7月スタート予定のドラマ『この素晴らしき世界』(フジテレビ系)で、若村麻由美の主演が発表された。
「当初、主演予定だった鈴木京香さんが体調不良で急きょ降板。制作中止の可能性も取り沙汰されましたが、若村さんが代役を快諾して、なんとか制作を再開することになりました」(テレビ局関係者)
京香は手術を受けたとも報じられたが、事務所は否定。
「昨年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では丹後局を演じていましたし、木村拓哉さんのアルバム収録曲の作詞を手がけるなど、多彩な活躍を見せていました。詳しい病状はわかっていませんが、心配ですね」(テレビ誌ライター)
芸能の仕事以外でも、京香が話題になったことがある。
「都内にある『ヴィラ・クゥクゥ』という名作住宅を購入したんです。建築界の巨匠ル・コルビュジエに師事した吉阪隆正氏の設計で、竣工から60年以上が経過して解体されそうになっていました。建築に造詣の深い鈴木さんはどうしても残したいと“管理人”として改修を行っています」(スポーツ紙記者)
工事は昨年の夏から始まっていたらしい。
降板直前にパーティーを開催
「秋ごろまで職人さんが入って作業をしていました。価値のある建物ですから、鈴木さんのような方が購入して、きれいに修繕してくれるのはうれしいですね」(近所の人)
今年の4月上旬には、ここで密やかな“パーティー”が開催されていた。
「窓とドアを全開にして、バイオリンの生演奏が聞こえていました。本当に近いご近所さんだけを招待していたみたいです。ケーキが入っていそうな大きな箱も運び込まれていましたね。どうやら建物の修繕が終わった“お披露目会”だったそう。京香さんと思われる楽しそうな声や、大きな笑い声も聞こえていました」(別の近所の人)
最近まで京香は元気だったことは確かだ。体調について聞くために京香の母親宅を訪ねたが、「すみません……」とだけ言って、インターホンは切れた。
『この素晴らしき世界』は、京香に“あてがき”されたドラマという話もある。
「脚本担当のクレジットには《烏丸マル太》とありますが、これまで聞いたことのない名前。実は三谷幸喜さんが別名で書いているという説があるんです。ドラマのプロデューサーのペンネームではないか、とも言われていますが……」(前出・テレビ誌ライター)
三谷幸喜が《烏丸マル太》なのか
京香は三谷脚本の大河ドラマすべてに出演し、民放ドラマの『王様のレストラン』(フジテレビ系)や映画『ラヂオの時間』にもキャスティングされている。三谷とは縁が深い女優なのだ。真相を確かめるため、5月中旬の朝、愛犬と散歩中の三谷に話を聞いた。
「それは、僕ではないです。大河ドラマとかで僕の名前を使うと“コメディーなんじゃないかと色眼鏡で見られてしまうからペンネームでやりたい”と言ったのが、噂の理由ではないかと思います」
と否定した。では、《烏丸マル太》とは誰なのか。
「作品のプロデューサーのことも知ってるので話は聞いていますが、正体については僕の口からは言えないです」
京香についてはやはり心配している様子で、「また明るい笑顔が見たい」とコメントした。“素晴らしき復帰”を期待したい。