坂本冬美さん

 全国ツアーや1か月にも及ぶ座長公演、テレビ出演、オフィシャルYouTubeチャンネル「冬美チャンネル」での動画配信など、多岐にわたる活動で多忙な毎日を送っている坂本冬美さん(56)。そんな坂本さんの日頃の様子は、オフィシャルサイト内のブログ「冬美便り」で垣間見ることができる。

「朝食」で身体を整え「ガーデニング」と「韓流」で心を癒す

 写真つきのブログで目を引くのが、ベランダで育てているという植物の写真。春先からはバジルや小松菜、ブロッコリーなど、野菜の投稿が多くみられる。

「ベランダで育てているお花や野菜を育てることが、私のリフレッシュ方法のひとつなんです。いろいろ育てていますが、バジルはカプレーゼにしたり、たくさん採れた時はトマトすき焼きにドバッと入れて食べてみたり。去年収穫したピーマンとナスは煮びたしに。キュウリはサラダやお漬物でいただきました」(坂本さん、以下同)

 手作りの料理や、外食メニュー、公演中の食事など食べ物に関する投稿も目を引く。実は坂本さん、朝食には特にこだわりが。

「藤あや子さんからアドバイスをいただいて以来、朝食をしっかり食べるようになりました。ごはん、おみそ汁、焼き魚、ミニトマトを入れたサラダ、煮物、卵料理、納豆、梅干し、のりが定番メニューで、納豆に梅干しを入れてのりで巻いて食べたりしています」

豚汁、肉じゃが、きんぴら、さばの塩焼き、野菜など朝からバランスのとれたボリュームメニューが坂本流

 さらに、食事前に飲むドリンクにもこだわりがある。

「豆乳にお酢を3杯とハチミツを入れたものと、トマトジュース。それから、好んで飲んでいたのですが、残念ながら生産終了となってしまった『皮ごと丸かじり赤ぶどうとビート』の代わりに、最近はブドウジュースを飲んでいます」

 なるべく食で身体の健康を維持したいと語る坂本さん。以前は血圧の数値が気になっていたが、今ではすっかり安定した。この朝の定番メニューが“元気の源”なのだ。

 しっかり食べながらも、日々の努力でスリムな体形を維持している様子。

「朝食の前は30分ほどストレッチをして、自宅の階段の上り下りを15往復しています」

 また、生活の中での軽い運動も心がける。

「時間を見つけてコツコツと。お風呂に入った時には、水を入れた500mlのペットボトルをダンベル代わりに振っています。何でもそうですが、少しずつでも“続けること”が大事なんですよね」

坂本冬美の心の栄養は?

 心身共に元気に過ごすためには、身体にはもちろん心にも栄養が必要だ。坂本さんの心の栄養とは?

「ステージに立ち、お客さまから拍手やご声援をいただいた時が一番の幸せ。ファンの皆さまからの応援が私の心の栄養です。あとは、移動が多く、動物は飼えないので、豆柴のかわいい置物に癒されています(笑)」

 ちなみに昨秋はドラマ『silent』にハマったもよう。昨年末の『NHK紅白歌合戦』のリハーサル時にSnowManに会った際、主演の目黒蓮さんに直接その感動を伝えたそう。

 また、以前から韓流ドラマファンを公言している。

「『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』、『私たちのブルース』、『39歳』などが特に好きです。『哲仁王后』、『王になった男』、『太陽を抱く月』といった時代劇もよく見ます」

 たくさんの人に感動を与え、全国各地を忙しく飛び回り、自分のひとり時間も充実させている坂本さん。

「私のようにずっとシングルの方や、お仕事一筋だった方、子育てが一段落して第二の人生が始まっている方など、さまざまな方がいらっしゃるかと思います。どの方も、誰に気兼ねすることなく、ご自分のための時間を多く持って、やりたいことを思う存分楽しんでいただきたいですね」

坂本冬美(さかもと・ふゆみ)●1967年3月30日生まれ。NHK『勝ち抜き歌謡天国』で名人となり、19歳でデビューしてから、数々の賞を獲得。紅白には20年連続34回出場する日本を代表する演歌歌手。