いつまでも若々しく美しい女性。そんな女性に憧れる人も多いのでは? 若々しく美しい女性というとやはり「女優」が思い浮かぶ。
米ロサンゼルス在住の女優・桃井かおり(72)や、脚本家デビューすることがわかった元宝塚歌劇団月組トップ娘役だった黒木瞳(62)。
「週刊女性PRIME」ではお馴染みの浅香唯(53)や石田ゆりこ(53)など、思い浮かぶ人は数多くいる。そこで、美容整形外科『高須クリニック』の若佐医師に「まさにバケモノ級」と感激した女優は誰なのか、若く見えるポイントとともに話を聞いた。
黒木瞳? 桃井かおり? その若見え、“バケモノ級”な女優は誰?
回答者:美容整形外科『銀座高須クリニック』若佐文医師
―――女優はみな、美しく若々しいという印象がありますが、先生も驚かされるレベルの若見え女優さんといえば、どなたが思いつきますか?
若佐医師(以下若佐)「やはり黒木瞳さんなのかな。60代とは思えないきれいなフェイスラインはため息ものです。でも、桃井かおりさんもすごいですね。70歳ですもんね! 『マツコ会議』(日本テレビ系)に出演されて、話題になったのも納得です」
―――確かにお肌もツヤツヤで、驚きました!
若佐「お顔が美しいのはもちろん、シミやシワの少ないハリのあるお顔からデコルテにかけて綺麗なお肌がずっと続いているのは本当にすごいです。実はデコルテって年を重ねるとシミができたりハリが失われ、年齢が出やすい反面、エイジングケアがしにくい場所なんです。
その証拠に、高齢になるとみなさんデコルテが隠れる服やハイネックなどを選びます。70歳でデコルテを出すって、さすがの桃井かおり!って感服しました」
―――エイジレスな服装といえば夏木マリさんも若々しいですね
若佐「夏木マリさんも本当に若い!自分のスタイルを持って、かっこいい年のとり方をしている印象です。特に鼻のきれいさが印象的ですね、ツンと高くスッキリとした鼻はお若い頃からずっと変わらず素敵です」
―――鼻? 鼻も老けるんですか?
若佐「老けますよ! 垂れたりで老けやすいパーツです。鼻を支えている筋肉や靭帯がおとろえ、小鼻が横に広がったり、元々鼻が高い人だと下に垂れてきたりします」
―――知りませんでした! でもみなさん、若々しいけど化粧はナチュラルなのもすてきですよね
若佐「ええ、厚化粧じゃなくお肌もきれいで、もしかするとこまめにハイフやレーザーなどエイジングケア施術やシミ取りなどしているのかも?」
―――やはり先取り・こまめなケアは若見えの勝ちルートですね。ところで彼女たちよりもう少し若い世代の、若見え予備軍はいますか?
若佐「丸顔で若々しい、浅香唯さんや森高千里さん。あとは定番の石田ゆり子さんかな」
―――黒木さん桃井さんもですが、丸顔っていいんですか?
若佐「そうですね、ある程度脂肪がある丸顔の方が若く見えます。顔の輪郭の凹凸が少ないことが大事です。凹凸があると男性的な印象や老け見えに繋がります」
女性のデコルテケアは大事!
―――顔以外に、デコルテも骨っぽいと老けて見えますか?
若佐「それはありますね。年齢を重ねて脂肪が少ない人のデコルテは、『残念だな』という印象になりやすい。それをなくすにはある程度ムチっとした体型だったり、シミにも気を遣う必要がありますね」
―――顔だけじゃなくデコルテも大事なんですね。デコルテのエイジングケアはどのような方法がありますか?
若佐「それが、デコルテを若々しく見せるのは、美容整形でもとても難しいんです。みなさんエステに行かれますが、正直エステじゃそこまで変わらず、やはり若いうちから日焼けをしないなど日常的なケアが大切です。体のシミは顔に比べて、皮膚のターンオーバーが遅く、取るのに難航することもあります。デコルテにハリを出すならショッピングリフトでデコルテのリフトアップを行うのも効果的ですね」
―――なるほど! ところで、デコルテもですが歳をとるとパーツが筋張って見えるのはなぜでしょうか?
若佐「皮膚が薄く伸び、ハリも失われ、全体の脂肪が落ちてくるからです」
―――やはり脂肪って大事ですね。では、先生が思うバケモノ級若見え女優は誰でしょうか?
若佐「デコルテ部門は桃井さん。顔は黒木さんですね。中でも黒木さんのたるみの全くないフェイスラインはすごいの一言です。目元もシワシワしていないし、他の方々はある程度の脂肪があるから若さを保っていられているという印象がありますが、黒木さんの場合は余分な脂肪がないのに若さを保てているという印象で、その点がバケモノ級です。大地真央さんも若々しいですし、宝塚出身者は若くなる魔法でも学ぶのですかってくらい!」
―――宝塚出身で言えば、天海祐希さん、檀れいさんも若々しいですね
若佐「檀さんは顎が少し割れていて損をしてますが、これをヒアルロン酸で埋めればもっと美しくなりそうです。若見えと言えば、77歳の吉永小百合さんも82歳のデヴィ夫人も驚きの若さです。中でもデヴィ夫人はデコルテが本当にきれいですね」
―――顔もだけどデコルテも大事なんですね。新型コロナウイルスが落ち着いて、外出も解禁されつつある今。日頃から日焼け止めが手放せなくなりそうです。今年は首回りも気を付けます!
今回お話を伺ったのは……
若佐文(ワカサ アヤ)先生:
久留米大学医学部卒業、久留米大学病院、久留米大学医療センター、嬉野医療センターに勤務。その後大手美容外科クリニック渋谷院院長を経て、令和4年より銀座高須クリニック勤務。二重整形くま取り等目周りの施術が得意。その人の美しさを最大限引き出すため、丁寧なカウンセリングを行っている。日本美容外科学会会員。