ネクストブレイクとして注目の萩原利久。小学3年生の時に「目立ちたい。ちやほやされたい」と芸能界を目指し子役からスタートした。
子役時代に演じたオカレモンJr.役は学校でも話題に
ドラマやCMのほかバラエティー番組『めちゃ×2イケてるッ!』にオカレモンJr.役で出演し、「いちばんちやほやされました」と振り返る。学校でも話題になった。
「恥ずかしさとかはなかったです。からかってくる人はいましたけど(出演番組を)“見ているんだ”と勝ち誇った気持ちになっていました」
役者を意識したのは中学生になってからという。
「小学生の時は習い事の延長みたいな感じでやっていました。中学1年の時に現在の事務所の先輩の菅田将暉さんと兄弟役で共演したことや“大人の芝居”を現場で体感したことで役者のスイッチが入りました」
高校時代の思春期や進学を迎えても迷いはなかった。
「楽観的なところもあったと思うんですけど、役者をやることに迷いは全然なかったです。大学はどちらも中途半端になると思って行きませんでした。役者として生きていく決断した時期です」
その後、ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』や映画『十二人の死にたい子どもたち』『牛首村』などの話題作に出演。主演した連続ドラマ『美しい彼』は男子高校生2人のピュアな恋愛模様が人気を博し、映画『劇場版 美しい彼~eternal~』が公開されヒット、ブレイクした。
「演じることに変わりはないですけど、たくさんの方に見ていただけることはとてもありがたいと身に染みて感じています。今回のドラマも多くの人に見てもらえたらうれしいです」
主演する土曜ナイトドラマ『月読くんの禁断お夜食』(テレビ朝日系土曜夜11時30分~)では、ミステリアスな料理上手のクール男子・月読を演じている。ストイックで食に興味を失ったパーソナルトレーナーのそよぎ(トリンドル玲奈)に月読が料理を振る舞い癒していく、グルメラブストーリー。
「原作のコミックは物語が違和感なく進むんですけど演じてみると突然、そよぎの家を訪れたりするのはストーカーと紙一重になってしまう。関係性のステップをちゃんと踏まないとミステリアスな月読が不審者になってしまうので(視聴者に)受け入れられる人物になるように演じています」
料理初心者のためクランクイン前からキャベツの千切りで包丁に慣れる練習をして役作りした。
「包丁は持っていたんですけど使っていなかったので切れない状態でした。途中からドラマで使用する同じ包丁で練習しています。千切りキャベツはたまる一方で(保存が)冷蔵庫だけでは間に合わなくて冷凍しています」
料理をしながらの芝居にも苦労している。
「料理の手順に気をとられて下を向きすぎて顔が映らないとか、料理をしている手元がうまくいかないとか難しいです。月読は料理が好きという思いが強いけど、僕が料理をしないのは、その部分が足らないからだと思います。撮影現場ではおいしい料理の作り方を教えてもらっていますが、100%楽しめることはなくて修業に近い感覚です」
そんな本音を微塵も感じさせない本編に注目!
萩原利久のリフレッシュ法
撮影に追われる日々をリフレッシュさせてくれるのが、プレミアリーグサッカー、プロバスケットNBAをそれぞれ観戦し、玉置浩二の曲を聴くこと。
「海外の試合は夜中の中継が多いけどリアルタイムで見ます。仕事があるときは寝たほうがいいのかもしれないけど(生中継で)見ないとストレスになります。最近は試合時間になると自然に目が覚めるようになりました。仕事の時は目覚まし時計が欠かせません(笑)」
NBAのスター選手、ステフィン・カリーの大ファン。「中学生のころから大好きで、彼みたいになりたいと思っています」目標はスター俳優⁉