野球日本代表「侍ジャパン」メンバーとして、大谷翔平選手やラーズ・ヌートバー選手らと共にWBC(ワールドベースボールクラシック)制覇に貢献した、『埼玉西武ライオンズ』の主砲・山川穂高選手(以下、敬称略)にまさかの醜聞だ。
『文春オンライン』が5月11日に配信した記事によると、2022年に都内ホテルで20代の知人女性A子さんに性的暴行を加え、警察に強制わいせつ事件として被害届が受理されたとのこと。
文春取材に西武球団はトラブルの報告を受けているとし、すでに事情聴取を受けたという山川は「絶対に無理やりではない」と“強制”ではなかったことを主張しているようだ。山川には2017年に結婚した妻と、まだ幼い長女がいる。
「記事によると、山川選手に対するA子さんの処罰感情は強く、示談を拒否しての起訴、逮捕の可能性もありそう。もちろん彼にも言い分があるわけで、食い違う両者の主張の真相解明が待たれます」(スポーツ紙芸能デスク)
野球選手による女性絡みのトラブルといえば、2022年9月に発覚した『読売ジャイアンツ』坂本勇人の“中絶トラブル”騒動が思い出される。この時は女性側とは和解済みで、坂本は大きくイメージを損ねたものの球団側は“お咎めなし”とした。
主にパ・リーグの現場取材を重ねるスポーツライターは、山川のシーズン後を気に掛ける。
今シーズンでFA権を取得する山川
「仮に“無罪”を勝ち取ったり、はたまた“被害女性”との間で示談が成立したとしも、妻子持ちの身でありながら女性と関係を持ったことには変わりなく、むしろ坂本よりも印象は悪いかも。西武球団はファミリー層を大事にしていますし、特に山川は子どものファンも多いですからね。
そして今シーズン終了後、彼をほしがる球団は現れるのか、というか山川と“相思相愛”と思われるソフトバンクは手を引っ込めるんじゃないかな」
2023年シーズンでFA(フリーエージェント)権を取得する山川は、昨年に西武から提示された複数年契約を断って単年契約を締結。かねてより番記者の間でも“既定路線”とされていたのが、出身地である沖縄県に近い『福岡ソフトバンクホークス』への移籍だ。
それが現実味を帯びたのが、『マイナビオールスターゲーム2022』で起きた珍騒動。7月26日の第1戦開始前、パ・リーグチームの『オリックスバファローズ』吉田正尚(現ボストン・レッドソックス)の打撃練習をライブ配信していた無人カメラが選手同士の会話と思われる音声を拾ってしまったのだ。
選手A「アグー、ソフトバンク行くらしいよ」
選手B「誰だって?」
選手A「アグー!」
選手B「アグー!? えっ、来年じゃないの?」
この”選手A”とされたのが、山川のチームメイトだった元西武の『東北楽天ゴールデンイーグルス』浅村栄斗で、”選手B”がソフトバンク・柳田悠岐。そして“アグー”とは山川の愛称。
総額約50億円の超大型契約が白紙か
「つまりは2023年シーズン終了後に山川選手がFA権を行使してソフトバンクに移籍する、という会話であったと。もちろん音声の主たちも含めて真相は明かされるはずもなく、ただ、NPB(日本野球機構)のYouTubeチャンネルで問題シーンを含めた動画が視聴できなくなった(苦笑)」(前出・スポーツライター、以下同)
2021年、2022年シーズンをオリックスが連覇したパ・リーグにおいて、覇権奪回をねらうソフトバンクはWBCで大活躍した、昨年にFA権を行使した近藤健介を『北海道日本ハムファイターズ』から獲得。
「一部では7年総額約50億円の超大型契約とも報じられた近藤だけに、本塁打王3回、打点王1回のリーグを代表するスラッガーの山川も、同程度の評価と契約で迎えられる可能性もありました。
その大型契約が“おじゃん”になるかもしれない今回のスキャンダル。それでもFAを強行したとして手を挙げる球団があるとすれば……、巨人でしょうか」
来シーズンはどのユニフォームを着ているのだろうか、それともーー?