短し恋せよ男子。』の撮影現場で流行っているという“食べ物をどれだけセクシーに言えるかゲーム”がスタート!
怖いもの知らずの最年少・金指一世が「だし巻き卵っ…♪」と先陣を切ると、
「紅ショウガっ…」(那須)、「ビビンパっ…」(岩崎)、「大学イモっ…」(藤井)、「エスカルゴのオーブン焼きっ…」(佐藤)、「パパイアっ…」(浮所)とそれぞれ挑戦。会場を爆笑の渦に巻き込んでいた。
<取材・文/熊谷真由子>
青春ラブストーリー『春は短し恋せよ男子。』で主演の活躍
恋愛に縁のない仲良し男子高校生4人が恋に落ちていく青春ラブストーリー『春は短し恋せよ男子。』。主演するのは、美 少年のメンバーで岩崎大昇(20)、那須雄登(21)、金指一世(19)、藤井直樹(22)の4人。
岩崎「メンバー6人全員でやらせていただいたことはありましたが、この4人で主演というのは初めてです」
金指「それぞれ演じるキャラクターがまったく違うので、“私、この子がいい!”みたいな感じで推しを見つけながら、楽しんでいただけたらと思います」
親友が恋のライバルになるストーリー。もし、実際に親友と同じ人を好きになったらどうする?
岩崎「諦めないです。でも、やっぱり親友のことは応援できないですよね……」
那須「僕も同じで、応援しないです」
藤井「応援するけど、諦めもしない。選ぶのは相手だと思うので」
金指「好きになっちゃったら諦めないです。でも仲がいい友達がライバルっていうのは気まずいですね」
岩崎「逆に親友だから、気を使わなくていいっていうのもあるかもね」
高校を舞台にした物語。撮影中に“青春だな”と感じたことは?
岩崎「掃除のシーン。中学校以来、やっていないので」
那須「みんなで班に分かれて。担当があって。たしかに学生ならでは」
藤井「年齢を重ねるごとに音楽室だったり、保健室だったりがちょっと懐かしく感じる(笑)」
金指「あと、シンプルに教室で授業を受けるシーンとかは、“学生してる”って」
那須「常々言ってるけど、俺、男子校だからさ。教室に女子がいるのが、ちょっと信じられない」
『春は短し恋せよ男子。』それぞれの役柄タイプ
那須雄登
演じる【青について】女性からモテて、クールな一面がありつつ、すごく自然体で抜けているところもある。4人の中でいちばん恋愛が面倒だと思っているタイプ。
藤井直樹
演じる【偉人について】普通であることにコンプレックスがあるキャラクター。4人でいるときも一歩引いている。でもみんなと一緒にいる環境に居心地の良さを感じてます。
岩崎大昇
演じる【太陽について】明るくて快活で、男子高校生特有のバカっぽさも。姉の影響で女の子に偏見があるのと、女子の心の声が聞こえる特殊能力を持っています。
金指一世
演じる【刀磨について】4人の中で一番まじめかつ、しっかりしています。3人の恋愛の相談に乗ったり、勉強の面倒を見たり。少しずつ恋愛に興味を持つようになります。