5月22日、ジャニーズ事務所のアイドルグループ・King＆Prince（以下、キンプリ）が5人体制での活動を終えた。
2018年5月23日に岸優太、平野紫耀、神宮寺勇太、永瀬廉、高橋海人、岩橋玄樹の6人でCDデビューし、2021年3月末に岩橋がグループから脱退（同時に事務所からも退所）して以降、5人で活動してきたキンプリだが、昨年11月4日に岸、平野、神宮寺の脱退および退所がアナウンスされた。5月22日が、3人の脱退日である。
一部のファンが暴走
平野と神宮寺は脱退と同時にジャニーズを離れるが、岸は脱退だけ済ませ、後から退所すると発表されていた。そして脱退のその日、岸は9月30日をもって退所することをブログで報告。そんな彼と平野、神宮寺が去った後のキンプリは、永瀬と高橋の2人体制で活動を継続していくことになっている。
「キンプリの“分裂”が発表された直後から、ネット上のティアラ（キンプリファンの愛称）たちは大荒れしていました。その中で、事務所サイドを批判する声が出ることも少なくなかったのですが、一部の間で過剰な言動もみられ、そういう層は“暴走ティアラ”と呼ばれるように。良識あるティアラが暴走ティアラをたしなめ、そのうち騒動が拡大し、ジャニーズファン全体から問題視される……といったことがたびたび起こるなど、混乱が続いてきました」（芸能ライター）
一方、キンプリ分裂までのカウントダウンは止まらず、ついにその日を迎えることに。直前の5月20日に放送されたNHKの音楽番組『Venue101』に出演したキンプリは、5人で最後のステージに立ち、ベストアルバム『Mr.5』に収録されている『Beautiful Flower』を披露。メンバーが涙する場面もあり、ネット上のティアラも一緒に号泣していたようだ。
「お前をターゲットにする」
ここまで来て、ネット上の多くのティアラは、寂しさを抱えつつも、
「5年間、本当にお疲れ様でした。私はこれからも、彼らが残してくれた素晴らしい曲たちを愛し続けます」
「キンプリのファンでいられてよかった」
「最後まで大好きなKing＆Princeでいてくれてありがとう。幸せをくれてありがとう。5人が必ず幸せになりますように」
などとキンプリへの感謝を書き込んでいる。
しかし、そのような中で、「暴走ティアラ、最後の最後までキンプリの顔に泥を塗る」「いい加減、暴走ティアラたちは黙って」と苦言を呈する声も。
実は、一部の暴走ティアラが「キンプリラスト歌唱をTVer対応してない土曜深夜NHKにもってきた」として事務所を批判していたり、ジャニーズ事務所社長・藤島ジュリー景子氏に“危害”を加えることをほのめかすような書き込みをしたりしていたのだ。
「5月22日朝、あるツイッターユーザーが『さぁゲーム（サバゲー）の始まりだ。目標はジュリー』『暴走ティアラでも何でも好きなように言え！』『お前は私達ティアラから大切なキンプリを奪った。だから、お前をターゲットにする』といった投稿をしていたのです。当該ツイートはすでに削除されていますが、その前に複数のツイッターユーザーの目に触れていたようで、『脅迫行為に値すると思います』『捉え方によっては殺害予告になる』などと問題視されていました」（前出・ライター）
キンプリ5人体制の最終日まで、物騒な暴走ティアラが注目を集めてしまったことは残念だが、やはり許されない書き込みというものはある。ただ今後、キンプリを離れる3人と、キンプリとしての活動を続ける2人が、それぞれの道で輝いてくれたら、ティアラによる騒動が起こることもなくなるだろうか。
