「“鳥探してます”の場合、無理じゃ〜ん?って思うのよ。特徴とか、名前とか書いてあるんだけど、いや〜、無理だと思うよ〜みたいな」
5月5日放送のバラエティー番組『ネコいぬワイドショー』(BS朝日)にゲスト出演した眞鍋かをりが、街中で見かける“迷い鳥”を探すチラシについて私見を述べ、嘲笑するような様子が炎上している。
手で口元を押さえつつも堪えきれず、笑いながら話す眞鍋に同調するように「鳥はさ、確かにね」と爆笑する、番組コメンテーターの『さらば青春の光』森田哲矢と周囲のスタッフ。片や、そのやりとりを不安そうに苦笑いを浮かべる司会のフリーアナ・森千晴の様子が放送され、一部のネットニュースが眞鍋の発言に対する批判の声を記事配信したことで一件は瞬く間に拡散された。
批判が殺到、見逃し配信は打ち切りに
5月7日には、かつて“アベノマスクブラ”を披露して炎上した経験がある港区議会議員の“ゆづか姫”こと新藤加菜氏も、
《うわあ、、、、 これはひどい。。。》
《必死で家族を探す人をこんな馬鹿にするなんて。》
と、ツイッターで不快感を露わに。
『ネコいぬワイドショー』は、犬や猫などのペットを飼うゲストのエピソードトークを掘り下げる、ほのぼのとした動物バラエティー。自身も愛犬家として登場した眞鍋だったが、見逃し配信サービス『TVer』では、炎上騒動を受けてか、まもなく配信期間を待たずに打ち切られた。
ネット上では、
《鳥も大切な家族ですよ? 大切な家族を必死に探してる人に対してあの態度なに? 犬猫に比べたら難しいのは百も承知だわ それでも大切な家族だから必死に探してるんです》
《眞鍋かをりさんは鳥飼さんを見下してるの?ゲラゲラ笑って酷すぎる。 迷子になった家族に会いたいと切実に飼い主さんは思ってチラシ作ってるんだよ》
と、さも“犬猫以外のペットは家族じゃない”とするような発言に捉えられてしまったのか、特に愛鳥家からは辛辣な意見が集まっている。
配慮に欠けた発言で炎上を招いた眞鍋だが、彼女の言葉が物議を醸すのは何も初めてのことではない。
眞鍋の“炎上歴”
「2021年9月、フジテレビ系『ワイドナショー』で、芸能人の不倫問題について“私は『真っ白です』バッジみたいなのを作ったらいいと思う。バッジをつけた人が不倫をした場合は、堂々と糾弾していい”と独特のルールを提案。これに対して、彼女が2010年に所得隠しや脱税の疑惑で世間を騒がせたこと、さらに“夫の吉井和哉さんが前妻と離婚する前から交際していたのでは”という不倫略奪婚に関する疑惑が報じられた過去の影響で、“グレー”な情報を信じた人たちを中心に、ネット上では“よく言えるな”“自分が真っ白だとでも?”と、批判的な声が集まりました」(ワイドショースタッフ、以下同)
コメンテーターとしてレギュラー出演している『ひるおび』(TBS系)でも、発言が度々話題になっている。
「2022年5月には、山口県で発生した4630万円の誤送金問題について“役所のミスで若者の人生がめちゃくちゃに……”と、返金に応じなかった田口翔被告を擁護して炎上。今年1月には、子どものマスク着用について“笑顔が見えない”“デメリットが多い”と反対的な意見を述べて、“無責任なコメントでは”と物議を醸しました。今年3月、放送法の解釈に関する行政文書の問題が取り上げられた際には、“この文書がどれくらい影響力があるものなのかよく分からない。捏造とか本物だとか延々やっていて、何のための時間なのか”と発言し、ネット上で“テレビに出ているのなら、放送法の解釈の重要性くらい理解しろ”といった声が寄せられました」
さらに2020年12月には、あの人気漫画を巡ってこんなことも。
「眞鍋さんはツイッターで『鬼滅の刃』の“二次創作”のイラストを楽しんでいることを明かしたのですが、著作権者に無断で二次創作をする行為は、原則として禁止されているため、“二次創作は隠れて楽しむのがマナー”“芸能人が堂々と二次創作の話をするな”と、アニメファンの怒りを買ってしまうことに。率直な意見や感想などを正直に発信してきた眞鍋さんですが、あまり炎上が続くようであれば、テレビ局も起用の仕方を考えなければならない。今後もコメンテーターの仕事をこなしていくなら、発言にはもう少し気を使う必要があるでしょう」(同・ワイドショースタッフ)
またしても“炎上歴”が増えてしまった眞鍋。影響力のある立場をわきまえて、緩みがちな心の“帯”をしっかりと締め直すべきかもしれない――。