芦屋マダムも納得の好青年ビジュアルも見事!(公式SNSより)

 4月23日に行われた兵庫県芦屋市長選挙で初当選したのは、高島りょうすけ(26)だ。高島新市長は、私立灘中学・高校を卒業後、東京大学を経て、ハーバード大学を卒業という超高学歴の持ち主。1万9779票を獲得し、26歳の史上最年少市長が誕生する運びとなった。灘高時代の生徒会活動をきっかけに芦屋市と関わるようになった高島氏は、市政に興味を持つようになったという。日本屈指の高級住宅が立ち並ぶ芦屋市に実家を持ち、灘中・灘高を卒業したOBに話を聞いた。

「まずこの文句のつけどころがない学歴が芦屋在住の奥様方に刺さらないわけがないですよね。そして有名選挙プランナーによってブラッシュアップされたという、眼鏡を外して前髪を上げ、おでこを出した、清潔感満点のお顔。これも奥様方のハートをつかんだんでしょう(笑)。灘の生徒会長って、まさに文武両道の鑑のような人しかできない。部活に全力で打ち込み、勉強の成績もトップレベルでないと立候補すらできない空気がある。しかも彼の部活はラグビー部らしく、僕が在校した20年前のラグビー部の印象ですが、イケイケなやつらしかいなかった。世間がイメージするようなガリ勉タイプではまったくないはずです」

“高島を暗殺しなくてはヤバい”

 天は二物を与える。

芦屋市長選挙に立候補する前から、TikTokで彼の存在を知っていました。“ハーバード卒にGoogle入社試験を解かせてみた”の動画が100万回再生を記録していたり、肩書の使い方や見せ方などSNS戦略も今っぽくてうまい。選挙戦では18歳までの医療費無償化・公教育の改革・介護支援の充実など、全世代に向けた基本政策を訴えていて、これはもう敵なしといった感じですよね。このまま総理大臣とかまでになるんですかね」(同・灘OB)

 そんな順風満帆な高島氏に、インターネット上では何やら穏やかでない波風が。「とあるYouTuberが4月下旬、“高島を暗殺しなくてはヤバい”といった内容の動画を投稿。暗殺教唆だとネット上で拡散されました」(一般紙記者)

芦屋市に問い合わせてみた

 物騒な話はさらに、「ツイッターアカウントでも同様の内容の投稿がなされたり、メディアプラットフォーム『note』でも《【至急】芦屋市長の高島崚輔を暗殺しないとまずい。》といったタイトルでの投稿が確認できました(※現在noteは削除済み)」(同・前)と続いた。

 いずれの内容を確認しても、論理は支離滅裂。誰がどう読んでもおかしいとはわかるが、注目集めの目的にしても、ただの過激発言では済まされない。2022年の安倍晋三元首相の銃撃死亡事件や、4月17日に起きた岸田首相襲撃事件などが、戦後の日本で現実に起こってしまっている中、暗殺扇動はシャレにならない。芦屋市に市としての本件への対応を問い合わせたところ、

このたびお問い合わせいただいている件について本市としても現在適切に対応しております。公人の安全上、ご配慮いただきますようお願いいたします」との回答が企画部市長公室よりあった。

 高島新市長は公式ホームページにて、《皆さまと共に、この芦屋市を世界で一番住み続けたい、そんな街にしていきたいのです。もし『高島、これは違うぞ』と思った時も是非、声を届けていただきたいのです。皆さまに誰よりも近く、そして皆さまと誰よりも密に市政を担い、そして、世界で一番素晴らしい芦屋市にしていくことをここに誓います(一部抜粋・原文ママ)》

 日本の未来もお願いしたい!

 

安倍元首相銃撃事件の現場。二発目の銃声が鳴る直前の女子高生の姿。その後、混乱に巻き込まれる(目撃者提供)

 

安倍元首相に発砲された瞬間、警護と思しき者は驚いて後ろを振り返り…(読者提供)

 

8日16時ごろ、安倍元首相が撃たれた現場では鑑識作業が行われていた