2020年8月に俳優引退宣言をしたのち、2022年5月に格闘家デビューを公表した高岡蒼佑が注目を集めている。4月28日にチャンネル登録者110万人超えのYouTubeチャンネル『街録ch〜あなたの人生、教えて下さい〜』に出演。「高岡蒼佑/大ブレイクの裏で自◯未遂/『アイツは薬と関東連合』超大物俳優が流したデマ」と題された動画は瞬く間に話題となり、視聴回数は45万回を超えている(5月9日現在)。
高岡といえば、国民的女優・宮崎あおいとの離婚や傷害事件などで度々世間を騒がせてきた印象を持つ人も少なくないだろう。俳優時代は映画『パッチギ!』(2005)で北朝鮮に渡ろうとする在日朝鮮人2世の役を演じ注目を集め、ドラマ『ROOKIES』(TBS系、2008)などの話題作にも出演。演技力の高さは評価されていたものの、炎上騒ぎや傷害事件などを経て、2020年8月3日にインスタグラムで引退宣言。
《誇らしくもあり、険しくもあった、役者という道から、本日を持って退かせて頂きます。体力はありますが、気力の限界。全て出し尽くし、演りきりました》
コメント欄には岡田准一の名前が
ファンから惜しまれながら表舞台から去った2年後、40歳にして格闘家デビュー。過酷な訓練を経て出場した2戦ともに見事勝利をおさめ、今年の1月に引退を表明した。
そんな高岡は、『街禄ch』の動画で自身の生い立ちや過去に起きた騒動の裏事情について赤裸々に告白。少年時代に抱いた大人への不信感が自身の人格を形成していったことを振り返り、10代でホームレスになった壮絶な過去も明かした。また、俳優時代に同業者にデマを流されたり、精神科に通いながらも自ら命を経とうとしたことなど、今まで語られてこなかった葛藤についても触れた。
動画のコメント欄には、応援メッセージや今までの印象と変わったという声が溢れているが、なかにはこんな声も。
「宮崎あおいとの離婚理由にも切り込んでほしかったけど、流石に流せないか」
「今の旦那・岡田准一のことはどう思ってるのかな……」
高岡が宮崎と電撃結婚したのは、2007年のこと。結婚後は仲睦まじくデートする姿もキャッチされたものの、2011年末に離婚。その理由は明らかにされていないが、当時、高岡が「テレビが“韓流偏向報道”をしていると批判し、炎上したこと」や「宮崎の不倫疑惑で夫婦仲が修復不可能になったこと」などが関与しているのではと囁かれていた。
《人妻に手を出す不倫男》
その後、宮崎は、婚姻中にもかかわらず“温泉旅行に出かけた”と報道されたV6の岡田准一と2017年12月23日に再婚。宮崎が再婚を発表した数日後、高岡はインスタグラムで意味深な言葉を綴っていた。
《自分は変わらず俳優として自分と向き合いたい これからもただそれだけ 誰とも戦わない 結果自分とだけ最後まで戦い続けます それしかありませんので 皆さんと同じです もう相手にしない》
そこには元妻・宮崎へのメッセージと思われる文章も添えられていた。
《頑張れな 俺も頑張る 必ず幸せになれ 守るべき家族 共に歩く道 困難は乗り越えられる 俺も今が1番幸せだよ ありがとう》
しかし、その一方でツイッターでは、《旦那が海外に行っている最中に人妻に手を出す不倫男もいる。闇。これが芸能界》と不倫を匂わせるようなショッキングな投稿も後にしている。
結果として、今回の『街録ch』でもその詳細は明かされなかったが、インタビュアーから離婚理由について、当時高岡が“韓流偏向報道を訴え炎上”したことも関係している? と問われると……。
「普通に考えてやっぱり相手方は大手(芸能事務所)にいるし、問題発言をしたひとりの俳優がいて、それが国民的な女優さんと一緒にいるってことはやっぱり良くないんじゃないですか。難しい問題ですよね。ただ浅はかだったということですね、僕がね」
ふたたび何かを“匂わせ”つつ、濁しながら答えるのみだった。
これ以上は“ノータッチ”か……と思いきや、高岡は動画公開の2週間前、インスタグラムで驚きの“挑戦”を表明していた。
「負けたっていいから…」
「4月14日、俳優の勝地涼さんがNHK『あさイチ』に出演してキックボクシングの趣味を明かしたのですが、同日夜に高岡さんがインスタでこれに反応。ニュースを引用する形で“この人とやってみたい 切実に 宜しくお願いします”と対戦アピールしました。続く投稿ではさらに“クローズ最強の滝谷源治ともガチで戦ってみたいし 綾野剛くんでも良いかも”と、かつて出演した映画『クローズZERO』シリーズで共演した“滝谷”役の小栗旬さんと綾野さんとも戦ってみたいとコメント。
彼らとの試合が実現すれば確かに話題性は抜群ですが、それ以上にフォロワーを驚かせたのが、続く文章でした。高岡さんは“最終的には芸能界最強と言われる岡田くんとも負けたっていいからやってみたい”と、なんと岡田准一さんへの“果たし状”とも取れるような言葉を綴ったんです」(芸能プロ関係者)
高岡が言うように、岡田はさまざまな格闘技の師範やインストラクターの資格を有しており、アクション作品ではノースタントで見事な立ち回りを見せるなど“芸能界最強”の呼び声は高い。
『週刊女性』が2018年、数々の格闘技雑誌を創刊し、自らも中国武術などを実践、研究する山田英司氏に取材した際も「格闘技経験者による芸能人大会みたいなものがテレビでありますけれども、そのレベルではないね。芸能界最強じゃないですか? 仮に本気で試合をするのなら冗談抜きでプロのリング、『プライド』(かつての世界最高峰の格闘技イベント)のリングに立てる、と私は思います」と太鼓判を押されていた。
そんな岡田に対する、キックボクシングの試合で現状“無敗”の高岡からの挑戦状。ネット上では、
「岡田くんと、どっちが強いんやろ?」
「バリバリ若いときに岡田准一とやってほしかった」
「因縁、ストーリーはバッチリ」
など、2人の対戦を望む声が上がっている。
とはいえ、現在は『パッチギ!』の撮影の思い出もある京都に移り住み、一般女性とともに2人の子どもたちと幸せに暮らしているという高岡。『街録ch』のインタビューでは今後について、「僕の人生なんで僕がやりたいと思ったことをやる」「本当に明日死ぬかもしれないぐらいの気持ちで生きてます」と、自身の生き方を語った。
5月1日には、インスタグラムにボクシンググローブの写真を投稿し《命懸け》《これで最後》とふたたび戦いに臨む様子を見せた高岡。リングの上で、いつか“ケジメ”をつける日が来るのか――。