五月病はもともと受験を終えて大学に入学した学生が、ゴールデンウイーク明けに無気力になってしまうという現象をさす※画像はイメージです

 日常の気になる疑問を解決!連休明けに怖いのは五月病。ほかに注意すべき月は? 知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。

知って楽しい!おもしろ雑学

Q.連休明けに怖いのは五月病。ほかに注意すべき月は?

A.6月、9月、1月なども要注意。長期休み明けは体調を崩す人が多いです。(公認心理師 大美賀直子さん)

 長期休み後は、学校や会社に行くのが億劫になるもの。5月は「五月病」という言葉もあるが、この「〇月病」、ほかにもあるのだろうか。「実は、〇月病といえる症状は他にもたくさんあります」

 そう教えてくれたのは、公認心理師の大美賀直子さん。

「五月病というのは、新年度に環境が変化し疲れた人が、ゴールデンウイークの長期休暇で気が緩み、休みが明けても緊張の糸が緩んだままで気力が湧かなくなること。お正月休み明けの1月など、休みを満喫して気が緩み、平日とのギャップが生まれやすい月に注意が必要です」

 寒さが増し、抑うつ状態になりやすい11月~2月などもメンタルを崩しやすいので要注意なんだとか。また、今年は外出自粛が緩和し、5月の休みを目いっぱい楽しんだ人が、「6月病」になる心配が。

「6月病の原因は、五月病を引きずって梅雨時季に突入すること。メンタルに大きな影響を与えるセロトニンという脳内物質を活性化させるには太陽光が必要ですが、雨天が続くとセロトニンの分泌が弱まり気がめいります。

 特に今年の5月は久しぶりの旅行などを楽しみ、平日に気力が湧かないまま6月に突入という人も増え、6月病のリスクも高いといえます」

 また、メンタルが落ちるイメージがない9月も注意。

「9月後半は季節の変わり目で台風も多く、気圧の変動で自律神経が乱れます。自律神経が乱れると体調が不安定になり、身体の調子が悪いと気持ちも落ち込みます。

 基本的なことですが、どの月でも睡眠時間をきちんととって、休息をとることが一番大切です」